this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
<< もどる
1
…
41
42
43
44
45
…
46
つぎへ >>
【8】
しかし、悲劇はすでに止まらない。
(なるほど。神魂の影響かね? ……コイツは面白い)
民谷 鋭二
はガラにも無く、差し入れとして家から持参した、インスタントコーヒーやティーバッグの紅茶、ウーロン茶を参加者の好みに合わせて、かいがいしく淹れ始める。
「眠気覚ましには、やっぱりカフェインを摂らないとな! さあ、生徒会長も」
いい人だなぁ(棒)。
鋭二は、虎視眈々とおかわりまでついで回ると、件のトイレの脇にICレコーダーを仕込んで、ゲス笑みを浮かべた。
「とにかく飲め! 眠くなっても知らんぞ!」
自業自得と言えば、その通りだが。眠さで意識が朦朧としている、
骨削 瓢
のカップにもタップリと。
「ぶっ飛んだ性格してるが、赤点取るほど極端に頭悪いわけじゃないからねぇ。推薦も狙ってないから、高得点とる気も無いし、気持ち教科書眺めるだけにしとくさぁ」
なんて勉強会の前に言ってたが、もはや教科書を眺める気力すら怪しい。
自分で用意した秘蔵の漬物を摘みながら、白飯をもそもそと食べ、瓢の意識は風前の灯である。
なお、漬物は一部 下剤入り。それを器用に避けて、食べているのだった。
他の人にも勧めたのだが、
猫鳴館地下帝国(地下通路)
に生えていたという、良く分からないキノコを一緒に器に盛りつけたら、今のところ誰も手をつけていない。
まあ、そんなあからさまに怪しいものが、怪しまれるのは当然だった。
なんせここは、猫鳴館なのだから。
瓢の不機嫌は、言うに及ばず。
しかしそんな事とは知らず、周囲の鬼気迫った雰囲気もなんのその、
難波 辰
は浮かれていた。
(蘭月と一夜漬け……むっふー、今夜は何かが起こる予感! 思う存分いちゃいちゃして、非モテの野郎どもに見せつけてやる)
だが、そんな辰とは友達以上恋人未満な微妙な仲である、
四野辺 蘭月
はと言うと。
(難波くんに誘われて、猫鳴館来たんやけど……想像以上にボロいわここ。難波くん、ムードってもんをわかってへんよ!)
ちょっと、お怒りだった。
とはいえ、バイトや買い物で多忙な日々を送る蘭月。勉強する時間が、なかなか取れていなかった。
赤点取ったら、仕送りが止まってしまう。下宿で一人暮らしの彼女には、死活問題だ。
ならば、頑張るしかない。奥歯を噛み締める。
「なー、蘭月。俺、ここわかんねーんだけど、教えてー」
隣に座る蘭月に、必要以上に体を密着させて、擦り寄る辰。
「教えてて、言われても……教えられる事なんかないて。英語もなんとなくで、話してるだけやし。メガネがみんな成績ええなんて、誤解やからね!」
「なんとなくで話せるとか、マジ尊敬するって! なあ、ノート見せて?」
「うん? しゃーないなあ」
蘭月が差し出したノートに女の子らしく並ぶ文字に、感嘆の声を上げる、辰。
「うわー、やっぱ字が綺麗だなー」
「そんな事ないやろ、普通やって」
「あ、ただ漫然と勉強するんじゃなくて、勝負しようぜ蘭月! 間違ったら罰ゲーム、額に油性マジックで『肉』って書く!」
「えー? 嫌や、明日ガッコで笑われるやん」
難色を見せる蘭月だったが、数分後、そこには額に『肉』と書かれた辰がいた。
だが、その程度でヘコたれる辰ではない。
わざとテーブルの下に落とした鉛筆を拾う振りで、蘭月のスカートの中をガン見。
(見えた! 蘭月の今日のパンツはピンク! 勝負下着キタでコレ!)
歓喜に震える、辰。
万が一、蘭月に気取られたなら、好感度がガツンと下がりそうだが、辰には秘策(?)がある。
「蘭月、腹減っただろ? ちょっと待ってな」
ウィンクすると、台所へと消える。
しばらくして戻ってきた辰の手には、湯気を立てる茶碗が二つ。
あるもので手早く作られた、お茶漬けだ。
「そら、蘭月の為に茶漬け作ってきたぜ。夜食だ、一緒に食おう」
「おーきに、丁度小腹が空いて来たとこや。頂きます。あたしもチョコ持って来たから、後でおやつに摘も」
「いいね、やっぱ甘いものだよなー」
「うんうん、ポリペ……なんとかが入って、ええらしいよ。最近のヒットは『あんころチョコ』やね。あんことチョコを混ぜた味が、意外とイケるねん。よーけ持って来たから、皆も食べるとええよ」
仲良くお茶漬けを流し込み、再び勉強に戻った二人だが、食欲が満たされれば自然と眠気が襲ってくる。
「ふあ……最近のスイーツ情報とか、試験に出ぇへんかなー」
欠伸をかみ殺し、蘭月が現実逃避すれば、隣の辰にも眠気が伝染する。
「やべー、俺も眠くなってきた。なあ、蘭月。遠慮はいらんから、俺の頬、思い切り張ってくれん?」
「ええぇっ!? そんなん、出来へんわ!」
「うぐぐ……しゃあない、こんな時は栄養ドリンク一気で回復!」
辰が一気に、ドリンク剤をあおって……。
「……て、あかーん! これ栄養ドリンクちゃう、精力剤や! 何で混ざっとるん、間違えて買うたん!?」
過去の自分の、過ちに気付く。
(あかん……目だけじゃなくて、人に言えない場所もギンギンや)
相変わらず眠そうな蘭月を尻目に、辰は立ち上がる。
背に腹は変えられず、便所にこもる辰。
そして神魂の誘惑に任せて、込み上げるムラムラを、便器に向かって絶叫した。
「蘭月ー、好っきゃで――!!」
大部屋が水を打ったような、静寂に包まれた。
かわいそうなのは、取り残されて周囲から注目の的となった、蘭月である。
「ちゃ、ちゃうて! 難波くんは、とっ、友達やで! 今日も勉強しに来たんやし!」
眠気なんて、忘れた。
(やだもう、ホンマにムードないわ……!)
赤面し、俯く蘭月であった。
一方、返って来た辰はと言うと、大部屋に足を踏み入れた途端に、瓢のリア充撲滅ろっこん【悋気の独楽】で、吹っ飛ばされた。
「さっきから黙って見てりゃ、イチャコライチャコラ……場所わきまえろ!」
「難波くん!?」
目を回した辰を、膝枕して介抱する蘭月だったが、翌日、辰が目を覚ました際、額の文字が増えて『肉ドレイ』になっていたのは、ご愛嬌であろうか。
<< もどる
1
…
41
42
43
44
45
…
46
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!