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. . . シ ト シ ト . . . . . シ ト シ ト . .
「ア! よかった、やっと降ってきたよ」
「『水の器』、もーちょっとで消えちゃうところだったね」
「あぶなかったー」
「あぶなかったー」
「お水の季節なのに、中々降らなかったもんね」
雨雲から小さな水の粒がしたたってきたのに気付いて、祈るように空を見上げていたナニカがパッと笑顔になりました。
次第に粒は雫に、乾いた森の緑たちに潤いを落としていくのを見つめながら、それらはいくつかの葉っぱを覗き込みます。
いえ、正確には葉っぱの上に乗った半透明な花びらたちに話しているふうで。
「でもホラ。少し力もどったみたい。早速飛んでったよ、『水の器』のコたち」
「あとはこれで、お色もらえればいーんだけどね」
「ニンゲン、雨スキ? ボクたちはスキー」
「どうだろーね。お外に出るニンゲンは少なくなるみたいだけど」
「カサ? っていうの持ってるニンゲンだと、『水の器』のコたちに気付かないかもしれないねー」
「あのコたちせっかちさんだから、きっとダイジョーブだよ」
「ダイジョーブ」
「ダイジョーブ~」
「そうだね。蔓伸ばして気付いて―ってしてそうだもんね」
聞きようによってはちょっぴり不穏な事を、にこにこと話すナニカたち。
『水の器』と呼ばれたアジサイたちをお見送りしてから。
自慢の羽を閉じて、雨宿り~♪
ニンゲンのマネっこかのように大きな葉の下にもぐっては、暫し恵みの雨を嬉しそうに見上げているのでした。
いつも大変お世話になっております、蒼色クレヨンです。
た、多分っ、ご好評いただいたようだった『月夜染め』の、お花違いバージョンをお届けに参りました!
もう少し季節移り変わってからにしようか悩んだのですが、……アジサイ、イイヨネ☆(我慢できなかった模様)
◇半透明なアジサイを貴方色に染めてあげよう
雨の降る日。
一人の下へ一輪、今にも消えそうな半透明色のアジサイが助けを求めるように、ふと気付けば傍にあります。
向こう側が透けて見える花の部分以外、葉っぱや蔦は青々とくっきり見えるので、
一瞬アジサイがそこにあるのか気付かない人もいるかもしれません。
早くお色が欲しくて、肩をトントン、時には必死に縋りつくように、その体へ蔦を伸ばし
アジサイは貴方を呼び止めるかも?
半透明なアジサイを目に留めれば、『今』抱いている感情や想いを徒然に語りたくなります。※アジサイ相手に
アジサイは、一つの強い感情を受けることで、その花びらを染め上げます。
・誰かを想う感情……赤
・楽しい、嬉しい感情……黄
・寂しい、切ない感情……水色
・涙(悲しい涙、嬉し涙等)が落ちる(アジサイに)……深い青
などなど。
各々のアクションから、当方の偏見100%で色が決まります(おおまかに上記参照)
内容如何によっては、上記以外の色もあり得ます。
(どんな色があったかは、前作:月夜染め 宜しければご参照☆
※この時は全員様が恐れ多くも当方に「お任せ」でした(平伏っ))
「絶対『青』で!」など色のご希望も勿論可! その際はアクション冒頭に「青」と一言ご記載頂ければOK。
(一番強い気持ちの色となるため、うっかり語り過ぎて喜怒哀楽いっぱい、なアクションとなっても
どれか一つの色になります。)
◇『今』何を想い、感じているでしょうか
心情中心、GA以外は完全個別描写となります。
また今回は、以下のNPCさんも登場可能ですので、そちらと絡みご希望の際はアクションにご記載下さい☆
なお、アジサイのお色はご参加キャラ様の感情や想いの色に染まります。
(NPCは基本、語りを聞いてる・見守る側になり、感情の色はアジサイに反映されませんのでご了承ください)
雨が降っていれば、どんなシチュエーションでもOK(日中、夜、お天気雨、雨を窓越しに眺める建物内、等)
GAにおいて。
例えば3名様の場合、1名だけ蔓に捕まり語って、他2名が聞いている感じでもOK。
2名がそれぞれ語り1名が聞いている、3名全員が個々に捕まり順番に語る、も勿論良し!
(一人につき一輪の為、『一輪に対し2名が語りどちらかの色または両方の色に染まる』はNG。
アジサイさんが困惑します)
語り切るとアジサイが染まり始めるので、ビックリ眺めるところまで入れて頂いても歓迎☆
アジサイ自体は、人がいなくなった頃にひっそりと群生地に帰っていきます。
【登場可能NPC】※全員まだ半透明なアジサイの存在に気付いていません。
・七夜 あおい:傘をさしてお散歩中、蔓に腕を絡め取られどうしたものかと困っている様子。
・野菜原 ユウ:蔓に肩を叩かれ、挑戦されてるのかと誤解。
「おう! やんのかっ?」と蔓と向き合いファイティングポーズ中。
・鷹取 洋二:ワカメヘアーを結ぶように蔓に引き留められ「僕の美貌を見たいのかい?」と素で蔓と会話中。
・瓜山 メイ先生:腰に巻きつかれ「動く植物!?」と完全に怯え。微動だに出来ずぷるぷる震え中。
前回のマスコメをリメイクして楽をしたどっかのヘッポコがいたとかげふんっ。
サブタイトル「当文房具限界ボキャブラリーチャレンジ!」(←台無し)
アジサイと一緒に雨に濡れながらしっとりシリアスに、
蔓と戯れながら楽しくハートフルに、など
お望みのジャンルに転がれるかと思いますので、存分にキャラ様らしく語っていただければ幸いです!
※なお、リアクションの描写文は上記プロローグの「です・ます調」では無く、当方いつもの調子になります。
胸を高鳴らせながらご参加をお待ちしております、蒼色クレヨンでした☆