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<零神探訪>青の幽玄(ブルー・アルカディア)
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●聖域・1
「俺は入り口で見張っとくよ。ギミックで閉じてたって事は、大切な場所って訳だし、他の道がなくて追い詰められる可能性もあるしな。異変があれば知らせるし、怪しい動きした人がいないか遠目で確認するよ」
そういって残った
志波 武道
を残し、一行は順に扉を潜った。
扉の向こうはまた闇だった。
かがり火で照らせば、ぬめりけのある天然岩の回廊で、遠くにぽつり、光が見える。
光までたどり着くとそこには、聖域というにふさわしい光景が広がっていた。
神が作りたもうたと思わずにはいられない巨大な空洞。
長い年月を掛け育まれた、奇怪でかつ美しい天鵞絨のカーテンのような鍾乳石。水晶。仄かに光る水滴。
その中を、ごうごうと滝が音を立てて流れ落ちる。
乳のような飛沫をあげる滝は月のように淡く光っていた。
青き光が波となって反射し干渉しあい、空洞の中を幻想的に照らし出す。
そこはまさに青の幽玄。
――理想郷(アルカディア)というにふさわしい場所であった。
回廊は、巨大な滝の前に弧を描く様に張り出した岩場に繋がっていた。
偉大なる滝を前に、黒衣の人物が粛然と立っていた。
黒衣の人物は、来客に気付き、ゆっくりと振り返った。
身に纏った漢服は黒。頭には黒い箱型の烏帽子めいたものを乗せている。喪に服しているかのように顔を黒い布で覆っている。手足にも黒の布を巻き、腰には儀式用と思しき剣を帯びていた。
「ようやくお出でになりましたね」
「あなたがこの村の指導者……『天師』どのかしら?」
「左様」
ブリジットの問いかけに、天師は男とも女ともつかぬ声で答える。
闇の魔物――その言葉から、おどろおどろしいモンスターを想像していたブリジットは拍子抜けしたような気持ちになった。
言葉が通じる。
ただそれだけでほっとしてしまう。
この村の僵尸たちとは、まったく意思疎通が出来なかった。札を貼れば大人しくなったが、それは言葉を理解したからじゃない。ただ命令を聞く木偶人形となるだけだ。それに引き換え、目の前の天師には、人間らしい所作がある。
「油断、しないで」
恵御納 夏夜
が仲間たちにだけ聞こえるよう小声で注意を促す。
人のように見えるだけ、だ。異形の可能性を捨てきれない。
夏夜は素早く目を走らせ、零神像を捜す。
(ない……どこ? 天師が持っているの?)
警戒を緩めぬ一同に、天師は落ち着いた様子で、恭しく一礼した。
「お待ちしていました、寝子島のみなさん。――同じ故郷を持つ方々よ」
「同じ故郷……ということは貴方はやっぱり零神時代にこの地に渡ってきたのね?」
ブリジットが先ほどの推理を確認する。
「ははあ、『零神』というのは聞き馴染みがありませんが、神々の戦いに負けて地上に落ちた愚かな神のことですかな? 私どもが崇拝しているのはそのような子ども騙しの神ではありません。神々の戦いの勝者、死を超越し、不死の力を分け与えてくれたのは『絶神』様です」
「
たちがみ
……」
「左様。絶神様のお力で、私どもはこの地にて、千年の時を生きてきたのです」
天師が大仰に両手を広げる。
ブリジットたちはつられるように天井を仰ぎ見た。
そこには――墨の濃淡のみで雲間での争いの姿が描かれていた。
天使のように、大きな翼を広げた者がいる。
悪魔のように、曲がりくねった角や蝙蝠のような羽根の生えた者もいる。
兎や蛙やたくさんの動物たち、いびつなものたちも加わり、鳥獣戯画の一場面のようですらある。
その中央に、真黒き烏を従えた黒き狼が描かれている。
対峙するは――白き雲間から差す光。
肝心の”負けて地上に落ちた愚かな神”の姿は、描かれていない。
天井画は未完成なのである。
まるで憎き敵の姿を描くのを嫌ったかのように。
「待てよ……」
八神 修
が静かに言った。
「古き時代に神々の戦いがあった。その勝者が絶神だと言ったな。すると敗者は地上、寝子島に落ちた――すなわち寝子暦ゼロ年に落ちた神、零神ということになる。零神は天に戻ったという伝承が残っているが、貴方たちが信仰する絶神は今何処にいる? 何故あなたたちは落人のように、こんな異国の辺境の地に隠れ暮らしているんだ?」
「なにか異論がありますか?」
天師の余裕のある声。だが修も負けじと笑みを作る。
「ああ、大ありだね。この天井画にしてもそうだ。何故、零神を描かない? もっと華々しく勝利を讃えるような図案でもよかったじゃないか。シヴァ神を踏むカーリーのようにね。けれどそうはしていない。絶神のことも、寝子島には伝わっていない。すなわち……」
修は、天師を真正面から見据えて告げた。
「
最終的に、絶神は零神に追いやられた。違うかい?
」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>紅燈火街(レッドランタン・タウン)
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
17人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月01日
参加申し込みの期限
2018年07月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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