旧市街のとある場所であなたは何気なく鏡を覗いた。
すると、一瞬だけ気が遠くなり、我に返った時には鏡を背にして立っていた。
不思議に思いながらも鏡の前を離れたあなたは、しばらくしておかしなことに気づく。
「誰も……いない?」
そこは確かに寝子島だが、どこへ行っても人間の姿がない。すぐに自分以外の人間が消えてしまっていることがわかった。
鏡を覗いたせいで、妙な世界へ迷い込んでしまったようだ。
「ここ、どこ? も、戻らなきゃっ」
そこで気づく。前方に誰かが立っていて、手招きをしているではないか。
恐る恐る歩み寄ってみると、
「ひゃっ!?」
それは身長が三メートル以上あるスーツ姿の男性だった。頭には帽子、服はその体にぴったりとフィットしているのでオーダーメイドだろうか。
男性は帽子をとって挨拶をすると、胸の前に手を当てた。
「こんばんは。突然ですが、落とし物を見つけるのを手伝っては頂けませんか?」
「落とし物?」
「この島……旧市街のどこかへ落としてしまったらしく。見つけて頂ければ、あなたのお力になりますよ」
「え……えーと。あっ! 元いた場所へ戻りたいんだけど」
「お安いご用です。探していただければ、ですが」
あなたは彼の落とし物を見つけ、無事、元の寝子島へ帰ることが出来るだろうか?
こんにちは! 高城ヒトです。
今回は鏡の向こう側の世界で出会った通称ノッポさんの頼みで落とし物を探してあげるお話です。
元の世界へ戻るため、手を貸してあげて下さいね。
○落とし物○
財布
ハンカチ
文庫本
ブローチ
スマートフォン(スマホ)
○探しに行く場所○
寝子島駅
寝子島神社
参道商店街
探す落とし物を決め、探しに行く場所を決めて下さい。選んだ場所、物によって展開が変わります。
また、探し方や見つけるための工夫があればお書きください。
参加中のプレイヤーさんに会うこともあれば、この世界の住人に遭遇することもあります。
鏡の向こう側の世界ですので、地形が反転し、非常に迷いやすくなっています。思わぬトラブルがあるかもしれません。
(奇妙な姿の住人が追いかけてきたり、空から奇妙な物体が降ってきたり、無人のタクシーに無理矢理乗せられてしまったり)
それではお気をつけて!
ご参加お待ちしてます!!