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【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
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【2】
グループ学習が目立つ中、全員が全員、グループを形成しているわけでもないのが事実である。
そこで、普段から寮生や寝子高内で交流のない、所謂ぼっち気味の参加者のために、監督役の
剣崎 エレナ
は一同にそういった者たちを寄り集めた。
まずは自己紹介。
緋紅朱 赫乃
はおずおずとお辞儀をすると、たどたどしく話し始めた。
「……緋紅朱……赫乃……です……。よろ……、しく……」
しかし、限界だったのか、顔を赤らめてソファーの陰に隠れてしまった。
「なんや、えらい人見知り屋さんやなぁ。そないに怖がらなくてええんやで?」
空ノ音 ノエル
は眠たそうな顔で苦笑した。
「俺は
空ノ音 ノエル
、3年2組や。よろしくな?」
万年寝不足気味なのか、自己紹介が終わると彼は大欠伸を1つかました。
「次はぼくだね。
上穗木 千鶴
だ。いつもはそろそろこの時間にぼくは寝てるけど、寮生のみんなに誘われたからね。出来る範囲で復習をしようと思うよ」
既にウトウトしてる上穗木だが、賑やかな雰囲気を少しでも長く味わいたいようで、必死に目をこすっていた。
次に自己紹介をしたのは、長身で佇まいがしゃんとした男子だ。
「1年6組の
市橋 誉
です。剣崎先輩に勉強を教えてもらおうと頼んだら、ここに誘われたので。今夜はよろしくお願いします」
丁寧に挨拶をする姿勢は、見ている方も気持ちが引き締まる思いだ。
「きゃー! イケメン発見! もしかしてお金持ちー?」
そこへ
最上 るるか
が乱入!
市橋へロックオン!
「え、えっと、俺の家のことか? ……まぁ、ここに住めるだけの資産はあるが?」
「キター! イケメンで玉の輿候補、キター!」
1人盛り上がる最上は有無を言わさず市橋の隣に割り込んできた。
「えっと、あたし、1年2組のるるかっていいます! ねえ、誉って呼んでいいかな? キャッー、初対面なのに名前で呼び合うだなんて、これは運命感じちゃうよね!?」
真横にあったクッションに顔をうずめてジタバタする最上に対し、市橋はどうすることもできない。
そこへ冷静な態度でやってきた
音海 なぎさ
。
何故か鼻をつまみながらマイクアナウンスの真似事をしだした。
「恋愛妄想線~セレブ行き~快速~。色んな意味で人身事故が発生しておりま~す。皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません~」
そして空いてる席へ座ると、最上の肩をつついた。
「ほら、勉強しよう?」
その一言で、最上は現実世界へ引き戻された。
「勉強よりも誉のことが知りた~い!」
「いやいや、勉強しようか!?」
市橋も思わずツッコミを入れた。
「あの~、自己紹介していいかにゃ? 私は傍観してる分には楽しいんだけどにゃー?」
青物 といき
がニヤニヤしながら口を開いた。
「
青物 といき
だにゃー。って、私は座学は悪いところもいいところもないし、実は寮内の夜のお散歩中だったりするにゃー」
つまり傍観者だにゃー、と明るく振舞って見せた。
「そうなんだ。ボクもそこまで深刻な状況じゃないんだけどね。自主的に参加してるんだ」
音海が青物にニコッと笑みを向ける。
「でも、寝子高の学力が下がっているって噂、本当なのかな? だとしたら、少しでも1人1人が頑張らないとだよね」
そう思わないかな、と青物に音海は同意を求める。
「さ、さぁ? 私は別に赤点取るようなレベルじゃないから、よく分からないにゃー?」
のらりくらりと話をかわしつつ、夜食ブースにあったケーキを口に運ぶ青物である。
これで全員、と剣崎は確認すると、あえて厳かな口調で語りだした。
「それでは皆さん。今夜は星ヶ丘寮の一員として相応しい態度で勉強に臨んで……」
「オーッホッホッホ!」
剣崎の演説を遮るように、高飛車な笑い声が近付いてくる!
「あ~ら、ごきげんよう剣崎さん。奇遇ですわねぇ?」
「この笑い声……、貴女もいたのね! ぜんざいカレーさん!」
「誰がぜんざいカレーじゃぁ、この金髪ドリルが!」
剣崎に負けない金髪、ゆる巻きロングヘアーが印象的な少女が、顔を真っ赤にして地団駄を踏んでいた。
「……おほん、失礼しましたわ。ごきげんよう、皆さん? 私の名前は
財前 華蓮
! 次期生徒会長になる女ですわ! 以後、お見知りを気を」
「あら、何言ってるの? 次期生徒会長はこの
剣崎 エレナ
と決まってるわ。ぜんざいだかカレーだかどっち付かずの人の出番はないのよ」
「ちょっと、いい加減に名前覚えなさい! 私は! ざ・い・ぜ・ん・か・れ・ん! ですわっ! いつまでも食べ物の名前で私を呼ばないで下さるかしらっ?」
バチバチッと2人の間に火花が散る。
以前よりこの2人、顔を合わせる度にいがみ合う仲なのだ。
「しかし、剣崎さんとあろう方がナンセンスですわねぇ? 一夜漬けなどせず、早朝に勉強したほうが効率がいいのをご存知ないですの?」
財前の挑発に、すかさず言葉を返す剣崎。
「私、ここの監督役なの。やはり人望があるせいか、そういう役回りがどうしても巡ってきてしまうのよね。私自身の学力は安泰なのだけど、こうみえて責任感強いので。ほら私、気配りの出来る女だから」
「あら、そうでしたか~。てっきり前日まで剣崎さんがテスト範囲をカバーできずに七転八倒しているのかと思って、心配で駆け付けてきましたのよ? 私、他寮のことにも気配りが出来る女ですから! オーッホッホッホ!」
剣崎のカウンターも何のその、財前の更なる挑発が剣崎のこめかみに青筋を立てていく。
「でも、折角足を運んできたのですし、“友情の証”として剣崎さんの苦手科目の現代文を教えて差し上げますわよ!」
「何で私の苦手科目を知ってるのよ!?」
驚く剣崎にチッチッチと財前は指を振る。
「敵を知れば百戦危うからず、ですわ! オーッホッホッホ!」
財前は目立つための努力は一切惜しまない。
「ライバルを倒すためなら、苦手科目情報など既に入手済みですの!」
勝ち誇った財前に対し、剣崎はここで長考に入る。
何やらブツブツとつぶやいたかと思えば、はぁ、と溜息を吐いた。
「……実を言うと、現代文はやや不安なのよね。ま、貴女が教えてくれるというのなら、今回はそれに甘んじるわよ」
「そうこなくちゃ、ですわ!」
財前、ニヤリとほくそ笑んだ。
(ここで恩を売っておけば何かの役に立つはずです! 今から剣崎が私の前に跪く姿が目に浮かびますわ! オーッホッホッホ!)
こうして、ラウンジでの夜は更けていく……。
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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