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薔薇色の休日
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【実験なう!】
「触ると色が変わる薔薇ねぇ……面白そうじゃん。でも、流れ見た感じ触るだけが条件じゃないかもしれないね」
薔薇園の中で独り言をつぶやきながら手元のスマホを忙しなく弄っているのは『おりおん』こと
七緒 璃音
。
不思議な薔薇の噂をねこったーで知った彼女もまた、噂の真相を己の目で確かめようとやってきた人間の一人だった。
この薔薇園は広い。
そして入り口付近には赤やピンクといった薔薇が咲く区画もあるが、奥に行くに従って白薔薇が占める割合が増えてくる。
一口に白薔薇と言っても品種はいくつもあり、香りも花の形も違う。
そんな中から色の変わる白薔薇をどうやって見つけようか悩みながらふらふらしていた璃音が見つけたのは、薔薇の茂みの傍で隠れている
御薗井 E セレッソ
の姿だった。
「おーい、そんなとこでなにやってんの?」
「ぁワ!? ワワワ……!?」
不意に後ろから声をかけられ、心臓が口から飛び出す勢いで慌てたセレッソがぱたぱたと手を振る様子に思わず璃音は噴き出す。
「プッ……! やだなぁ、そんなに驚かないでよ。何かイケナイことでもしてた?」
「ち、違うノ! ワタシは観察記録をつけてただけなノ!」
ふわふわの赤毛を振りみだして首を左右に振るセレッソの小動物じみたアクションにくすくす笑いながら璃音はセレッソの頭をぽんぽんと軽く叩くように撫でる。
「ゴメン、冗談だよ。ウチは
七緒 璃音
っていうんだけど、君は何の観察をしていたのかな?」
「コレ!」
セレッソが自慢げにノートを広げる。
「なになに……?」
知らない男のヒト。大人。怒ってた。→黒
赫乃チャン。ちょっと恥ずかしそう?→ピンクと赤が混じったの
赫乃チャンと一緒の男のヒト→白のまま
ちっちゃい女のコ→縁が赤くて真ん中が白
彩葉チャン→オレンジ
彩葉チャンと一緒の男のヒト。途中から真っ赤っか→ピンクから緑へ
「もしかしてコレ、薔薇の色の変化を記録してたの?じゃあここらへんに咲いてるのが噂の薔薇ってことか」
「そうなノ!」
胸を張るセレッソとノートに書かれた結果を交互に見て、璃音はフムと顎に指を当て考え込む。
「君は触ってみなかったの?」
「だってバラは棘があるデショ? 痛いのはヤー、なノ!」
「そっか、じゃあウチが触ってみようかな」
色が変わったらねこったーで流そうと考えながら璃音が薔薇に触れると、白い花弁はオレンジ色へと色を変えた。
「お、変わった!」
「アランチョ! 彩葉チャンと一緒なノ!」
「おや、君達も実験かね?」
「へ?」
背後から声をかけられ、璃音とセレッソが同時に振り返る。
「人によって色が変わる薔薇、実に興味深い。そもそも人もまた十人十色と言うだろう。容姿・性格・思考・体調……肉体的な違い、精神的な違い。それが色に影響を及ぼしている可能性を君達は考えたかね?」
オールバックに纏めた髪が特徴的な少年は尊大な態度で璃音とセレッソに話しかけてきた、否、本人はそのつもりはないのかもしれない。
何故なら彼の視線は二人に向けられておらず、二人の答えや反応などまるで気にしていない風だったからだ。
「それに色が意味するものは知っているかね? どの色にもイメージというものがあるのは君達でも解るかと思う。快活、疑惑、冷静、高貴――薔薇の 色の変化は恐らくそれらに結びつくものではないだろうか」
「お、おう……って、違う! 一体何かな、君は!?藪から棒にっ」
「私は
畑生 言嗣
。何、ただの通りすがりだ。気にしないでくれたまえ」
璃音のツッコミを遮るように言嗣はパンと小気味良い音を立てて扇子を広げ、扇ぎながら変わらない調子で名前を名乗る。
璃音は突っ込む気力を無くして肩を落とし、セレッソは言嗣の語りがよく理解できなくて目を回している。
「兎にも角にも百聞は一見に如かず。実験してみないことには仮定のままだ」
そう言って言嗣は特に何も考えないまま白薔薇に手を伸ばした。
色は変わらない。
「ふむ、では、これならどうかね?」
言嗣は頭の中でとある人物を思い描く。
(愛し恋し、親愛し敬愛し、有り難い……)
その人物に対する己のイメージは決して単純なものではない。
それが反映されてか、薔薇は緑、それからピンク、赤へとめまぐるしく色を変える。
「やはりこうなるか」
「わー、こんなに変わってるの今までなかったワ!」
「へぇ、そんな風に変わることもあるんだ。ウチももう一回やってみよう」
璃音はもう一度薔薇に触れる。
(イメージ、感情に反応するとしたら……やっぱりあの人達かなぁ)
璃音が頭に思い浮かべたのは牛瀬先生に永田先生。
自他共に認めるオッサン好きの璃音にとっては十分ストライクゾーンに入る二人だ。
先ほどオレンジに変わった時はツイッターの向こう側にいる友人のことを考えていたが、今度は……。
「紫、か」
色のイメージ的に言えば神秘的、高貴。それに付随して憧れ、のような捉え方もあるだろう。
(恋愛感情に反応したら、やっぱりピンクとか、情熱の赤、だよね。オッサンは好きだけど……。まぁ別に深い感情があるわけじゃないってのは自分でも分かってた)
璃音は誰かに深い感情を抱くことが好きではなかった。
他人に深い想いを寄せるのに抵抗がある、とも言えるかもしれない。
(……あの人達のせいだけどね)
その原因は紛れもない、自身の両親。
「あらら、ネロになっちゃったノ!」
セレッソの声でハッと我に返った璃音が手元の薔薇を見れば、それは紫から黒へと変わっていた。
「成程、ね。これは確実に良くない意味だわ」
璃音は肩を竦め、体験して得た情報を早速ねこったーに流すことにした。
おりおん:不思議なバラ、触った人の良くない感情に反応すると黒くなるみたい(´・ω・`)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月07日
参加申し込みの期限
2013年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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