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薔薇色の休日
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【どこへ転がる三角形?】
旅鴉 月詠
はスケッチブックを手に薔薇園を歩いていた。
スケッチブックには噂の薔薇を触りに来た者達の姿と共に、薔薇が何色に変わったかの走り書きも残してある。
(今まで見てきた感じだと……お互いに愛し合っている様なカップル同士は赤、片想いをしているような少女はピンク、友達連れはオレンジが多いような気がするな)
スケッチをとりながら冷静に彼らの様子を観察していた月詠はなんとなくこの薔薇の仕組みが解ってきた。
(そして入り口近くにある薔薇達は特に変わったことはなかった。変わっているのはここのあたり……奥まった一帯の白薔薇だけ)
何人かこの辺りを歩いている寝子高生を見たが、やはり彼らも薔薇の色が変わったようでそういった話が月詠の耳には入っていた。
「……さて、情報は集まった。あとは検証といこう」
そう言って月詠は一度スケッチブックを閉じて、白い薔薇に手を伸ばす。
「まずは海」
友人である小山内海のことを考えて触れれば薔薇は予想通りオレンジ色になった。
「次に刀」
同じく友人ではあるが、海との関係が今後どうなるかといった点で興味のある御剣刀のことを考えれば、今度は紫色へ。
「最後にうちのメイド達」
家族同然である彼女達のことを考え、結果薔薇は緑色へと変わった。
「検証終了。全色ではないかもしれないが、仕組みは解った」
月詠は自身の検証結果をねこったーに流す。
即ち、この薔薇が主に人間関係のことを考えて触るとそれに対応した感情の色に変わると。そしてその色は花言葉と重なるものもあるが、どちらかといえば色彩のイメージに相当するものだと。そして恐らくオレンジは友情、紫は興味、緑は家族愛・親愛。赤は愛、ピンクは恋心に相応するのではないかと。
「……おや?」
そしてねこったーに情報を送信し終えた月詠が顔をあげれば、少し離れた場所に今思い浮かべていた友人達の姿が目に入った。
カフェから出てきて薔薇園の散策をしていた
御剣 刀
、
橘 千歳
、
小山内 海
の3人組は先に園内を散策していた者達の話から奥の方にある白薔薇が噂の薔薇だということが解った為、特に問題もなく噂の薔薇の元へ真っ直ぐやってきた。
そしていざ触ろうという段になり、千歳の心臓は早鐘を打ち始める。
断片的な情報であり、確証はないが薔薇の色は触れた者の気持ちに反応すると言う噂を知っている以上、同行している2人に自分の秘めた気持ちが悟られてしまうのは非常に気不味いと考えていたからだ。
(……ここで妙な色になったりして誤解されても……そうだ、猫のことを考えよう。最近よく見る仔猫ちゃん……可愛いなぁ。もふもふしたいなぁ)
刀から意識を逸らそうと頑張った千歳だったが、チラ見してしまった時点で想いは猫ではなく刀へと向けられているということで。
『ちとせちゃんのばら、まっか』
『ちとせちゃんのかおも、まっか』
海がどうしたのと?首を傾げながらスケッチブックを掲げる。
そう、千歳の触った薔薇は白から真紅へと変わっていた。
「ち、違うの、これは違うのよ!」
慌てて弁解を始める千歳に、刀はわけが解らずきょとんとした表情を浮かべている。
「どうしたんだ、橘」
「猫が、猫をねっ……考えてたのよ! 茶トラの可愛い猫!」
「そういえば触った人によって色が違うのは、触るときに考えてること、というか気持ち?に反応するってねこったーにも流れてたな。橘は猫のことを考えて触ったら赤になったと」
「そ、そう!」
(……違うだろうなぁ)
千歳の様子を見て海はそう思いつつも、口もといスケッチブックには出さずに自分もまた薔薇に手を伸ばした。
(気持ちに反応……)
海もまたちらっと刀の方を見て、気付かれないようすぐにまた薔薇に視線を戻す。
ツッと海の指先が触れれば、薔薇はピンクとオレンジのグラデーションがかった色へと変化した。よく見ると外側に向かってオレンジからピンクになるような色合いで、割合としてはオレンジ3のピンク7位といったところだ。
「小山内のは色が混じってるのか、変わってるな。じゃあ俺は、と」
刀は今日一緒にきた二人のことを考えながら薔薇に触れた。
薔薇の色は混じりけのない明るいオレンジ色へと変わる。
「ふむ、そうなったか」
「!……旅鴉、びっくりするじゃないか」
「すまない」
不意に背後から覗きこまれるような形で話しかけられ、刀も流石に驚いたのか目を見開いた。
「不思議な薔薇の検証に来たんだが、色々と面白い事がわかった。ねこったーに流したから、君達も後で見てみると良い」
「今ここで教えてくれてもいいじゃないか」
刀の言葉に返そうと思った時、月詠は刀の後ろでねこったーの画面を確認して真っ赤になっている海と千歳の姿を確認する。
「そんな野暮な真似はしたくないからね。とにかく、海のこと大事にするんだよ」
「は?」
問いには答えず、友人のことを任せて月詠は刀達に背中を向ける。
(薔薇の色なんて見なくてもバレバレじゃないか、あの三人の場合。ま、御剣があの調子ではな……)
そして無自覚な三角関係を後に、月詠は次の目的地へと向かうのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月07日
参加申し込みの期限
2013年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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