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たたかえ文房具!
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色鉛筆で描き途中となっている何枚かの絵を並べ佇むアンティークドール、もとい、ここの部屋主である
三宅 葉月
の姿。
星ヶ丘寮の自身のアトリエにて、中間テストが無事終わったのならばさて仕上げに取り掛かろうかと乗り出したわけだが。
それはまるで、湖畔に揺蕩う月の影を見守っている森の精霊かのような風体で。
静かに、厳かに、インスピレーションとイメージとを繋げている最中、ふと立てかけているスケッチブック越しの葉月の視界にサササーッと走る影が幾つか。
「……」
それは絵描きにとっても馴染み深い筆記具たち。
あたりをキョロキョロ見渡し、誰にも見つかっていないと思い込んでいるふうに、時折互いにヒソヒソ(のつもりであろうが葉月の耳には中々に騒々しく)相談し合っては何やら部屋内に拡散していく。
暫くアトリエ風景に同化するよう微動だにせず見つめていれば、5本いる彼らは好き勝手にアトリエ中に落書きをし始めた。
壁、窓、床まではどんなアートになるのかと見守っていた葉月だけれど、その内の1本がとうとう己の作品にまさに芯先を伸ばそうとした瞬間、精霊の足が音も無く歩み出す。
「それはやめてほしいわね……」
「Σ ふぉおう!!?? いいいいつから居たんだヨ゛ン!?」
「最初から」
「完全に気配を感じなかったヨン! かっこいーヨン♪」
「……イエロー、見つかっちゃったのに褒めてどうするヨン」
ちょこまかと自身を取り囲み始める5本相手に、どうしたものかと細くしなやかな首をコトリと傾けた時。
今度は先程まで自分が握っていた新緑色の色鉛筆が、葉月とクレヨンたちの間に割って入るよう飛び込んできた。
クレヨンたち相手に、うごうご体を動かしてどうも宣戦布告を告げているふう。
「……クレヨンといい色鉛筆といい、賑やかになってきたわね」
しかしてどうやら色鉛筆の方は、こちらに何か語りたいのに喋れないようなのに気付けば、葉月はスケッチブックを真っ白なページへ捲ってやる。
すると新緑色鉛筆、木々を描いているかの如くサラサラとした動きで、現状の事態と今これから取る作戦を葉月へ提案してきた。
相手方クレヨンの絵姿も付けて、真っ白な紙はあっという間に作戦板へと彩られた。
「ええ、その方法で良いわ。ありがとう、よろしくね」
葉月から囁かれた言葉に、新緑色鉛筆、『本望です』な勢いで恭しく一度頭垂れ。その姿、精霊女王へしもべが畏まるが如く。
そうして立ち上がった新緑色鉛筆、5本のクレヨンへと対峙する。
「大きいけれど動きは遅そうな部屋主と、たった1本の色鉛筆ヨン。僕らで十分戦えるはz、ッッヨーーーーン!?」
冷静に分析していた緑クレヨン(※以下「グリーン」)へ、先手必勝とばかりに間髪入れず色鉛筆が特攻を仕掛けた。
素早い動きでビュバッとかわしたグリーン、だったが。
「はい、確保」
「グッ、グリ―――ンッ!!」
残念かな、巨人と小人な体格差ではスピードに意味は無かった。
グリーンが咄嗟に避けた先で足を止めた瞬間、虎視眈々と狙いすましていた葉月がグリーンをむぎゅっと捕まえると、傍にあった空箱へポーイッ、蓋ぱったん。
「我らの参謀がー!!」
「どうしよっかヨン♡」
「……ボク逃げてもいいヨン?」
「大丈夫ヨンー、あの蓋開けてグリーン助ければいいんだヨン♪」
新緑色鉛筆が最初に葉月へ進言したとおり、グリーンを失った悪戦隊はすっかり烏合の衆と化した。
あとは更に作戦を続けるのみ。
色鉛筆がおもむろにリーダーたるレッドの前に仁王立ち。
弱い、弱いな、この程度か……とでも言うように、肩(のような腕の根元の線)を上げて首(とおぼしき位置)を振る。
「ま! まだ負けてないヨ゛―ン!!」
挑発にあっさりのるレッド。ちょろい。とてもちょろい。
なかなかのスピード(当社比)で色鉛筆へ掴みかかってきた。正面から受け止めては色鉛筆に勝ち目は無かったであろう。
しかしてこれも全ては作戦の一部である。
細く軽い身体を宙に翻したかと思えば、べりぃ! と瞬間音が響く。
色鉛筆の芯の先、そこにはいつの間にかレッドが巻いていた紙がひらひらとはためいていた。
「ちょ! ま! 恥ずかシヌヨ゛ォォオオオオオオン!!!」
がっくりというかぺったりと身体を隠すように縮こまったレッドを、葉月、あっさりとまた捕獲。
参謀とリーダーが捕まればもはやその後は、釣り糸引っ張るが如く。
青は捕まる前に降伏し自ら箱へ。
なんとかなるヨン! と猪突猛進してきた黄もいわずもがな。
寂しいからみんなといるヨン♡ と寄って来たピンクを箱へ招き入れたりと。
暫くぽこぽこと音が鳴り響く箱だったが。
しーんと大人しくなれば葉月は蓋を開け、宝石の瞳で覗き見る。各々5色が反省のポーズをとっていれば、優美に微笑んで。
いつしか、精霊のアトリエ内では色鉛筆とクレヨンたちの、キャンバス走る楽しそうな音が奏でられているのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月05日
参加申し込みの期限
2018年06月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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