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やんちゃ座敷童子のいる夜
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アケーチ・タッマーキ
はかく語りき
「夏朝先輩、大丈夫っすかー?」
へらへらと笑いながら、
紗雪 幽
は気さくに尋ねる。
尋ねられた方の
恵御納 夏朝
が、「う、うん」と、こくと頷いた。
「ちょっと、びっくりしすぎちゃったかな……コーンスープ、零さなくて良かった」
ほう、と息を吐いて、夏朝は、気持ちを落ちつけようと、オレンジジュースを喉に流す。と、その時。
「あ、座敷童子、俺のところを離れたみたいだ」
座敷童子によじ登られていた
八神 修
が、ふと、そう零した。
「結構ドキドキしたな。実は少し、何が起こるか期待もしてたし」
「お疲れさま、修君。次は、誰のところかな」
微笑む修へと、労わるような声で言うのは
如月 蘇芳
だ。尤もその内心、蘇芳は、
(次は、誰のどんな反応が見られるかな? 面白い反応を所望したいところだけれど)
なんて、考えているのだけれど。
「それでは、愛らしい座敷童子さんが退屈してしまわないよう、次の話に移りましょうか」
にこり、妖艶な笑みをかんばせに乗せて、アケーチは姿勢を正す。
「僭越ながら、二番手を務めさせていただきますね。ふ、ふふ……!」
かくしてアケーチは、己が持ち寄った話を、滑らかに語り始めた。
「これは、私が、タクシーの運転手だった頃の話です」
「へえ。明智さん、タクシーの運転手だったことがあるんすか?」
思わず口を挟んだのは、
楢木 春彦
だ。
寝子島では『明智』と名乗っているアケーチは、春彦の方へと、笑顔を向けた。
「ええ。ちなみに今は、アーティストとして活動しています……ふふ」
「人生経験に富んでいるわね……」
どこか不安げな顔をしていた
青山 絢
が、ついついといった調子でぽつ、と零す。
そんな絢にもいっそ艶やかな笑みを見せたあとで、アケーチは再び話に戻った。
「それで、そう。……深夜、とある通りで美しい女性が手を挙げ、私は車を停めました」
「おやおや。なんというか、既に不穏な感じだね」
へらりとして、面白がっているように
柏村 文也
が言う。
一度頷いて、アケーチはまた口を開いた。
「ドアを開けると、誰かが乗り込む気配を感じました。ですが、車を出発させ行き先を伺うと……」
「誰も乗っていなかった、とか?」
弾む声で幽が言い、「ふふ、その通りです」とアケーチは微笑する。
「っ……」
幽と対照的な反応を見せたのは、絢だ。
落ち着かない様子で、胸の辺りに手を遣り、胸元を、ぎゅ、と握っている。
「気のせいか、と思いしばらく進み、今度は、二人組の男性を乗せました」
その2人は、上司と部下という関係かと思われた。
そしてじきに、ちょっとした事件が起こったのだという。
「事件って、怪奇現象?」
「もしかして、さっきの女の人が……」
修が握った拳を顎に当て、夏朝が、ふるりと身を震わせる。
けれどアケーチは、今度は緩く首を横に振った。
「その上司が、口汚く部下を罵り始めたのです」
その暴言たるや、聞くに堪えないものだったと、アケーチは眼差しを伏せる。
「流石に口を挟もうかと思った、その時です」
「――ふざけんじゃないわよ!」
不意に室内に響いた大声に、春彦が「うぉ!?」と反射的にといったふうで声を上げた。
夏朝が声すら出ない様子で固まり、絢も、「ひっ」と悲鳴を小さく引き攣らせる。
同席者の多くが驚きを表情に乗せる中、感情のこもった裏声で叫んだ当人――アケーチは、
「……と、車内に怒声が響いたのです」
なんて、打って変わって落ち着いた声音で続けた。
「ははは、名演技だね、お兄さん」
文也が心底可笑しげに手を叩き、
御巫 時子
は「驚きました……」と胸を撫でる。
皆の反応に眼差しで応じて、物語の先を紡いでいくアケーチ。
「上司の方は、『誰だこの女は!?』と半狂乱になって、逃げるように車を降りました」
部下の方はというと、何が起こったのかわからないというふうにきょとんとしている。
「私は部下の方に、先程乗せたと思った女性の話をしました。すると、彼は頬に涙を伝わせたのです」
もしかすると、去年失くした妻が、自分を守ってくれたのかもしれない、と。
「死して尚、ご主人を案じる愛に、私は感動したのでした……! 以上です、ふふ……!」
アケーチが語り終えたその時、「ふふふっ」と、闇の中に響いたのは女性の笑い声。
口元を押さえて笑っているのは――時子だ。
「時子ちゃん? どうしたの?」
響 タルト
が問うが、時子はまだ、声に笑いの余韻を残している。
「いえ、その……ふふ、座敷童子さん、そんなにくすぐられては、ふ、喋れません……!」
「ああ、座敷童子の悪戯か」
微笑ましげに、修が笑んだ。
「それより、ほら、こちらへどうぞ……。一緒に、お食事しましょう?」
「時子先輩、今、座敷童子君はどこにいるんすか?」
返事を受ける前に、尋ねた幽は答えを察する。
時子の手が、自身の膝の上の空間を、慈しむように撫でていたからだ。
「……もしかして、時子先輩に甘えてる?」
「はい、今は、私の膝の上に頭が乗っている感じです……」
「そうだ、御巫の席へ座敷童子の食事を運ぼうか?」
気を利かせて修が言い、「ありがとうございます」と時子が微笑む。
「皆で食べる食事は、特に美味しいですからね」
「わかるわかる♪ この食事、レストラン並みだしね~☆」
もぐ、とハンバーグを口に運んで、タルトはにこにこと笑った。
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担当ゲームマスター
巴めろ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月25日
参加申し込みの期限
2018年10月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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