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【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
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【9】
時間はすでに、深夜帯。
「猫鳴館の大部屋で、皆が勉強してるから、僕もやっといた方が良い気がしてきたんだ~」
間延びした口調が特徴的な、
多喜 勇生
も大あくびを一つ。
本当は明日のために、早く寝ようと思っていた彼だが、皆が勉強をすると聞いたら、やっぱり混ざりたくなってしまった。不安な地学を教えてもらい、代わりに他の教科を教えてあげる事にする。
「地学はだな、基礎をしっかり理解しておく事が、まず重要だな」
若干 首が傾いだ状態になったままの、先生の
伊賀 解理
が、これまたズレた鼻眼鏡を押し上げる事も無く、勇生にアドバイスする。
「ふんふん、なるほど……。ええと、ここの名称、似てるのが多くて混ざっちゃうんだ。なんか良い覚え方、ないかなぁ?」
「天文学なら、もうちょっとロマンがあって、やる気も出ると言うものなんだろうが、最近の出題は固体地球分野ばかりみたいだな。うまく地学に興味が持てれば、楽しく覚えられるのかもしれないが。まあ今言っても仕方ないか……あふ……」
「うん……」
眠さゆえか、ピントがズレた上に、やや苦言めいてきた解理の言葉を、しおしおと聞く勇生。
「……そうだな。そのものの経過や状態を、よく把握しておくと、頭の中でいくらか整理しやすいか?」
「なるほど、やっぱりややこしいんだね」
「勉強は普段から、こつこつやる事だからな。まあしかし固体地球分野で使う式も、うまく当て嵌めれば……」
あふり、解理が欠伸をもう一つ。
駄目だ、と自分で正気を保つ限界を悟る。
(……巡回と教えるだけというのも、暇で眠くなってくるな。よし、部屋の状況見て、こっそり抜け出して部屋で寝よう。そうしよう)
眠いのは、教えてもらっている勇生も同じだった。
「ふわぁ……寝る気でいたから、段々と眠くなってきたよ。眠気覚ましに、顔洗いに行ってくるよー」
こくこくと頷く解理を残し、勇生は大部屋を出る。
「ついでにトイレで用も足しとこ……ん? なんか叫びたくなってきた」
「眠いよおおおお! 今すぐ、お布団に入りたいいいい!」
実に素直で、問題のないソウルの叫び。
カフェイン貢ぎまくっている、鋭二からすれば残念な録音だったが、その後も「眠い」系の叫びは続く。
「催したら便所へ行けよ。出すもの(お前らの本音)出したら、頭もスッキリするぞ!」
そっと舌打ちして、鋭二は結果を楽しみに、お茶の買出しのために真夜中の街へ繰り出した。
「カフェインが一番濃いのって、何だっけ? 紅茶か?」
逡巡する鋭二は、もう勉強すると言う目的は忘れていた。
奈良橋 博美
も、やっぱり眠さが先立った。
しかし、そこは意志の強い彼女。
「徹夜で勉強するんだ、どうしたって眠くなるさ。でもそこを無理やり我慢しないと、時間は有限だからな」
両頬をパンパン叩いたり、我慢が出来ないときは廊下でストレッチをしたり。
勉学に対する、前向きな姿勢を見せ、自分の欲求に負けることをよしとしない。
「凄い……僕も負けずに、頑張らなきゃ」
感化された勇生も、博美のように言葉を一つ一つ分解して、分かりやすく系統立てて覚えていく。
一度、舟を漕ぎかけたが、眠さMAXの解理が最後の力を振り絞って、勇生の脳天にピコハンを振り下ろしたため、一寸で目が覚めた。
「グワァーッ!? ハッ!! お、おかげで目が覚めましたので、この調子で朝まで頑張ります……」
頑張れ、青少年!
逆にピコハン振り回していた解理は、とうとう力尽きて、お部屋に戻る前に畳に突っ伏して、かわいい寝顔をさらして眠ってしまったのだが。
彼女が起きてると、部屋中がピコピコ煩いので、誰も気に留めなかった。
眠気と闘っていた、瓢も席を立った。
トイレに入ると、おもむろに胸の内を吐露する。
「黙ってたけど、あっしもこんな性質だから、あっけらかんとしてるがねぇ。選任戦負けて悔しいんだよぉぉお! ……会長になって、権力を貪りたかったー!!」
会長にそんなに権力があるかどうかはともかく、惜しかったよね。
選任戦に情熱を注いでいた瓢に、悔しさが滲むのは無理からぬ事だろう。
まあ、まだ先は長い。また次があるさ。
数学や英語を中心に、茂に勉強を教わっていた
御巫 時子
も、ついにウトウトし始めた。
日向ぼっこしながら、小鳥さん達と一緒にお昼寝するのが、趣味な彼女。
授業も5時限になると、ついウトウトしてしまうことが、たまにある。
後からクラスメイトや友達に、ノートを見せてもらって授業範囲の復習は欠かさないものの、それでも先生の話をちゃんと聞いてなかった事には変わりない。
理解しそこなった部分がないか、不安になってしまう。
もっとも同じ5時限目の授業でも、化学の授業だけは、そんなことにならないのだが。
それは化学の担当が、時子の慕っている、
五十嵐 尚輝
だから。
何を言ってるか判然としない、五十嵐教諭の抑揚の無い言葉は、他の人からすると子守唄も同然なのだが。
時子には甘美なる響きとなって、鼓膜をくすぐるのだ。
恐るべし、恋する乙女パワー。
ともあれ、辛そうな時子に気づいて、茂が声を掛ける。
「御巫、大丈夫か?」
「あ……すみません、茂さん……。私もそろそろ、限界みたいです……傍で寝ても、いい、ですか……?」
「勉強は自己責任だから、寝るのは構わないが。こんな所で大丈夫か?」
ほとんどの者が、じっと睡魔と闘っている最中だが、中にはおかしなテンションの者もいる。
「はい……茂さんの傍だから、安心です……」
気遣う茂に、時子は幽かな微笑を見せると、そのまま横になって寝息を立て始める。
「やれやれ」
(俺もトイレ行って来るか)
おもむろに立ち上がろうとした茂だったが、時子が茂の服の端を握り締めたまま眠っているのに気付いて、結局朝までトイレを我慢をする事になった。
「先輩、大丈夫ですか?」
「ああ……」
シャーペンを握った手に、力が篭る。
例外にもれず、しこたま水分を摂らされていた彼にとって、我慢の数時間だったのは言うまでもない。
こんなに朝を待ち遠しく思うのは、はじめてかもしれなかった。
脳の栄養にと、お手製のクッキーにミニマドレーヌ、噛む刺激で目が覚めるようにと用意した駄菓子を、テーブル一杯に広げて、ガールズトークに花を咲かせているのは、
天馬 ひびき
と
夢宮 瑠奈
の二人組みである。
「私は、勉強苦手なんだぁ。何が楽しいか、わかんないし……でも、宇宙飛行士になるには、勉強出来ないとダメなんだよね?」
うーんと腕組みして、考え込むのは空を飛ぶ事が夢で、宇宙飛行士になりたいと思っている、ひびきである。
悩みながらも、マドレーヌを摘み上げて、ぱくり。
甘さに顔をほころばせる。
「そうだ。宇宙と言えばさ、この前できたアイス屋さんの、宇宙ミント味のアイスが凄く美味しいのよ」
「えー、本当? じゃあ今度一緒に……って、ひびきちゃん」
ひびきよりも、幾分 真面目に勉強に取り組んでいた瑠奈が、ひびきのお鼻をチョメ。
「にょええぇ! だべってる場合じゃなかった、るなちゃん教えてっ!」
泣きつかれては、瑠奈も苦笑するしかない。
頭を抱える ひびきに、少しずつ英語を噛み砕いて教えていく。
(うう、るなちゃんも、自分の勉強があるのに一生懸命教えてくれてる。私も ちゃんと聞かなきゃ!)
一つ一つを指差して、理解度を確認しながら教えてくれる瑠奈。
やがて、ひびきも教えてもらったことが、頭の中で繋がり始めた。
「あっ、そうか。そうなんだ!」
基本が分かれば、例題はスラスラと解けるようになる。
「解けた! 楽しいっ!!」
「やったね、ひびきちゃん」
嫌な顔一つせず微笑む友に、感謝で一杯だ。
「うん、ありがとう! 瑠奈ちゃんの お陰だよ」
「次は、訳してみよ?」
「わかった、頑張っちゃうよー」
ここでも瑠奈に丁寧に教えてもらい、次は自力で解答する事が出来た。
「勉強……面白い、かも?」
「ふふ、良かった。その調子だよ」
「私も教える、教えてもらってばっかりじゃ悪いもん。天文学や生物なら、ちょっと分かるよ」
「ありがとう、ひびきちゃん……でも、その前に ちょっとおトイレに」
いそいそと立ち上がる瑠奈を、ひびきが見送る。
やがて、朗々と叫ぶ声が響き渡る。
「あの大部屋のど真ん中で歌いたい! 思いっきり! テストなんてどうでもいい!」
しかも戻ってきた瑠奈は、自分の本能に忠実に、荷物からポータブルオーディオと携帯スピーカ出して、声も高らかに歌い始めた。
叫んだのは神魂のせいだが、この行動自体は彼女の自由意志であることを、明記しておく。
「わー、やっぱり上手だね、るなちゃん!」
ひびきの声援に手を振って応えた瑠奈は、しかし電池が切れたように、眠り始める。
それをきょとんと見下ろした ひびきも、我慢が限界に来たようだ。隣に寄り添って寝てしまった。
「おやすみなさあい」
そんな少女達の様子に……正確にはめくれたスカートに気付かず、眠りこける瑠奈のチラリズムに、
山田 与太郎
が順調にナニかをチャージしていた。
(しかし、朝が近くなると、主砲が元気になり始めやすな……。朝に勃つとは、よく言ったものでやんすな……、国語も奥が深い)
すまないが国語との関連が良く分からなかったので、そのままコピペしとくわ。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
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コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
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