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【エピローグ】
建物の外に出て、彼らは改めて天宵荘を見上げた。
久雨はふと、同じように天宵荘を見上げる五月と茉莉をふり返る。
「今夜は、三人で探索できて、楽しかった。また、二人と何かできればいいな」
「私もです。噂の正体も、少しですけどわかりましたしねーふっふー」
五月も、それへ返した。
「私も……楽しかった」
茉莉もうなずく。そして、心の中で続けた。
(ろっこんで、友達を助けることができるってわかったし、成長することもわかった。二人と一緒に探索ができたのも楽しかった。……来てよかった)
その傍で、秋月が小さく呟く。
「地下も、蜘蛛たちを使ってもっと詳しく調べてみたかったです」
そしてふと気づいて、久雨をふり返った。
「あの時、久雨ちゃんは何か、察したってことですよね?」
「わからん。ただ……『危険だから走って逃げろ』という閃きが降って来たのだ」
「それはつまり、何か危険なものが、あの奥にいたってことなの?」
答える久雨に、樹が尋ねる。
「さあな」
久雨は、「わからない」とかぶりをふった。
そんな彼らに、修が声をかける。
「俺は、帰ってノートの文章を解読してみる。花村、何かわかったら連絡するよ」
「楽しみにしてるわ」
ほのかの言葉に軽く手を上げて応え、修は自転車にまたがると去って行った。
それを見送る彼女たちに、マリエッタが声をかける。
「私も帰るわ。……想像以上に壊れてはいたけど、大正時代の建築物を直に見られて楽しかったわ。それじゃ」
一同に軽く会釈して、踵を返した。
「私も、そろそろ帰りますわ。……写真をたくさん撮りましたから、帰ったらそれを見てみなくては」
言ったのは、左右だ。
(……どうやら、全員無事に帰還できそうね。持って来た塩も使わなくてすんだし)
それを聞いて胸に呟き、朱音は声を上げる。
「私、シーサイド方面なんだけど、そっちの人がいたら、一緒に帰りましょ」
「はいはーい。都市子さんと一緒に帰れるなんて、うれしいです!」
真っ先に挙手したのは、ほのかだ。
「私はこの近所なんで、一人で大丈夫です。それじゃ」
秋月はそれへ行って、全員に小さく手を振ると、立ち去って行った。
彼女を見送ったあと結局、茉莉、久雨、五月の三人と樹も、朱音やほのかと一緒に帰ることに相談がまとまった。
一人で帰るというサキリとも別れ、彼女たちは帰路に就いたのだった。
数日後。
修はデジカメに写したノートの文字を、判読することに成功した。
それによると、保養所は会社の経営不振で閉鎖されたようだった。
また、大正時代から昭和初期にかけて、製薬会社が新薬の実験に社員を使っていたのは本当のことだったらしい。
ただし、開発されていたのは結核の薬で、実際に発病した社員をあの地下室の奥の部屋に隔離し、新薬を与えて経過を観察するといったことを行っていたようだとノートの文字にはあった。
もっとも、その薬は効果を発揮することなく、被験者となった社員たちは全員死亡したようだったが。
一方、ICレコーダーは建物の中に入ったあたりから雑音がひどく、何も聞き取れない状態になっていることが判明した。
また、地下の奥の部屋を撮った写真には、何かよくわからない黒い影が映っていた。
「つまり、あそこにはまだ何かあるってことか……」
それらを『寝子島ミステリーレポート』の記事にまとめながら、修は呟いたものだった。
一方。
樹のビデオには、三階奥の図書室らしい部屋の前あたりに、女性のような影が映っていた。
浮浪者がいた部屋に入る直前の映像で、拡大してよく見ないとわからないほどうっすらとだった。
が、もしそれを茉莉が見たら、「……お饅頭をあげた人だ」と言ったかもしれない。
また、サキリのスマホの写真にも、三階の階段付近に人影が写っているものがあった。
二人からそれを聞いたほのかは、「やっぱり、猫や人間の仕業だけじゃなかったんだわ! 調べた甲斐があったわね!」と喜びの声を上げた。
ちなみにサキリは、今回の体験を『F.O.A.F都市伝説研究室』の掲示板に書き込んだ。
対して、マリエッタのデジカメには。
三階の窓辺に佇む左右の姿が、はっきりと写っていた。
天宵荘の前庭から撮ったものだ。
「こんなことだろうと思ったわ」
呆れて呟き、彼女は溜息をつく。
それでも、探索自体は無駄ではなかったと考えるのだった。
こうして、天宵荘の探索は終わりを告げた――。
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あとがき
担当マスター:
織人文
ファンレターはマスターページから!
マスターの織人文です。
参加いただき、ありがとうございました。
心霊スポットと噂される廃墟となった保養所の探索、いかがだったでしょうか?
今回は、「実は心霊現象ではなかった」部分が解明された形ですが、一方では謎な現象も起こっています。
ということで、このあともこれまでどおり、噂が流れ続けることになるのかもしれません。
ともあれ、少しでも楽しんでいただければ、幸いです。
またの機会があれば、よろしくお願いします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月09日
参加申し込みの期限
2018年05月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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