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【中間テスト】4日目のラクガキ革命
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「合理的に勉強してきた甲斐はあったな。一夜漬けの時に過去問題とエロテロしておいてよかった……」
草薙 龍八
は答案を見直し、出来映えに自信を持った。
ただ、一点気になることが……さっきから視界の隅をうろちょろするサンマさんの落書きだ。
「このサンマさんは危ない予感がする……!」
龍八の直感がそう訴えていた。
正解の場所を守るように斜頸陣形の塹壕を描いて、それから銃を装備した兵士を配備。
「戦いは数で決まることが多い……。ちょっとした世界史の戦術だな……」
『答えを頂きに来たぜ!!』
「……来たな。全軍、引き付けて一斉射撃だ。右翼から左翼へ引き込ませろ」
龍八の命令に従って、棒人間の兵士は豆鉄砲をぱしぱしサンマさんに食らわせた。
その間に、龍八は兵器の建造に取りかかる。大雑把な講堂の見取り図を描き、放射能のハザードシンボルの入ったミサイルを描いた。
「ふむ、こんなものかな」
左翼に引き込まれたサンマさんに、兵士達は右翼から囲むように掃討戦を行う。
「……よし」
サンマさんがちらほらと撤退を始めたのを確認し、
「着弾地点は……ここから遠いところにしておこう」
龍八はレーダーマップの代わりにした見取り図にグリグリと印を付けた。
「よーく爆発しろよ」
落書きの煙を答案に撒き散らしながら、ミサイルは飛んでいった。
(キャットアイランドのカジノに置く景品どうしようかなー)
あらかた回答を書き終わって一通り見返した
猫島 寝太郎
は答案用紙の隅に落書きをしていた。
(こんなのどうかな……)
試しに描いてみたのは、皇子と馬の埴輪と、青森の木造駅にもそびえる遮光器土偶。
(結構、かわいいデザインだと思うんだけど……ん?)
ふと寝太郎は眉を寄せた。
(手元に、答案用紙の答えをじろじろと覗き込むミニチュアのサンマさんがいる……ような?)
疲れてんのかな? と目をこすってよく見ると……。
問3.竪穴式住居とは?
地面を深さ1メートル、半径数メートルほどの円形や角形に掘り窪め
その中に木材で家の骨組みを作り、土や葦などの植物で屋
「答えが食べられた!?」
不思議事件に目をパチクリさせたその時、むくむくっと落書きの埴輪皇子が立ち上がった。
『敵はサンマはに! 迎撃はに!』
『皇子のご命令とあればひひ〜ん』
「ええ!? こっちの落書きも! ……というか、この馬喋るんだ!」
『移動式浮遊砲台“遮光器土偶”キドウシマス』
「土偶も!?」
『神聖なる日本史の時間を乱すものは許さないはに!』
剣をかざす皇子の号令で、馬埴輪は突撃。ぱからぱからとサンマさんを蹴散らしていく。
『マツロワヌ民ニ神ノ一撃ヲ。焼却光線“アラハバキ”発射』
遮光器土偶の閉じた目に光が走り、ビューッビューッ! と糸のように細い線が走った……刹那、爆発が答案の上に広がった!
「な、なにこれ? 空想科学古代戦争? す、すご……」
『物部(もののべ)の者よ!』
「……へ? あ、も、もしかして自分のこと?」
『そうはに! 兵器の製造は物部氏の役目はに! とっとと援軍をよこすはに!』
「ぞ、増援要請……!?」
「……なんかおもしろいことになってるわねー」
隣りの席で、同じクラスの
神薙 焔
は目を輝かせて空想科学古代戦争を見ていた。
「援軍ならあたしが送ってあげるわ!」
「え? か、神薙さん?」
「なんだかよくわからないけど、描いたものが動き出すらしいわね!」
焔は自分の答案に目を向ける。ちょうどその時、正答を狙ってまつろわぬ民ことサンマさんが近付くのが見えた。
「“長篠の合戦”のあたりを食べようとしてるわね、なら……」
ペンを走らせ、素早く精密さよりも勢いで武田騎馬軍団と織田の鉄砲隊を描く。
「火力支援を受けて騎馬軍団が突撃! 史実ではぶつかり合った戦国最強軍団の共闘よ!」
『鉄砲隊第、ってぇーーーーー!!』
『ぎゃっ!!』
パン! パン! パン!
と火縄銃の乾いた音が炸裂すると、サンマさん達はパタパタと倒れた。
『騎馬隊、突撃ーーーーーっ!!!』
『うわ! うわわ!! なんか来たーーっ!?』
怒濤の勢いで迫る騎馬軍団に蹴散らされ、サンマさん達は散り散りになって逃げる。
「た、楽しい……」
焔はほっぺを桃色に染め、自慢の軍団にうっとり。
調子が乗ってきた彼女は熱を込め、今度は旧日本軍の戦闘機を描いた。
「零式艦上戦闘機、日本が誇るゼロファイターよ!」
滑走路には、彼女のおじいちゃんが好きだった空母“赤城”の多段式飛行甲板を用意。
「ニイタカヤマノボレ、ドーゾ! トラ・トラ・トラ!」
一斉に飛び立った零戦の一団は、一路お隣りの寝太郎の答案に。
特撮映画ばりの戦闘が繰り広げられる寝太郎の答案にドガーン! ドガーン! と絨毯爆撃を開始!
「ちょ、ちょっと。今、なんか一緒に自分の答えも吹っ飛んだような……」
寝太郎は青ざめた。
『薙ぎ払うはに、土偶!』
『焼却!!』
皇子の号令で、目から光線! 閃光が走ったあとしばらくして、
ドッガーーーン!
と大爆発!!
「うわああっ! やっぱり答えも吹き飛んでるよ!!」
「古代、戦国、近代の連合軍よ! このドリームチームに勝てるものならやってみなさい、青魚!!」
「挑発しないで、神薙さん!!」
「うーん……とりあえずうめたしもうわかんないからいいや」
あとはもう天まかせ、というわけで、
七音 侑
は早々にテストを諦めた。
侑は暇を潰すつもりで答案にせっせと落書き、(・w・)……こんな顔の顔文字小人を描いた。
『きゃわー』
「……にゃはっ♪」
不意に、声を上げた小人に侑はニッコリ……して目を剥いた。
「え? しゃ、喋ったに! か、可愛いに!」
テスト中じゃなかったら写メるところなのにー、と彼女は目をきらきらさせた。
よく見れば、喋って動いてるのは小人だけでなく、サンマさんの落書きも机の上を闊歩してる。
「他の人がサンマさん描いたのかな? 上手だにー……って答え食べちゃだめー!!」
『けちけちすんな! どうせ、食える答えなんざ大してないんだからよ!』
「ど、どういう意味だにー? とにかくだめー!」
『あ、なんだよ!』
線を引いて作った壁で、サンマさんの侵入を止める。
「とりあえずこれでしばらく大丈夫そう……あれ? うちの小人さんがいないにー?」
どこに行ったんだろ? と辺りを探したが、どこにも見つからない……なので、ま、いっかと諦めた。
「小人さんの仲間を増やすにー」
侑はせっせと小人さんを描き始めた。
(……暗記科目は時間があまりがちですねー)
回答を終えた
屋敷野 梢
は答案を見直しして、ペンを置いた。
(調べてすぐにわかる事を何も考えずに暗記するのって、あまり好きじゃないんですよねー。歴史も記述問題は好きなんですけどー……ん?)
ふと、答案を闊歩するサンマさんが目に入った。
なんだろう? と思ってじっと見てると、不意に梢の答えを食べ始めた。
「え……!?」
追い払おうとするも、手は紙の上をかすめるばかりで、サンマさんには触れられない。
「あ、そっか……聞こえてきた声はこれのことを言ってたんですねー」
梢は眉間にしわを作った。
「まったくテストくらいまともに受けさせてくださいよー。だれのろっこんか知りませんけど」
それからサンマさんに対抗するべく昆虫の絵を描き始めた。
生物のスケッチで身につけた、昆虫を描く技術で本物と見間違えるようなリアルな昆虫が野に放たれた。
チョウやクワガタはまるで生きているようだ。
『ぎゃあっ!!』
カマキリに捕まったサンマさんは昆虫界の殺し屋の餌食に。
「あとはどんな虫を描きましょうかねー」
ふと机の端にいる蜘蛛を見つけた。
「……そうです! ゴキブリとかクモとか、嫌われる昆虫を送り出して暇つぶししましょー!」
うししし、と笑う梢の答案から、カサコソと何やら不気味な黒い影が放たれた……。
「日本史のテストは基本暗記だけだから楽だよなー」
邪衣 士
も早々に回答を終え、答案に偉人とか先生とかゴキブリを落書きをして遊んでいた。
「お、この熊先生は力作だ、セリフもつけておくか」
『この馬鹿タコが!』
しかめっ面の先生とお決まりの口癖に満足そうに頷く。
「……せっかくだから、ゴキブリにもセリフを書いとこう」
『げっぇ!? 熊だ逃げろ』
『ヒャッハー』
『1匹見たら百匹いると思え!』
『魚食いてぇ』
「実にいい出来だ。熊先生vsG軍団……って怒られるなこりゃ。答案回収の前に消しとかないとな……」
それはおいおいやるにして、と答案用紙を引っくり返し、猫鳴館と地下帝国の状況を整理しようとそこにメモをし始めた。
そうして空いた時間を過ごしていると、ふと目の前にサンマさんがいるのに気付いた。
「……え? さ、サンマさん?」
集まったサンマさんはメモをまじまじと一瞥すると、
『何を真剣に書いてんのかと思ったら、チッ、なんだよ。このくっだらねーメモ。豚のエサにもなりゃしねぇ』
ペッペッペッとツバを吐きかけた。
「な、何すんだ! ゆ、許さん……!!」
『おっ出番か!?』
「!?」
答案の裏からゴキブリが這い出してきた。力作なだけあって、パッと見ると本物にしか見えない。
「なんだかわかんねーけど、あのサンマどもをやっちまえ!」
『よしきた! やってやるぜ!』
『黒い悪魔の力見せたる!』
『ホモォ……』
『誰だお前?』
「変なのも混ざってた気が……まぁ、いいか」
答案をめくって表を向ける。ゴキブリ軍団が消えた答案はすっかり奇麗になっていた。
「……おっと。消す手間が省けたな……あれ?」
熊先生も答案から消えていた。
「……ふむ、睡眠時間が短かったか……?」
青野 海仔
は不思議現象を前に、目を閉じ、目頭を押さえながら考え込んだ。
「……夢でもないようだし」
ぼそりと呟き、控え目に頬をつまむ。
解答を食べるサンマさん。けれど、見えてるのは自分だけじゃない、まわりもどうやら同じものを目撃している様子だ。
「何やら最近はこんなのばかりだな」
ため息まじりに言う。
「……これも何かの能力か、しかしテスト中では直接何かするというのも難しそうだな……」
海仔はしばし考え、解答のまわりを檻の絵で囲みガード、それから空きスペースに定置網の絵を設置してみた。
一応、檻でサンマさんの侵入は防げるようだ。ただ、放っておくと壊されそうな感じもする。
網のほうはというと……。
「む?」
じたばたともがくサンマさんに混じって、侑の描いた小人も網にかかっていた。
網から引っぱり出して助けてあげると、小人はきょろきょろしたあと答えを食べようと大きく口を開いた。
「こら、何をする」
『?』
「お前まで人の解答を食べるのか? なら、サンマと同じように扱わねばならんぞ? それが嫌なら違うものを食べろ」
肉や魚、果物……色々なものを描いてあげると、小人はお菓子に飛びついた。
「なんだ、これが好きだったのか」
微笑ましくお菓子を頬張る小人を見ていると、なにやら小人以外にも何かお菓子に群がるモノがいるのに気付いた。
何かはあまりにも素早くすぐ食べ物の裏に潜り込んでしまうので、何なのか、海仔には窺い知れない。
「仲間の小人か……?」
よく見ようと顔を近づけたその時、梢と士の描いたゴキブリがお菓子の裏から飛び出してた。
「ッッッッッッ!!」
海仔は白目を剥いて倒れた。冷静な彼女だが、こう見えて大の虫嫌いなのだ。
「どうしたの? しっかり!!」
見回りをしていた
若林先生
が慌てて駆け付けた。
まわりでも連鎖的にきゃあ! きゃあ!! と悲鳴が上がる。先生には見えないが、今、この一帯はゴキで埋め尽くされているのだ。
「どうしたんです、若林先生!?」
桐島先生も声を上げた。
「わ、わからないわ……」
阿鼻叫喚の園を見て梢はうしししと笑った。
「思ったよりすごいことになりましたねー」
士もなんだか満足そうだ。
「……流石、俺のG達。本物に勝るとも劣らない破壊力だな……ん?」
その時、こっちに飛んでくる影が見えた。
ふらふらと蛇行しながら飛んでくるのは……先ほど発射された龍八のミサイル!!
やっべ……と思った次の瞬間、大漁……もとい大量破壊兵器はサンマさんたちを巻き込んで、辺りも巻き込んで大爆発を起こした。
衝撃波が、ゴキブリもサンマさんもまとめて吹き飛ばし、士の、梢の、たくさんの生徒の答案の上を走る。
「……あ、あれ!?」
梢は答案に目を落とし固まった。
「こ、こ、答えが消えてますよ……!?」
ミサイルの衝撃波たるや凄まじく、一帯の解答を全て吹き飛ばしてしまった。
次の瞬間、ゴキブリが出た時よりもひと際大きな叫びが講堂に木霊した。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーっ!!!!」
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
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日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
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シナリオガイド公開日
2013年07月04日
参加申し込みの期限
2013年07月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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