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◆
崩れたビルの屋上に、
サキリ・デイジーカッター
は一人立っていた。
ドレッドノートの巨体を眺め、「穴」を探している。弱点ではなく、文字通りの穴だ。
外からの攻撃で決定打を与えるには、ドレッドノートはでかすぎる。
だから排気口でも、なんでもいい。とにかく侵入口を見つけ、中から頭部を叩く。
そのためには、できる限り頭部に近い位置の穴でなければならない。
視線を巡らせるサキリは、ドレッドノートの左腕が動きだすのを見た。
◆
ドレッドノートが、コロッサスすら容易く叩き潰せそうな左腕を持ち上げる。
巨体ゆえにその動きはゆっくりで、けれども巨体ゆえにその薙ぎ払う範囲は圧倒的に広く、破壊的だ。
そんなことは、最初の一発でよくわかっている。
だから、やらせるわけにはいかなかった。
ドレッドノートが左手を振りおろそうとした、まさにその瞬間。
樹が、『箱庭』を立て続けに発動した。
ドレッドノートの頭上に、バイクが、軽自動車が、次々に転移。
その一つ一つが、自由落下による高速度を得た質量弾として降り注ぐ。
衝撃と、金属のひしゃげる轟音、そして爆炎。
連続質量攻撃は決定打にはまだ遠く、しかしドレッドノートを身じろぎさせるには足るものだった。
◆
機械の巨竜が、首を大きく揺らして身じろぐ。
その時、サキリは確かに見た。
首のパーツに隠れるようにして配置された排気口から、煙が吹き出たのを。
「デイジーカッター、ドレッドノート内部に侵入する!」
無人の街から持ち出した防災用無線で仲間たちに連絡し、サキリは屋上からジャンプで飛び出した。
目指すは排気口。とてもではないが、ひとっ飛びでは届かないような距離。
しかし、サキリには『 斬空赤刃』がある。
ホームセンターから拝借した防災用斧を手に、空間を斬り裂く己を思い描く。
瞬間、サキリは空間を跳躍。排気口へと一息にたどり着き、そのまま内部へと入り込んだ。
ドレッドノートに侵入したサキリは、思わず顔をしかめた。
脳天を突き刺すような、鉄と、錆と、ぎとつく油の混じった強烈な悪臭。
おまけに、そこかしこから腐ったような色合いの油がにじみ出ている。
ただ一つ幸いなのは、内部には一応の通路らしきものが用意されていたことか。
(もたもたしてると、この匂いだけでやられてしまいそうだ)
頭部を目指して駆け出したサキリを、しかし前方からのいくつもの耳障りな駆動音が出迎えた。
小型の――といっても、一メートルはあるだろうか――羽のないクワガタのような迎撃機が、通路の床を壁を天井を這い回り、サキリのもとへと殺到する。
(やっぱりね、強行突破するしかないか)
「迎撃機を確認したよ。乗り込んだら、外の方にも出て来ると思うから気をつけて!」
外の仲間に連絡し、懐からナイフを取り出す。
斧との二刀流の構えを取り、そして『 斬空赤刃』。
天井スレスレの位置へ転移し、そのまま斧を袈裟懸けに振り抜く。
そんなことをすれば、当然斧は天井に突き刺さって攻撃は止まるだろう。
サキリの進化能力が、なかったならば。
『斬空赤刃』の進化能力。それは空間を斬るのみならず、文字通りの赤く輝く刃へと変える力。
灼熱を思わせる赤刃が、紅の残光を残して一閃。
天井ごと、迎撃機をバターのように真っ二つに斬り裂いた。
ドレッドノートの、迎撃機の油が、サキリの防災コートを返り血のように濡らす。
着地の隙を再度の転移で潰し、赤刃で弧を描くように一閃、そして着地。サキリを中心に、迎撃機のパーツと油が雨のように降り注ぐ。
仲間の残骸を蹴散らし、着地の瞬間を狙って飛び込んでくる迎撃機が、前後左右とさらに頭上から都合5体。
極短距離を転移し、鋏の包囲から脱出し、そのまま背後に回り込んでまとめて横薙ぎに斬り捨てる。
足に、刺すような痛み。
足元に忍び寄っていた一機の鋏が、サキリを捉えていた。
「このッ!」
頭のド真ん中にナイフを突き立て、再び転移。
◆
外からの攻撃も、樹の質量弾だけで終わったわけではない。
身をよじり、空振った勢いのまま地面を裂いて食い込んだ爪。
その上を、轟が全速力で駆け上がる。
爪を引き抜き振り上げれば、逆に利用してドレッドノートの腕を一気に滑り降りていく!
「とおっ!」
ドレッドノートの装甲を勢いよく蹴り、まとわりつく卵胞へ向けて加速。
そのまま空中で身を翻し、全ての力を利用した蹴りを叩き込んだ。
ぶち破られ潰された粘液が飛び散り、内包されていたソプターの出来損ない――否、製造途中の個体だろうか――が砕け散る。
機械のくせに、それはあまりにも生々しい感触で。
しかしそれを気にする暇など、今はなく。
見れば、卵胞内部にはいくつもの未完成のソプターらしきものが眠っている。
轟は砕いたソプターから銃をもぎ取ると、そのまま辺りかまわず撃ちまくった。毒々しい色味の弾丸によって、音を立てて卵胞とその中身が溶けていく。
「何かがそっちに向かってます! おそらく迎撃機ですから、気をつけてください!」
無線から美咲紀の声がして、直後、サキリを迎撃しに現れたものと同じ、クワガタのような機械群が押し寄せる。
「上等だ! こいつらがこっちに来るってことは、それだけサキリが楽になるってことだろ!」
ソプターの銃を突撃銃のように連射しながら、轟は迎撃機の群れへと突っ込んでいく。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月04日
参加申し込みの期限
2018年04月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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