「これは! きっと文房具のカミサマのこぼしめしヨ゛ン!」
「カミサマのご飯こぼしちゃ駄目ヨン。思し召しヨン」
「グリーンは博識ヨン♪」
「……レッドがおばかさん過ぎるんだヨン」
「ねっねっ、早く決行しよーヨン♡」
「そうだヨ゛ン……我々の存在をどんどん薄くさせ、あまつさえ、思い出す時は落書きなどに使う時ばかり。
なれば!! 望み通りにしてやるんだヨ゛ン!! そして存在感を一気に取り戻すんだヨ゛ン!!」
闇に紛れて踊る小さな影5つ。
今、新たな悪(?)が密かにうごめいていた…………――
🖍 ~ 🖍 ~ 🖍 ~ 🖍
「わー……これはひどいなぁ」
定期的なカードバトル試合から自室へと戻って来た
白 真白から、ドアをくぐった開口一番にのんびりとした口調が飛び出す。
赤、青、紫の落書きが自室の至る所に広がっていた。
その部屋内の机の上で、隠れることもせずぴょこぴょこ跳ねる物体在り。
「な!! ももももっとココは驚くところなんじゃないかヨ゛ン!?」
「ん~これくらいなら別に。掃除することを考えると溜息は出るけど、驚きはしない……かな。
この島、結構よく落書き目にするしね」
「……ボク、帰っていいヨン?」
「駄目ヨ゛ン! 自分1本じゃ色がさみしすぎるヨ゛ン! もっともっと落書き増やせばきっと絶望させられるハズッッヨ゛ン」
「とりあえずキミたちが犯人、いやエート、犯クレヨン……ってことでいいかな?」
「ハハハ! そうヨ゛ン! なんだヤルのかヨ゛ン? 言っておくが描くことだけが取り柄じゃないヨ゛ン! 戦ったって強いヨ゛ン!!」
「まぁ……レッドは確かにボクたちの中では一番強い、けど……一番あたまも悪いヨン……」
「ブルー!! 一言多いんだヨ゛ン!!!」
「どうしよっかな。うっかり踏んづけると折っちゃいそうだし、それはなんだかなー。
って……うん? 私のペンケースが動いて、る??」
机の上で捲し立てる文房具の横で、カタカタ揺れる真白のペンケース。
すると、パッカーン! と開いたかと思えば、真白がいつも使っている筆記具が飛び出してきた。
「おっとぉ。コレはちょっとびっくり」
「なんだとヨ゛ン!?」
真白の言葉と飛び出してきた筆記具へと叫んだ赤い文房具の前へ、まるで真白を守るように立ちはだかる筆記具。
本体から伸びた、絵に描いたような線状の手足にて、一度くるりっと真白を振り返ると机の上に何やらカキカキし始めた。
一応刺激しないよう、そっと近づく真白。
「なになに~……『ここはまかせて。負けません!』。もしかして、戦ってくれるの?」
真白's筆記具、こっくり。
🖍 ~ 🖍 ~ 🖍 ~ 🖍
「な~るほど~。オレが指示して、代わりに戦ってくれるっつーことネ?」
寝子島、某公園の片隅でも。
噴水廻りやベンチに落書きしている最中のところだった2本の文房具と、すでに対峙している
風見鶏 スグリ&ペン(なんかたまたまポケットに入っていた模様)。
自分の手のひらに言いたいことを書いてくるペンに、くすぐったそうにしつつもスグリは面白そうに笑みを浮かべた。
「1本で向かってくるつもりなのかヨン? こちらは2本だヨン。完全に分はコチラにあるヨン」
「グリーンと僕は連携もピカ一だしヨン~☆」
「チッチッチ。甘いな~。司令塔次第で、不利なんて瞬時に有利に変わるもんデショ♪」
ちょこんとベンチの上で余裕ぶる緑と黄色の文房具へ、こちらも余裕顔で返答するスグリがいた。
「そういうことなら。戦略はお任せ」
「オレの憩いベンチを汚した事を、めいっぱい後悔させてやろージャン」
今。寝子島のいろんな場所で、戦いの火蓋が切って落とされた、…………かもしれない。
一方、屋根の上をちょこちょこ走る影もあり。
「どっこっのお家にお邪魔しよっかなヨーン♪ お疲れのお顔の人はいないかなヨーン。ハートいっぱい描いて励ましてあげるのにヨ~ン」
戦う事以外のことを考えている某桃色もいるようだ。しかし迷惑行為に変わりは無かった。
自己顕示欲の塊がお邪魔します!
すごくやらかしちゃった気がする蒼色クレヨンです!(お道具箱の中から顔だけ覗かせて)
白 真白様、風見鶏 スグリ様、
こんなどうしようもない文房具たちのお相手本当にありがとうございます!(お辞儀ペコペコッ)
万が一にもご参加して下さる際には、本文全力スルーしてお好きにアクションおかけくださいませねっ。
いわずもがな神魂の影響で、島中のクレヨンに命が宿った模様
しかもちょっぴり悪心が芽生えている。
商店街、教室、個人のお部屋などなど様々な場所で落書きをして回っている。
ただし、水性なので水で流してこすれば簡単に落ちます。
<1人に1本、相棒ペン>
自身のペン(鉛筆、ボールペン、シャーペン、水性・油性ペン等)、または、たまたま友人から借りていたペンにも、神魂が宿った模様。
ペンは共に戦ってくれる相棒。
ただしコチラは喋れないようなので、地面や手に字を書いて意思を伝えてきます。
(メモ帳とか用意してあげると便利かもね☆)
一緒に悪へ立ち向かうもよし! 後ろから指示を飛ばして戦ってもらうもよし! 逸る相棒をどうどうとしながら小さな悪を説得するもよし!
なお、相棒ペンの賢さは持ち主に由来。
素直に指示に従うか従わないか、従っても明後日な解釈するか、頭の良い友人から借りたペンなら相当強いかも?
<5本のクレヨン戦隊(ただし悪)、各性格等>
出会いたい、戦いたい色・本数を選んで下さい(下記の【赤】などの表記で可)
1本(貴方)vs1本でも、1本(貴方)vs3本でも、お好みで☆
(島中のクレヨンなので、同じ色だって何本も存在。ということで、キャラ様同士で色被っても問題なし☆)
【赤】クレヨンレッド:リーダー。一応一番強い。なれど一番頭も悪いので実力はお察し。
【緑】クレヨングリーン:頭脳派。力は弱いが相手の行動読んですばしっこい。
【黄】クレヨンイエロー:とにかくポジティブ、不利になってもポジティブ。明るいムードメーカー。
【青】クレヨンブルー:とにかくネガティブ、有利でもネガティブ。真っ先に降伏しやすい。
【桃】クレヨンピンク:愛を胸にハートの落書きで癒しをばらまこうとしている。
仲間と居れば足並み揃えるがシリアスブレイカー。
上記は相手がペンだった場合。人間相手では5本が束になっても瞬殺。
文房具だからね。体格差ハンパないからね。
5本束になっても人間相手じゃ頭も弱いゾ!(……書いてて切なくなってきた)
とっとと倒してマイライフを満喫しても可!
GAも歓迎の他、ご参加者様で居る場所が近かったり同じだったりの場合、アドリブで絡み描写が入る可能性あり。
「絡みNG」な方は、お手数ですがアクション冒頭に【×】の記載だけお願い致します。
当方は悪ではございませんので!
悪戦隊側に味方なんぞせず、公平に執筆しますので!(当たり前)
それでは、皆様の個性豊かなアクションを今か今かとお待ちしております♪ 蒼色クレヨンでした!
……にやり。運営部様のチェック通ってしまえばこっちのものだ……
これで当名前をもっともっと色んな人たちに摺り込んで広めてやるぞぉフヘヘヘ……(悪←)