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薔薇色の休日
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【秘める理由】
薔薇園に着いた
美崎 岬
と
霧谷 朧
の二人は早速園内の散策を楽しんでいた。
特に岬の方はまるで子供の様なはしゃぎようだ。
「朧ちゃん、見て! 凄いわ! 綺麗! 素敵! わあい!」
「美崎さんったら、そんなにはしゃいでると転んじまうさ~」
岬の様子を朧はクスクス笑いながら少し後ろから見守っていた。
松葉杖をつき、左足を少し引きずっているとはいえ岬に歩き辛そうな様子はない。
むしろワルツでターンするかのようにくるくると、あちらこちらに視線を向けながら薔薇園の中を進む。
「それにしてもあの噂って本当なのかしら」
「ああ、バスの中で話してた色の変わる薔薇の話?」
「そう! この辺りは人少ないみたいだけど……ちょっと試してみましょうよ」
ぴたりと回るのを止めて、岬は近くにあった薔薇の茂みを覗きこむ。
そして一輪の薔薇の花にそっと手を伸ばして花弁に触れれば、一瞬にして白は赤へと色を変える。
「わっ、真っ赤!」
「お~、凄いんよ。俺もやってみよ~っと」
岬に続いて朧が薔薇に触れる。
すると白薔薇は淡い緑色へと染まっていく。
「へぇ、噂は本当だったんさね。確か噂だと、考えることで色が変わるんだっけ」
「私は朧ちゃんのこと考えてたわ!」
岬が胸を張って言うと、朧は照れ臭そうに頬を掻く。
「な、なんか、そう言われるとちょっと恥ずかしいんよ……」
「うふふ、朧ちゃんは誰のこと考えてたの?」
「俺は……教えなーい」
「えー、朧ちゃんの意地悪~」
「強いて言うなら……頼りになる友人で、いつも話を聞いてくれる誰に対しても優しい素敵な人、かな。それより美崎さん、お土産も買って行かん?」
「勿論よ! 何にしようかしらね~」
ケラケラ笑いながら朧が話を逸らせば、岬のふくれっ面もすぐに解消される。
(……まさか美崎さんのことだなんて言えないんよ)
素直じゃない朧だったが、薔薇の色は嘘をつかない。
それは岬にも言えることで。
(そういえば……私は『あの人』を本当はどう思っていたのかしらね)
薔薇から離れる間際、岬はある人物のことを思い浮かべる。
すると、赤く染まっていたはずの薔薇はじわりと黒味を帯びて、赤黒く、限りなく黒く染まっていった。
(そう……そうかぁ……)
岬は朧にばれないように、そっとその薔薇を摘み取る。
過ぎ去ったけれど、消えはしない真実が岬以外の目に触れることはなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月07日
参加申し込みの期限
2013年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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