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薔薇色の休日
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【薔薇と牡丹】
鬼崎 あやめ
は待っていた。
薔薇園で薔薇を見つめ、過去に、今は亡き姉に想いを馳せる。
(薔薇……のばらお姉ちゃんが好きだった花)
姉のことを思い出して白薔薇に触れた瞬間、薔薇は瑞々しい緑へと色を変える。
不思議な薔薇の噂は本当だったのだと驚きつつも、今のあやめにはそれより大切なことがあった。
「……あやめちゃん」
「来てくれたんですね、牡丹お姉ちゃん」
包帯の巻かれた痛々しい手を握りしめながらやってきたのは
添木 牡丹
。
ぎこちなくはあるものの笑みを浮かべるあやめに対し、 牡丹の表情は冴えない。表情どころか顔色自体が優れないようにも見える。
それもそのはず。
牡丹は薔薇が嫌いだった。
自分の名前でもある牡丹と同じ位華やかで美しい花なのに、怖いのだ。
見ていると何かを思い出しそうで、胸が締め付けられる。
牡丹にはかつてこの薔薇を愛する幼馴染がいた。
彼女の名前は、のばら。
顔も声もそっくりで、違うのは好きな花と性格、そして育った家。
牡丹はそんな幼馴染のことを思い出すのが堪らなく怖かった。
でもこうして今ここにいるのは、彼女の妹であるあやめに呼び出されたからだ。
(本当は……会いたくないんだけど)
そう思いながらも足はここへ向いてしまった。
恐怖と拮抗する、何かよくわからない感情に突き動かされて牡丹はあやめと対峙する。
「私は今日こそ……牡丹お姉ちゃんと和解したい。それがのばらお姉ちゃんが望んだ事だと思うの」
「…………」
だからここに呼んだの、そう付け加えてあやめはまっすぐに牡丹を見つめながら話しかけた。
しかし牡丹はどうしてもあやめの顔を直視できず、僅かに顔を逸らしたまま口を噤んでいる。
「でも、その為に教えてほしいの。なんで、なんで、あんなに仲がよかったのに、牡丹お姉ちゃんはのばらお姉ちゃんにあんな酷いことをしたの?どうして……?」
「ち、違……」
「何が違うの!?」
あんな酷いこと。
あんな、イジメなんて言葉じゃ生温いこと。
牡丹の頭の中で、壊れた映写機が不規則に過去の映像をパッパッと映し出す。
見たくない過去が甦り、牡丹は頭を抱えてしゃがみこんだ。
冷たい汗が噴き出し、震えが止まらず奥歯がカチカチ鳴り続ける。
「違う……違うの、私は確かにのばらからいじめを受けて……」
頭の中で『誰か』が問う。
(それは本当に『のばら』だったの?)
その声はとても聞き覚えのあう声だった。
「だから、あれは私じゃなくて」
頭の中の『誰か』は更に問う。
(私、誰に苛められてたの?)
でも牡丹には思い出せない。
正確に表現するならば、思いだしたくない。
「あの時の記憶はあやふやで……知らない、私、知らないっ……!」
思いだしたら、自分が壊れてしまう。
……牡丹はそんな気がしてならなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月07日
参加申し込みの期限
2013年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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