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【2】募集に応えて
天宵荘の門前は、再び誰もいなくなり、静かになった。
そこに現れたのは、中学二年の
新田 樹
だった。
頭にはライト付きヘルメット、足には安全靴、口にはマスクといった出で立ちで、背中にはリュックを、体には専用のベルトでビデオカメラをつけている。
彼女は、幽霊の出る廃墟を探索すると聞いて、『オカルト大好きっ子』こと花村 ほのかの募集に応じたのだ。
もっとも今は、集合時間より少し早い。
彼女はあたりを見回し、誰もいないことを確認すると、リュックから長髪のカツラと白い服を取り出した。
それらをまとって、幾分傾いた門柱の陰に身を潜める。
しばらくして懐中電灯片手に現れたのは、ほのかだった。
同行者を募った手前、応募者たちを出迎えなければ――と早く来たのだ。
ややあって、寝子高一年の
南雲 秋月
と二年の
八神 修
の二人が、ほぼ同時にやって来た。
「こんばんわ、秋月です」
懐中電灯をふり回しつつ、ほのかに近づいて来たのは、秋月だ。
修は乗って来た自転車を止めて、そのあとからゆっくりやって来る。
「やあ。夜は非効率的だから、朝から行こうと言ったのに、夜の方がいいなんて、花村も変わってるな」
「効率的だとか非効率的だとかは、関係ないの。夜行くってところに意味があるんだから」
修の言葉に、ほのかは肩をすくめて言い返した。
「ああ、かもしれませんね」
二人のやりとりに、秋月が口を挟む。
「実は私、一度ここに来てるんですよ。近所の心霊スポットですし、父がオカルト小説も書いてる作家なので、何年か前に一緒に……。その時は昼間で、何も起きなかったです。本当は夜行くつもりだったみたいですけど、お父さんの知り合いの霊能力者から、夜行くのはやめておけって言われたとかで……」
「ほらね。やっぱり、夜来ることに意味があるのよ」
「そういうものかな」
我が意を得たりと胸を張るほのかに、修は肩をすくめた。
そこにまた二人、同行者が到着した。
大学院生の
マリエッタ・ラシュリエ
と、寝子高二年の
サキリ・デイジーカッター
だ。
マリエッタは、水筒や虫よけスプレー、スマホ、医薬品の入った小さなリュックを背負い、LED懐中電灯を手にしていた。首からはデジカメを提げている。
彼女もむろん、例の掲示板でここのことを知った一人だ。
ただし、同行の意図は他の者と少し違う。
「本当に幽霊が出るなんて、あり得るかしらね?」
掲示板を見て、彼女は思わず呟いたものだ。
そう、彼女は心霊現象には懐疑的だった。
ただ、建築学を専攻する身としては、大正時代の建物には興味がある。
それで、同行を申し出たのだ。
一方サキリは、高性能ライトを手に、ナイフをポケットにしのばせていた。
ねこったーでほのかの募集を知った彼は、噂は単なるデマではないかと考えていた。所詮はネットの噂に過ぎないだろうと。
とはいえ、本当に心霊がらみの何かがある可能性も捨てきれない。
それで、寝子島のフツウを守るために一応調査しておこうと、同行者に名乗りを上げたのだった。
「これで、全員そろったのか?」
集まったメンバーを見回し、修がほのかに尋ねる。
「いえ……。あと一人」
言われて人数を数えた彼女は、一人足りないことに気づいてかぶりをふった。
「ちょっと連絡してみるわね」
言って彼女はスマホを取り出すと、ねこったーのDMで樹に呼びかける。
『今どこにいますか?』
対して返って来たのは――。
『オマエ ノ ウシロダ』
「え?」
驚いて、ほのかは反射的に後をふり返った。
と。
「わおぎゃおわお~!!」
奇声と共に門柱の影から、何かが飛び出して来た。
「きゃあっ!」
「いやっ!」
ほのかとマリエッタが、思わず悲鳴を上げる。
サキリが素早くその二人の前に飛び出し、戦う姿勢を取った。
秋月はただぽかんと、飛び出して来たものを見つめている。
修だけが、呆れたように肩をすくめた。
「心配ない。おそらく、最後の同行者だ」
彼の言葉に、ほのかとマリエッタが恐々とそちらを見やった。
サキリは、完全に警戒を解かないまま、樹の方を見やる。
「何者だ?」
「
新田 樹
。今日の同行者の一人だよ」
誰何されて、笑いながら樹はカツラを取って名乗った。
「なんだ……。もう、驚かせないでよ」
それを聞いて、ほのかが安堵したように言う。
「ごめんなさい。ちょっとした茶目っ気だよ」
「え……あの……これって……」
笑って返す樹を見やって、イマイチ状況が飲み込めていないらしいマリエッタが目を丸くしている。
「大丈夫だ。危険はない」
それへ行ってから、サキリは樹をふり返った。
「茶目っ気もほどほどにな」
「了解」
作戦が成功した樹は、気分良く笑ってうなずく。
「ほんと、この先、こういうのはなしよ。……じゃ、そろそろ中に入ろうか」
もう一度念を押して、ほのかが彼らを促した時だ。
「こんばんわ」
懐中電灯の光と共に、声をかけて来た者がいた。
花菱 朱音
である。
天宵荘がオカルト的に気になったのもあるが、ほのかのことも気になって、今夜ここを訪れたのだ。
そして、騒ぎを聞いて駆け付けたのだが――どうやら問題はなさそうだと安堵して、声をかけたのである。
「えっと、『F.O.A.F都市伝説研究室』の管理人、都市子です。あの書き込みを見て、気になって来たんだけど……私も一緒に行っていいかしら」
「あなたが、都市子さんですか? 私、あの書き込みをした『オカルト大好きっ子』です。もちろん、大歓迎です!」
言われて、はしゃいだのはほのかだ。
「ありがとう。……他の人たちも、よろしくね」
朱音はほのかに返すと、その場の一同にも声をかける。
それを見やって、ほのかはうきうきと「じゃ、行こうか!」と声を上げる。
白い服も脱いで、カツラと共にリュックに納めた樹が、ビデオの録画をスタートさせた。
一同は、それぞれの想いを抱き、壊れた門を通って天宵荘の敷地へと入って行った。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月09日
参加申し込みの期限
2018年05月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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