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【5】打ち解けたいから
それよりも少し前。
茉莉、久雨、五月の三人は、地下にいた。
その廊下を、問題の奥の部屋へと向かっている。
地下は、食料の貯蔵庫や物置、作業室など、保養所で働く者たちが使うための部屋が並んでいた。
ドアや棚などは壊れて使えなくなっているもの、逆に錆びついて開かないものもあるようだ。
ちなみに彼女たちも、最初に三階を調べた。
全員懐中電灯を持っていたが、なぜか二階にたどり着いたあたりでつかなくなった。
そこで、五月がろっこん『天水分』で水の自販機を出現させ、その光を明かりにして先に進んだ。
「薄野さん……もれいびだったんだ」
五月がもれいびだと知らなかった茉莉は、ひどく驚いて呟く。
もっとも、軽く目を見開いただけなので、五月も久雨も、そんなに彼女が驚いているとは気づかなかった。
三階に到着するころには、懐中電灯も点灯するようになったので、三人はできるだけ固まって三階を調べることにした。
五月は、中に入れる部屋は入って、写真や日誌など何か手がかりになるものがないかを探す。
久雨の方は、必要以上にあたりのものに触れず、手に取ったら元あったところに戻すようにして、周囲を照らしながらあちこち見て進んだ。
茉莉はそんな二人のあとについて回る。
浮浪者の生活跡には気づいたものの、幸い当人に出くわすことはなく、彼女たちは突き当りの二枚扉のある大きな部屋にたどり着いた。
そこは、背の高い棚がいくつか置かれ、丸テーブルやソファなどが壊れた状態で残っていて、棚の隅には朽ちた新聞や本が置き忘れられていた。
どうやら、図書室兼読書室だったのではないかと思われる。
五月が、その部屋の奥で壁に貼られた古い写真を見つけた。
色褪せた写真には、数人の男女が楽しげに笑いながら写っている。場所は、この部屋らしい。
「これって……ここを使っていた製薬会社の社員さんたちかもですねー」
それを見て、五月が言った。
「かもしれないな。……この部屋も、昔はこんなふうだったんだ」
「……楽しそう」
久雨の言葉に、茉莉が呟くように言う。
「ですねー。これを見る限りでは、ここで噂のような怖いことが行われていたとか、なさそうな感じです」
「ああ。だが、全ての社員が被験者にされたわけではなかったのかもしれない」
五月と久雨は、写真を眺めながら話している。
その傍で、茉莉はふと人の視線を感じてふり返った。
「あ……」
その口から、小さな声が漏れ、目が少し見開かれる。
当人的にはとても驚いているのだが、他人の目からはそうは見えなかっただろう。
それはともかく。
彼女の視線の先には、長い髪の女性が一人、立っていた。
「ここを……壊さないで……。私たち、ここのことを忘れたくないの……」
囁くような、かすかな声が聞こえる。
怖くはなかった。
それよりも、せっかくこの場で出会えたのだから、打ち解けたいという気持ちが強くなる。
「……うん、そうなんだ」
うなずいて、茉莉は持参して来たお饅頭をそちらに差し出した。
「よかったら、これどうぞ」
「あり……がと……」
女性が、小さく微笑んだように見えた。
だが、そのまま女性はゆっくりと消えて行く。
茉莉は饅頭を差し出したまま、ただそちらを見つめていた。
そんな彼女に、五月が声をかけて来る。
「跡野さん、どうかしましたかー?」
「今、そこに――」
言いかけて、茉莉はかぶりをふった。
「ううん、なんでもない」
その二人に、久雨が言う。
「……他には何もなさそうだし、地下の方へ行ってみるか?」
「そうですねー。跡野さんは、どうします?」
「……賛成」
五月に問われて、茉莉もうなずいた。
「なら、行こう」
言って、久雨がドアの方へと歩き出す。五月もそのあとに続いた。
茉莉は、さっき女性がいたあたりの床にそっと饅頭を置くと、二人のあとを追いかける。
そんなこんなで地下に降りた三人だった。
と。廊下の突き当り、おそらく一番奥の部屋があるだろうあたりから、鋭い叫び声に似た声が聞こえて来た。
三人は思わず顔を見合わせる。
そして、奥に向かって駆け出した。
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担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月09日
参加申し込みの期限
2018年05月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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