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【4】三階を探索
階段は埃が厚く積もって、傷みもひどく昇りにくかった。
ただ、さすがに崩れる心配はないようだった。
それでもほのかたちは、足元をそれぞれ懐中電灯で照らしながら、慎重に昇って行く。
その途中、上から降りて来た人物と出くわした。
左右だ。
「誰だ!」
誰何するサキリに、近づいて来た左右は会釈して口を開く。
「怪しい者じゃありませんわ。私(わたくし)も、ここの噂を聞いて探索にやって来ましたの」
それを聞いて、四人は思わず顔を見合わせた。
そんな彼らに、左右は尋ねる。
「えっと……どの方が、掲示板で同行者を募っていた方でしょうか?」
「それは私よ。……もしかして、あの書き込みを見て、私たちが来るのを待っていたの?」
言って、ほのかは問い返した。
「そういうわけではありませんけれど、お会いできたらご一緒できるかも……とは思っていましたわ」
「そうなの。なら、一緒にどうぞ」
答える左右に、ほのかはうなずいて言った。
「私たち、これから三階へ行くところなの。三階の窓辺に人影らしいものを見たから、まずはそっちから調べようってことになって」
「わかりましたわ」
うなずいて、左右は続ける。
「私も三階までは行ったのですけれど、踊り場で先輩方を見かけて、合流しようと降りて来ましたから……ご一緒させていただければ、うれしいですわ」
そんなわけで、彼女も一緒に三階へと行くことになった。
一同は、再び階段を昇り始めた。
五人が次に足を止めたのは、三階の踊り場だった。
と、思い出したように秋月が口を開く。
「噂と言えば……この建物には実は地下二階があって、そこでは正気をなくした研究者が狂気の実験を繰り返していたとか……」
ご丁寧にも、顎の下から懐中電灯の光で自分の顔を照らして、話し続ける。
「そこに通じる入口は今は封じられているそうですが……時おり聞こえる悲鳴は、被験者にされて殺された人たちの魂の叫びかもしれませんね」
それは今彼女が思いついた作り話なのだが、たちまちほのかが食いついた。
「地下二階ですって? そんな話、聞いたことがないわ! それ、もっと詳しく……!」
秋月に詰め寄るほのかの言葉を、修が冷静に遮った。
「今は、まず三階を調べるのが先決だ。花村が人影を見たのは、ここの窓か?」
その声音に、ほのかも我に返る。
「あ、ごめん。……そうよ。ここだと思うわ」
改めてあたりを見回し、うなずいた。
「ふむ……」
修は周囲を見回すと、窓や壁、床などを入念に調べ始めた。
やがて彼は、床に積もった埃の上に複数の足跡を発見した。
(俺たちの他にも、ここに来た者がいる……?)
眉をひそめて、彼は呟く。
むろんそれは、考えられることだ。ネット上で噂になっているのだから、肝試しや面白半分、そして自分たち同様に調査目的で来る者は、いくらもいるだろう。
その彼に、スマホであたりの写真を撮っていたサキリが声をかけた。
「どうかしたかい?」
修は無言で、床の足跡を示す。
サキリは、眉をひそめてそれを見やった。
彼の脳裏に真っ先に浮かんだのは、浮浪者の存在だった。
こうした廃屋などには、浮浪者が住み着きやすい。
自分の住処を荒らされるのを喜ぶ人間はいないだろう。場合によっては、危害を加えられることもあるかもしれない。
「引き返した方が、よくないか」
そんなことを考え、彼は修に言う。
そんな彼らに、秋月や左右と共にあたりを調べたり、写真を撮っていたほのかが声をかけて来た。
「二人で何こそこそしてるのよ。三階の廊下や部屋も調べてみましょう」
修はそちらをちらと見やってから、サキリに低い声で返す。
「……とにかく、三階を調べよう」
「わかった」
サキリも小声でうなずくと、ほのかをふり返った。
「床に、複数の足跡があるのを、八神が見つけたんだ。もしかしたら、僕たち以外にも人がいるかもしれない」
「私のように、単独で探索に来た人かもしれませんわね」
サキリの言葉に、左右が言う。
「ここは、それなりに有名ですからね」
「ああ」
秋月が言うのへ、サキリがうなずいた。
五人はそのまま、三階を調べ始めた。
階段の近くには、共同のトイレと洗面所があって、その先は両側に宿泊用の部屋が整然と並んでいる。
左右によれば、そのあたりは二階と同じだそうだ。
「二階は、廊下の突き当たりに二枚扉の大きな部屋がありましたわ。おそらくあそこが、噂にあった会議室ではないでしょうか」
続けて言う左右に、修は考え込む。
「二階と作りが同じなら、ここの突き当たりにも、そういう広い部屋がある可能性は高いな」
「とにかく、部屋を見て回るわよ」
ほのかの言葉に、一同は一部屋づつ開けては中を見て回った。
部屋によってはドアがなくなっている場所もあったが、逆に斜めになったりして開かない所もあった。
そういう所は、修がナイフやろっこん『分解』を使って開ける。
部屋の中は、だいたいがベッドや椅子、机などの家具が残ったままだった。
むろん、どれも壊れていたりひどく汚れていたりする。
そんな中。
一つの部屋の机の上に、カップ麺の空などが乱雑に置かれているのを見つけた。
ベッドの上に埃はなく、人が寝た形跡まである。
「ここに住んでる人がいるのかな?」
それらを見やって、樹が首をかしげた。
修とサキリは、顔を見合わせる。
「浮浪者の生活跡……だと思う」
「ああ」
呟くサキリに、修がうなずく。
その時だった。
ドアがいきなり大きな音と共に開かれ、白い長い髪をぼうぼうと生やした男が飛び込んで来た。
「おまえたち、何をしている!」
怒鳴るなり、手にしたバットを振り上げる。
「な、何ですか?!」
「いったい、何者ですの?!」
秋月と左右が声を上げ、樹はとっさにリュックから警棒を取り出して構えた。
ほのかが、小さな悲鳴を上げる。
そんな彼女たちをかばうように、サキリはナイフを手にして男の前に立ちはだかった。
「みんな、逃げろ!」
その隣で修が、男に向けてデジカメのフラッシュを光らせる。
一瞬男がひるんだ隙に、彼はほのかたちに叫んだ。
「走れ!」
秋月と左右、ほのかの三人が部屋を飛び出して行く。
修とサキリも、そのあとに続いた。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月09日
参加申し込みの期限
2018年05月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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