this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ザ・ポータル・ウォー
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
◆
在るべきはずの喧騒はなく、行き交うべき人の影もなく。
ポータルから溢れる淀んだ空気に満ちたシーサイドタウンを、怪機械どもが行進する。
天を覆うは、最低限の骨組みと翼と武器だけを持つ飛行機械。
地を揺らすは、くすんだ装甲で陽光を鈍く照り返す機械の巨像。
全てを引き裂き溶かすは、戦艦の如き威容の機械の巨竜。
彼らの有り様には蹂躙への快楽も、憐れみも、侮蔑も一切なく。
ただ与えられた役目のまま、世界を薙ぐ冷徹な機構そのものだけがそこにはあった。
◆
やるしか、とは言ったものの。
武人の家系の
七峯 鷹梅
をして、こんな事態が起きるとはそうそう予想できるはずもない。
戦支度など当然しておらず、弓と矢筒はあっても、矢玉の用意はそう多くない。他に武器の持ち合わせと言えば、居合刀が一振り程度。
ポータルの方角を見やれば、無数の飛行機械――ソプターどもが、こちらへ迫らんとしていた
『鷹羽白梅』を発動しようとした鷹梅は、覚えのある女性の姿があることに気づく。
「
矢萩 秋
さん、ですか?」
「ああ?」
振り返った
矢萩 秋
の表情は、怒りの色に染まっていた。
妹メモリアルを眺めて至福のときを過ごしていた真っ最中に、いきなり鉄火場に放り出される羽目になったのだ。無理もない。
それどころか、このままでは寝子島どころか世界が――つまり、最愛の妹たちが危ないのだ。これで、火が点かないわけがない。
そんな彼女に気圧されることもなく、鷹梅は淡々と手短に話をすすめていく。
「
七峯 鷹梅
と申します」
「七峰……あんたもしかして、うちの上妹に悪さしているあの餓鬼の姉貴かい?」
気弱な者なら失神しかねない圧のこもった視線。しかし、今はそのことを話している暇はなく。
「……弟がお世話になって居るようですが、それは追々。共闘をお願いできますか」
「……そっちは後にしておいてやるさね。今はこの連中をぶっ飛ばすのが先さ! 共闘したいってんなら、勝手にしな」
「まず斃れぬように暴れられますか、秋さん。止まらせるか、それが叶わずとも読める動きに絞らせさえすれば、抜けます」
ハッ、と秋は嗤う。それは、鷹梅の背筋をひりつかせるほどに、獰猛な笑みだった。
妹を害するかもしれない敵、ましてや機械の類だ。加減も、良心の呵責も必要ない。
「止まらせるなんてしゃらくさい。ぶった斬ってやるさね!」
「斃せればなんでも構わない、というわけですか」
気が合いそうですね、と鷹梅もまた嗤った。狙いすます、猛禽のような目で。
◆
アスワド・クロノワール
は、見覚えのある眠そうな目にうさぎ耳をピクリと跳ねさせた。
「む、キミはいつの時かあったやつだな!」
声をかければ、その人影――
鈴野 海斗
も、彼女のことを覚えていたようで。
「おー? いつだか一緒に戦った以来だべな。オラは鈴野海斗だっちゃ」
「……ふむ、カイトか覚えたぞ。ボクはクロノワール族のアスワド」
さて、あまりのんびりとしている時間はなさそうだ。ソプターどもが、こちらへと向かってくるのが見える。
「カイト、お前はロッコンとかいうのを持ってるのか?」
「持ってるっちゃよ。こういう場面には向いてるほうだと思うっちゃ」
海斗のろっこん『旧軍の亡霊《勇》』は、アドレナリンの作用を強化するものだ。
痛覚麻痺や筋力増強など、今回のような戦いの場においては役に立つ。
「それ、ちょっと借りていいか?」
ほしびとたちは、星の力によってろっこんを一時的にコピーすることができる。
もとより戦闘民族のアスワドが戦闘向けのろっこんを得ることができれば、それはきっとフツウを護る力になるはずだ。
海斗はもちろんそれを了承。
ぎゅーっと握手でろっこんをコピーしたアスワドは、ヴォーパルとクークゥルを構え、目元に朱で文様を描く。
「ケラ・ガ・リブ・ダゥ・ラービ、ハー・ヴィ・ティ・トゥル!」
儀式の文句を唱えるや、そのままソプターの群れへ向かって走り出した。
自分もぼやぼやしてはいられない。海斗はホームセンターから拝借していたスコップをしっかりと握りしめ、自らに号令を降す。
「―――《突撃準備よし》!!」
出し惜しみできる状況ではない。はじめから飛ばしていくことに、何らの躊躇もなかった。
◆
ソプターが、群れをなして空を征く。
その数、ざっと50体。
物陰から様子を伺っていた
ジュスト・ランベール
は、思わず口笛を吹いた。
「ヒュー♪ これはすごい数の敵だね」
この数を丸腰で相手にするのは、キツい――というより、命を捨てに行くようなものだろう。
幸い、ろっこんさえ使えれば戦える。けれど、とちらりと横目で、姉の
レナ・ランベール
を見やる。
彼女の前でろっこんを使い、弟のくせに生意気だなんだと言われるのは困る。そんなことを気にしている場合か、とは思わなくもないけれど。
「姉ちゃん、どっかで武器探して――って何やってんの?」
レナが、指を噛んでいた。赤い血がたらりと一筋垂れたかと思うと、次の瞬間、彼女の手の中には一丁のマシンガン……といっても、エアガンなのだけれど。
「うし、こんなもんか。それじゃあやってやろうじゃん、ってなに呆けた顔してんの?」
さも、当たり前のような顔。
そんな彼女の様子に思わず素っ頓狂な声をあげかけ、けれど今ここが戦場だと思い出して、どうにか飲み込むジュスト。
「姉ちゃんもろっこん使えたんだ!?」
「あ? 使えるけど、それが何? なんでそんなにびっくりしてんの」
怪訝な顔を向けてくるレナに、ジュストはほんのすこしだけ考える。姉が使えるのなら、大丈夫だろう。
「実は僕もBANG! っていえば、空気の弾丸撃てる能力最近身に着けてさー」
本当は、結構前からだが。この状況だ、レナもそこにはいちいち深くツッコまない。
「はーん、お前も使えるんだ。なんだ、随分と便利そうじゃん」
「姉ちゃんこそ。とりあえず、これで武器の心配はなさそうだね」
そこでジュストは、いたずらっぽい笑みを浮かべた。せっかくだ、ちょっとしたギャンブルをしよう。
鉄火場にこそ、興が必要だ。
「お互い飛び道具もちってことだし、どっちが多く敵を倒せるか勝負しない? 勝った方が、食後のデザートに買っといたプリン総取りってことで!」
その提案に、レナはニィっと笑った。射撃は彼女も大得意。勝負となれば、遅れを取るつもりなど毛頭ない。
「勝負か……いいね、乗った。プリンはあたしのモンだ!」
言うが早いか、物陰を飛び出すレナ。遅れじと、ジュストがその後に続く。
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ザ・ポータル・ウォー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月04日
参加申し込みの期限
2018年04月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!