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【星幽塔】第一階層 ツインズ・ノット・デッド
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一方、避難勧告が出されたサジタリオ城下町。
避難は想定していた以上に順調に進んでいった。
フランチェスカが全兵士の1/4をこちらに割いた事もあるが、もれいびたちの貢献が大きい事が最大の要因だ。
三方向を囲まれた城下町で、安全な場所と言えば……。
「やっぱりここだよなぁ……。一番安全な建物って……」
志波 武道
はサジタリオ城内の庭園の一画に避難所と簡易救護施設の設営に追われていた。
フランチェスカはこの行動を予見していたのかどうかは定かではないが、志波をはじめとする市民避難に協力する者達の要請を二つ返事で快諾した。
志波はすんなり事が運んだことをありがたく思いつつ、フランチェスカの様子に違和感を覚えていた。
「うーむ、なーんか妙に話が通じすぎるのも引っ掛かるケドね? 今はそれどころじゃないか……。あっ、遊琳くん、こっち手伝ってー! この布でテントを作る!」
「分かったよ、志波。どこへもっていけばいいのかな?」
弥逢 遊琳
は『救護班』と書かれた腕章を腕に巻き、彼も志波同様、衛兵たちと共に簡易ベッドの設置などで避難所の設営に励んでいた。
「さーんきゅ、遊琳くん! あそこの木陰に持っていこう。ちょっと量が多いけどナー?」
「それは仕方がないよ。今からここは、城下町の人たちでごった返す。今は1つでも多く作らなきゃ。それにここなら守りは堅牢だし、城下町のどこからでも迷わず目指せる。なんでも竜牙兵は家屋の破壊をするそうだし、だから僕は野営の簡易施設を想定してたんだけども」
当初、施設を設営しても破壊される恐れを鑑みた弥逢は、中央に位置する開けた場所で救護施設を展開する予定だった。
だが、サジタリオ城の防壁ならば、流石に簡単に破壊されることはないだろう。
それに、避難所と救護施設の目印として、これだけ目立つ場所は他にはない絶好の場所である。
それでも、志波は資材を運びながらガックリとうなだれていた。
「避難した人たちを城には入れてもらえないから、結局、肝心の施設は野営だけどネ☆」
志波の言葉通り、避難してくる市民を城の中に入れることに城の強硬派が反対したのだという。
フランチェスカが許可を下ろす際、この事を何度も詫びていたのを、2人は思い返していた。
「政治的な事は僕等には分からない。でもこの世界で一番安全なのは此処であることは変わらない。って、志波、その木材をどうするつもりかな?」
志波が抱える板や角材を眺めて弥逢が尋ねる。
「ん、これ? 掲示板を作ろうカナーって思ってさ」
手伝っていた庭師から釘と金槌を借りると、彼は器用に材料を組み立ててゆく。
「詳細は省くけど、ちょっと前にこういう大きなゴタゴタに巻き込まれたことがあって……。情報のありがたみって奴が身に染みてるんだ。ただでさえ、城下町はステラの話で持ち切りで、そこへ襲撃の非難による混乱で情報が錯綜するのが怖いヨナー……」
軽口だが、その裏に経験則を感じさせる口ぶりの志波。
「とにかく、ここにはたくさんの情報が集まる! それを俺が集積して選別したのちにこの掲示板へ張り出す! 一般市民からの情報や城下町の戦況、あと不審者がいないかとか、張り出した方がみんなが安心するはずだ」
「ステラの情報は、どうするつもり?」
「そこは抜かりないZE! ちゃんとこっそり遊琳くんに教える!」
親指を立てて笑顔で返す志波に、弥逢は安堵の声を漏らす。
「うん、それを聞いて安心したよ。そうだ、情報伝達といえば、うってつけの人材がいるんだど……、おかしいな、さっきまでそこに……」
「え、どこどこ?」
2人は辺りを見合わすがどこにもいない。
弥逢は仕方がなく、その人材の名前を呼んだ。
「小犬丸、何処にいる? いるなら返事してほしいな?」
「今、御身の前に!」
弥逢の目の前に、突然、
小犬丸 信乃
が姿を現した。
「お呼びでござるか、弥逢殿!」
「アイエエエッ!? ニンジャ!? ニンジャナンデ!?」
志波はDNAに刷り込まれた原始的な恐怖によって恐慌状態に陥った。
「小犬丸、
忍布
を外しておかないと志波が驚くよ?」
「もう驚いておりまする、弥逢殿」
小犬丸は忍布を外して保護色を解いた。
「イヤー、ビックリシチャッタナー!」
「いやはや、申し訳ございませぬ」
2人は謝罪を交わし、自己紹介を行い、握手を行った。
ユウジョウ!
「……して、俺にできることがあれば、何なりとお申し付けくだされ」
「それじゃ、小犬丸。君のろっこんで情報伝達の為に城下町を駆けまわってほしい」
「と、申しますと?」
「僕たち以外にも、この状況を何とかしようと動いている面々が居るはずだ。その彼らに接触をしてほしい」
「なるほど、俺のろっこんの『許可』をいただき、伝達係として飛び回ればよろしいのでござるな?」
「話が早くて助かるよ。それじゃ、お願い……」
「して、その方々は、今どちらに?」
「……へ?」
弥逢は首を傾げる。
「それは、これから小犬丸が探すほかないんじゃ……?」
これに小犬丸は目を丸くする。
「さすがに、俺でも、この渦中の城下町の中から特定の方々を短時間で探し当てるのは骨が折れますぞ……?」
小犬丸のろっこん『お側に侍るをお許しください』は、事前許可を貰った人物の元へ瞬間移動が可能なろっこんだ。
服と所持品ごと移動できるので非常に便利だが、事前許可を得られない限り特定の人物の元へは移動できない。
「……故に、発動条件を満たすためには、拙者が許可を得る人物を面会せねばなりませぬ」
ここまで小犬丸が説明して、彼はこれからの事態を想定してみた。
恐らく、事情を話せば協力をしてくれるもは大勢いるはずだ。
だが、そこまでに辿り着く効率的な手段や方便を自身も彼らも有していないし、仮にあったとしても明確に提示できない。
携帯電話が通じる現代日本の寝子島ならばいざ知らず、ここは異世界の星幽塔。
遠隔地の連絡手段に乏しい今、限られた時間で『特定の協力者』を見分けることは困難であろう。
これでは、本当に小犬丸自身の機動力のみが頼りだ。
「ひとまず、俺はふらん殿に謁見を求め、許可を得て参りまする!」
「あ、待って! 俺で良ければ許可をするぜぃ!」
ここで志波が名乗りを挙げる。
「それに、協力者の事なら、この掲示板に掲載しておくといいかも? そしてその内容を兵士たちに街中へ伝えてもらおう。集合場所は此処でいいよな……?」
「おおおお! それは名案でござる! いやはや、かたじけない!」
これにより、志波と小犬丸との瞬間移動が可能となった。
「もちろん、僕も許可するよ。それじゃ、頑張って、小犬丸」
「行って参りますぞ、弥逢殿!」
小犬丸は小柄な体で城内へ駆けっていった。
彼と入れ違いで、空から一頭のペガサスが降り立った。
ペガサスを駆るのは
鴻上 彰尋
。
騎士の光を宿した彼は、相棒のペガサスと共に広域避難誘導に専念していた。
舞い降りた鴻上は、志波の元に天馬を寄せて飛び降りる。
「ただいま。西の避難準備は順調です。あと、ここの事の伝達も兵士のみんなに頼んできました、武道先輩」
「おつかれー、彰尋くん! あ、そうそう、西に目立った活動をしている人は観なかったかなー?」
「えっ、そういえば、
クリメント・カーリン
って人と
サキリ・デイジーカッター
って人に道中、ステラの情報を求められました。残念ながら、俺は見かけませんでしたが」
「ふーむ、西だけで2名見付かるとすると、他の方角にも俺の知ってる人も何名か居そうだナー?」
腕を組む志波。
「武道先輩、どうかされましたか?」
「ん、実は……」
小犬丸の連絡網構築の為に、彼のろっこんの特徴と効果を伝えて協力者を募らねばならない。
空を飛べる鴻上は、その伝書鳩ならぬ伝書天馬としてうってつけの存在だ。
「分かりました。避難所の告知と一緒に、協力者を呼び掛けてみます。もしかしたら、義勇兵の中にも協力してくれる方々がいるかもしれませんし」
「イイネイイネ! マジ助かる!! 俺も掲示板や兵士たちの口コミで情報を広めてもらう!」
「これで、小犬丸の件は何とかなりそうだね?」
傍らで聞いていた弥逢も一安心といったところ。
と、ここで、また新たな人物が避難所に現れた。
「やあ、思ったよりも作業が進んでいるようだね?」
「おや、その声は?」
志波が振り返ると、黒いローブを羽織った白髪赤眼の魔女が、にたりと笑って手を振っていた。
「私だよ。追加の資材が必要かな? ろっこんで運んできた」
旅鴉のろっこん『絵空事』で、テントに使用する木材や布などをイラストに封じ込めてここまで運搬してきたのだ。
「わーお、たっすかるぅー! 月詠ちゃんマジ天使!」
「いや、私は魔女なんだが?」
真顔で答える月詠さんマジクール。
負けじと志波は笑いながらサムズアップ。
「HAHAHA☆ もー、ジョークだってば☆(親指ビシィ!)」
「そうか。あと、志波、まだ脱いでいないのか?」
「ちょっと待って? 脱いでる前提デスカ、俺? まぁ大抵脱いでるけど、流石に非常時は脱がないヨ!?」
「なるほど、本気になったら脱ぐのか。リアルでハイパーキャストオフか」
「いや脱がないからNE!? って漫談やっている場合じゃないぞ!?」
志波がコッテコテのツッコミを入れた後、その場にいた面々は自然と噴き出してしまう。
「フフフッ、分かっているさ。しかし、余裕がなくなったら人間、容易く潰れるだろう?」
フッと不敵に笑う旅鴉。
そして差し出したのは、
アンテナアスパラ
だ。
「餞別だ。有効活用したまえ。それと少々、城下町の民衆に耳を傾けて情報を集めてきた。そこで、ひとつ、仮説が浮かび上がった」
志波、弥逢、鴻上は彼女の言葉に耳を疑う。
この反応に、魔女は満足げに、にたり、と再びほくそ笑む。
あとこの魔女、割と衣装が艶っぽいので目のやり場に困る。
そうこうしているうちに、避難民が庭園に集まり出してきた。
ちゃっかり旅鴉がここの情報を広めていたようだ。
「さて、観衆も集まったところで、ちょっとした『物語』を披露するとしようか」
いつの間にか、旅鴉による推理ショーが、始まろうとしていた。
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30人
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26人
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シナリオガイド公開日
2018年06月29日
参加申し込みの期限
2018年07月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月06日 11時00分
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