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数十分前。
マリエッタ・ラシュリエ
は参道商店街で買い物中、ふとした折に店先にあった鏡を見た。
一瞬気が遠くなり、気づけば人気のない商店街に立っていた。
「ここは」
戸惑っていると、身長三メートルの紳士、ノッポさんに遭遇した。マリエッタは驚いたものの、彼の頼みを聞けば元の世界へ戻してくれるという。自分では帰り方がわからない状況なので、協力する他ないだろう。
「落とし物はブローチなのね。デザインは?」
「はい、いくつかあるのですが、すべて同じデザインで楕円形の黒い宝石で金で縁どられています」
ノッポさんは人さし指と親指でブローチの大きさを示す。マリエッタは少し考え、
「商店街をどう動いたか教えてもらえない? お店の中でどんな動作をしたか、も」
「和雑貨屋と八百屋に立ち寄りました。珍しいものがあったので」
「わざっかって? どういう字を書くの? 専門店?」
「いえ、日本的なという意味かと和風などと言うでしょう?」
「そうなのね。食べ物かとおもっちゃった」
マリエッタは笑って、
「それでなくすまでの間に何かおかしなことがなかった?」
「そうですね、八百屋さんではキャベツを落としてしまいました。体がぶつかってしまったんです。和雑貨屋さんでは誰もいないのに物音がしました」
「……わかったわ。それじゃ行ってくるわね」
ノッポさんと分かれ、まずは和雑貨屋へと向かった。
マリエッタは初めて入る店だ。
「こんなお店があったなんて」
店内に人の気配はない。壁沿いのテーブルにはかんざしやくしなど、小さな雑貨が置かれている。
「ブローチの大きさはこのくらいだから……ここに紛れ込んだらちょっと厄介よね」
見て回っていると、背後で人の気配がした。
「……ん?」
振り返るが、店内に誰もいない。しかし、気配は確かにする。
「誰かいるの?」
そう問いかけると、
「それはこっちのセリフだったり?」
そう返ってきた。相変わらず姿は見えないが、確かに誰かがいるようだ。
「もしかして幽霊?」
逆に相手からそう問いかけられ、マリエッタは慌てる。
「私は人間よ? もれいびだけど」
「じゃあ、お互いに見えてないってことか?」
その声の正体は志波武道である。
「あ、これ、どう見える?」
マリエッタは近くにあった和柄のかんざしを手に持った。マリエッタの姿が見えていないのなら武道には宙に浮いているように見えるのではないだろうか。
「……どうって?」
「やっぱり見えないのね」
「いや、かんざしが浮いているようにしか見えない」
「そ、そう見えるかどうか聞いたのよ?」
「いやあ、びっくりしちゃってさ☆」
「声、震えてない? 大丈夫?」
そう問うてみたものの、それっきり、武道の声は聞こえなくなってしまった。
その後和雑貨屋を探し回ったものの、見つけることが出来なかった。
次に向かったのは八百屋である。
店先に並ぶ様々な野菜に目を凝らしていると。
「あっ」
キャベツの隙間にキラリと光るものが。
「あったわ」
つまみ上げると、確かにそれはブローチだった。
「よかった……」
マリエッタはほっと胸を撫でおろした。
その頃武道は、和雑貨屋を出て商店街の通りを歩いていた。途中でマリエッタの声は聞こえなくなってしまったのだ。
「あっ」
前方から誰かが歩いてくる。こちらの世界の人に話しかけるのは少し勇気がいるが、他の人の情報ほど力になるものはないだろう。
「すみませーん! ちょっとお尋ねしたいんですけどっ☆」
しかし、近づいてきたその人物に対し、武道は固まった。
「突然なんなの? あなた」
立ち止まって怪訝そうに眉を寄せたのは若い女性だった。
「あ……あっははっ、いやあ、びっくり☆」
ミニスカートの彼女の足は存在しなかった。胴体が宙に浮いている、ように見えた。
武道は試しに目をこすって見るが、足は見えない。
「それで? 何の用?」
「そうそう、格子柄のハンカチ知りませんか!? 探してるんですけど」
「どこかで見たような気がするけど……知らないわね」
女性はそっけなく言って、去って言ってしまった。
仕方なく歩いていくと、
「あっ」
無人の店の登りの上に引っ掛かっているハンカチを見つけた。
「よかった☆」
それをノッポさんへと届け、武道は無事元の世界へ戻れたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月15日
参加申し込みの期限
2018年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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