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―― ナント イウ コトデショウ。
そろそろ新聞部の新たな記事を練らなければ。
そう思い至って愛用のノートと三色ボールペンを手に、真面目に机に向き合おうとしたはずなのに。
今、
椿 美咲紀
の眼前では、赤と青のクレヨンが縦横無尽に踊るように廻っているではないか。
単独でラインを引いていたかと思えば、ターンをキメたどや顔で円を描いたり、互いの線を交わらせ一部紫色を浮き上がらせ楽しんでいたり。
部屋主の存在をまるで意に介さず、マイ机の上をくるくるーっと踊る様を美咲紀は思わず呆然と眺めてしまう。
―― 時々途切れているのは、何ですか、ジャンプでもしたって言うのですか。アイススケートですか。フィギュア気どりですか。
心の内でツッコミを繰り返してから、次第にラクガキで見る影も無くなっていくマイ机の惨劇に、気付けば無意識に美咲紀の両手が伸びていた。
絶好調で机の上を滑っていた2本、不意打ちだったようであっさり捕獲された。
「ファ……ど、どうしよ……折られるヨン……っ?」
「何するヨ゛ン! 放すんだヨ゛~~~ン!!」
「はうはう、ジタバタしてます」
思わずつまみ上げたものの、まごうことなく生きている様子なクレヨンたちに、美咲紀ちゃん、この後どうするか考えていなかった。
びちびちする小魚な如き手元を困ったように覗き込み。
「どうしたら大人しくなるですか、キミタチ」
溜息と一緒に直接本人もとい本クレヨンたちに尋ねてみたり。
しかして一方はひたすらプルプル震えるばかり、もう一方はこちらの言葉を全く聞いておらず放せと叫ぶばかり。
眉をハの字にし始めた時、耳心地の良い執筆音が背後から。
美咲紀が振り返ると、いつも原稿や創作書物に愛用している3色ボールペンまでも動き出し、置いたノートに何やら書き書きしている最中。
レッドとブルーをつまんだまま、そろりと覗き込む美咲紀。
「ほ? もしや私への助け舟ですか?」
時折頷くようにペン軸を傾けながら3色ボールペンさん、まだまだ書き書き。
―― さすが滑らかな書き味がウリの優れ物は違うのです!
やたら頼もしさを覚えながら、書かれる助言を見守った。
3色ボールペンさん曰く、『描いても問題ない所を提供し好きにさせて様子見よう』とのこと。
建設的な意見、素晴らしい。
「採用なのです☆」
では早速、ええと……以前使った模造紙がこの辺に~……。暫しがさごそと場所を整えた後。
つまんでいたクレヨン2本をそっと大きく広げた模造紙の上に下ろしてやる。
―― ここで心置きなく描くといいよクレヨンたち! さあ!
目を輝かせる美咲紀の姿と、足元の真っ白な紙を数度見つめる2本のクレヨン。
「こ、こんなっ、わざわざ用意された所に描いてやる我々では無いっヨ゛ン……!」
「………まっしろ………いっぱい、描けるヨン……」
「うっ、うずうず、なんてしてないヨ゛ン……!!」
「描いたら、気持ち良さそうヨン……」
「そんな、単純な、我々、でわ……っっっ」
誘惑と葛藤しているようである(主にレッドが)。
すると三色ボールペン、ぴょこんと模造紙の上に乗ったと思えば、すいすい~♪と線を描き始めた。
「あああ! 我々の場所ヨ゛――――ン!!!!」
滑らかな一押し。まんまと模造紙へ体こすりつけるクレヨンたちがいた。
最初は三色ボールペンから描き場を取り合うように、夢中で描いていたブルーとレッドだったが。
様々な種類の花を、まるで塗り絵の如く輪郭のみな線画で慣れたように描く三色ボールペンに、次第に近寄ってはその中を活き活きと塗りつぶし出す。
「うんうん♪ 伊達にマイペンちゃんじゃないのです♪
……ってああああ! そそそその文はこの間ボツにした……! 際どい描写は書いちゃ駄目ですううう!!」
さすが美咲紀愛用ペン、日頃何を描いて、そして書いているか、一目瞭然である。
折角クレヨンとのコラボ絵なのです、字は今はやめときましょーねっ、と美咲紀、ひそひそと三色ボールペンを諭したり。
時間経てばすっかり息が合ったように、クールな細い線と温かみいっぱいの太い線が幾度となく混じった絵が出てくれば、ふとカメラを取り出して。
―― これ、新聞部のNMR(寝子島ミステリーレポート)案件としてネタになるんじゃないでしょうか。
クレヨンたちが自走する様子をパシャパシャリッ。
証拠物件を納め、しまいにはボイスレコーダーも準備する。
生きてるクレヨンと三色ボールペンによる素敵イラスト、うん、良い題材かと!
和気あいあいと作業する様子、ボイスレコーダーのボタンON☆
それは今何描いてるですかー? なんてインタビュー風に美咲紀も混ざりながら。
最後は、すっかり満足したクレヨンたちの背中を見送った。
後日、新聞部へそれらを持って行けば、物凄く覚えがあって微笑みながら納得する部員と、え?いや?手足なんて見えないよ?(※細くて写真に写らなかった模様)、投げた瞬間を撮影したのでは?声?近所の子供??などとひたすらに首を傾げる部員とに分かたれ、長時間の協議が開かれたとか ――
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月05日
参加申し込みの期限
2018年06月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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