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星ヶ丘。そこはお洒落な中に清楚さや情緒を纏っている建物たちが並ぶ場所。
それは建物だけに非ず、一軒一軒の庭を彩る植物たちにも言えることである。
椿 美咲紀
はそんなご近所さんたるお家のお庭を眺めるのを、すっかり日課にしていた。
―― ガーデナーにとって、とても良いお勉強なのです。
野性に育つものも勿論それならではの装いがあるけれど、人の手で深い愛情を注がれた花達は、同じ品種の花でも育てた人の雰囲気や思いを受けてそれぞれが個性を持っていて。
自分のところのコたちも綺麗なれど、余所様のコ達もこんな咲き方があるのかと見聞が広がるのだ。
「それに、自宅庭に入れられなかった花達を堪能できる素晴らしさよ」
そう、何よりそれである。
叶うならば望んだ花全てを入れたいのだ。しかして当然大きさや環境を考えると無理な話で。
「という事で、この季節、アジサイ巡りは余所様のお庭拝見♪」
季節を代表するアジサイも、やっぱり自分の庭にお迎えしたかったわけだが。
草花なら入れ替え簡単だがそういう訳にもいかない。花の無い期間、他の植物に入れ替えるというのも以下略。
もごもごと自身を慰める言葉を反芻しつつ、素敵なお庭を発見すればその度にデジカメ撮影の許可を取りに突撃☆
水玉模様の傘を肩と顎とで器用に挟んでから、しっかり両手でカメラを構え撮影する。
撮る際には、『今日も綺麗に咲いてますね~』なんて喜びを語りかけたり。
何軒目かのお庭の前を通りがかったそんな時、足首に何かが絡まった感触を受けた。
は、と足を止めて足元に視線をやると。
「なんと、小ぶりなアジサイちゃん。まぁ、しかも萼が透明だなんて凄いのです」
蔦が動いていますが些末な事なのです! とばかりにしゃがみ込んでは、しげしげと半透明な花弁部分を観察する。
「あらあら素敵なのです、その姿、お写真撮ってもイイですかぁ?」
当たり前のように話しかけてくれる美咲紀へ、どこか喜ぶように揺れるアジサイ。
それを目にすれば、美咲紀も意気揚々とカメラを構え。
「こんな素敵なアジサイ、見たこと無いのです」
パシャッ☆
「今日はツイてますね、1日イイ気持ちで過ごせますですよ!」
パシャリッ☆
「あっ、良いですその角度! そのまま目線くださーい!」
パシャシャッ☆
「そこのホタルブクロさんと並んでの姿もイイですね?」
パッシャリン☆
「お花めぐりするとやっぱり幸運が舞いこむのです!」
パシャシャシャーッ(連写)
興奮してお花への愛が弾け始めた模様。
蔦に至っても、美咲紀の言葉にノリノリでアジサイを囲うように円を作ったり、ポーズと言われれば半透明な花弁に蔦先を触れさせまるで小首傾げているふうだったり。
美咲紀とアジサイ、ウキウキワクワクと暫し撮影会を堪能していれば。
「ほえ? 色が変わってきたのです!?」
ファインダーから覗き見た半透明だったモノが、ゆっくり色彩帯びた後、それは鮮やかな蒲公英の色へと染め上がった。
それはまるで蒲公英で出来た小さなブーケのよう。
カメラの手を一旦下げて、美咲紀は密集する花弁一つ一つがしっかり染まり切っているのを指で触れて確認する。
「しっとりと濡れる姿、とても情緒深いのです。素敵」
本来この時期には終わってしまっている色、そこに落ちる潤いの雫たち。
とても貴重な姿を見せてもらっている気分で。
「この出会いに感謝なのです!」
今しかない儚さを纏って見えたからか、高らかなテンションを少し落ち着かせては丁寧に角度を決めて、再びカメラに収めた。
―― プルメリアと並んだら、本当に素敵な花束に見えそうですね。
あまり流通していない花だから難しいだろうけれど、とちょっぴり寂しさ覚えつつ。
いつまでここに在ってくれるだろう。もう明日にはいなくなってしまうだろうか。
そう考えが過っては、一瞬陰った表情をふるふる振って。
もう一度にっこり笑顔を作れば、美咲紀はもう暫くの間この蒲公英色のアジサイとの語り合いを楽しむのだった。
綿毛のようにどこかへ飛んでいってしまう、そんな姿を心に浮かべながら。
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担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ゲーム
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月30日
参加申し込みの期限
2018年07月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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