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向こう側での落し物
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今から三十分ほど前。
修は妙な世界に立っていた。
明らかに周りの様子が今までと違う。人の気配が消え、どこか景色も変わって見える。
「この雰囲気、普通ではないな。さっきのカーブミラーが原因か?」
修は顎に手を当てる。
「異世界にでも迷いこんだか」
ふと前方へ視線を向けると、何やら辺りを見回しながら歩いてくる長身の男の姿が。
明らかに何かを探している。
「失礼。何か探し物か?」
彼は目を瞬かせた。
「ええ、少し困っていまして」
「なるほど、話を聞こう」
彼はノッポと名乗った。旅の途中でこの街に立ち寄ったらしいが、大事なものを落としてしまい、途方にくれていた、とのことだ。
「……本か」
彼の話に寄れば、旅のお供として持ってきた大事な文庫本をなくしてしまったらしい。
「思い出の品……といえば良いですかね。とにかく大事なものなのです」
「わかった。任せてくれ」
修は頷いて、
「文庫本ならサイズはこのくらいだな?」
両手で示す。
「ええ、間違いありません。黒の表紙で、金で縁取られています」
修は少し考え、
「それだけわかれば探せそうだ。よし、確か駅の方から来たな?」
「はい」
「俺はそっちへ行く。神社……鳥居は分かるか?」
「はい。今から行ってみようかと思っています」
「なら、そこで合流しよう」
修はノッポさんにそう告げて、駅へと歩き出した。
「まずは駅、警察だな」
やがて駅に着き、修は迷わずに駅舎の窓口へ向かおうとしたのだが、
「……ん?」
白い餅のような物をゴミ箱から取り出している美女の姿があった。
朝鳥さゆるである。年上に見えるが学校で顔は見たことがあった。同じ二年生である。あまり学校には来ていないようだが。
「確か生徒副会長?」
「ああ。それより、何をしているんだ? というか、なんだ、それは」
「ちょっと頼まれごとをされていたの。悪いけど、これを引き離すのを手伝ってくれない?」
「よくわからないが、わかった」
修がさゆるに歩み寄る。
「手、か?」
「ええ、手のように見えるわね」
「随分冷静だな」
「そっちこそ」
数秒間、お互いに沈黙して、
「じゃあ、やるぞ」
「ええ」
修が白い手を開かせているうちにさゆるが自分の腕を引き抜く。するとそれはすぐに消えてしまったのだった。
「ありがとう、助かったわ。さすが生徒副会長ね。それじゃ」
さゆるはだるそうに手を振って、駅舎を出ていった。
「もしや彼女も落とし物を?」
少し考えていた修だったが、窓口へ向き直った。
「考える前に探さないとな」
窓口の向こうの事務所に人影はなかった。これでは聞くこともできなさそうだ。
仕方なく背を向けようとした時、
「!」
事務所の中から人の声が聞こえたような気がした。反射的に振り返るが、やはり誰もいない。しかし、
「あれは!?」
修はガラスに手をついた。
ここから見える事務机に文庫本が置かれているではないか。
「届けられているが、誰もいない……?」
修は慌てて辺りを見回すが、状況は変わらずだった。
こうなれば仕方がないだろう。
修は窓口の隣にあるドアのノブに手をかけた。修は事務所へと入り、事務机の上の文庫本の元へ。
「これか。ん?」
文庫本の隣に置かれていたのは落し物を受け取ったということを証明するための書類だった。修は迷わずそれを記入する。念のため手鏡で鏡文字にしておいた。
「すんなり見つかったな。もう少し手こずるかと思っていたが、この世界はこんなものか」
そう呟いた瞬間、世界がざわついた気がした。
「ん?」
無数の目に見られているような落ち着かない感覚ののち、背後から妙な音がし始めた。擬音で表すなら、ゴロゴロゴロというような。
後ろを振り返ると、道を塞がんばかりの巨大な球体が転がって来るではないか。
表情を変えずに見つめること数秒、修は無言で駆け出した。
「まずいことをした。この世界自体を怒らせてしまったか?」
あまりにも唐突すぎる展開に自分の言動を悔やむ。
「しかし、体力づくりの成果を見せる時だ。追いつけるものなら来い!」
球体が加速した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月15日
参加申し込みの期限
2018年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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