this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ザ・ポータル・ウォー
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
◆
異世界の侵略機械どもは、ポータルからやってきた。
では、ポータルの向こうはどうなっているのだろうか。
寝子島に襲来したのと同じ怪機械が、群れをなして跋扈しているのだろうか。それとも、全く未知の世界が広がっているのだろうか。
ふらふらとポータルの方へと近づいていた
伊藤 緑
は、地面の揺れる感覚でハッと我に返った。
慌てて手近な建物の影へと身を隠せば、向こうから4体のコロッサスがゆっくりと歩いてくるのがよく見えた。奴らが一歩を踏み出すごとに、腹の底に響くような振動が地面を揺らす。
(危なかった……。今は目の前の敵に集中しないと!)
ここがシーサイドタウンであるならば、おおよその地形などはわかる。が、こんな状況だ。変わっている部分もあるかもしれないし、そうでなくても全てを十全に把握できているわけではない。
コロッサスの動きもよく観察しておかなければならないし、そして忘れてはいけない大事なものがひとつ。
(メモも忘れずにつけなきゃ)
お気に入りのダーツ型ペンで、コロッサスの動きをメモ帳に片っ端から書き記していく。きっと、どれかひとつ、いやいくつかは役に立つ局面が来るはずだ。
ただ、書いている間は無防備だし、武器のたぐいも持ち合わせていない。
「こ、こっちに来ないでよね……」
こればかりは、祈らずにはいられない。
敵が侵略者で、あの機械がその尖兵ならば。逃げ隠れしている者よりも、まずは武器を手に行く手を阻む者に向かうとは思うのだけれど。
◆
「ちょっと何よ! あの硬そうなデカブツは!」
地面を揺らして迫りくる4体のコロッサスに、
伊藤 美緒
は思わずそんなことを口走っていた。
しかも1体だけじゃなく、4体もいる。こんなの反則だ、反則。
しかし、戦わなければ寝子島は、ひいては彼らに侵略されてしまうのだ。つべこべ言わずに戦う以外、できることはない。
とはいえ、だ。
手持ちの武器は竹刀が一つきり。全力で打ちかかったところで、大したダメージは与えられまい。
ならば、と植え込みの陰に隠れて策を巡らせる。
そっと顔を出して様子をうかがえば、向かい側の道に文具店が見えた。
美緒の片眉が、ぴくりと動く。
一つ、閃いた。
◆
呼吸を整え、体の中心から指先へ、そして周囲全体へと至るまで、
尾鎌 蛇那伊
は意識を巡らせる。
蛇那伊が相手にするのは、機械巨人コロッサス。敵は4体、かつ巨体。いくら蛇那伊のガタイが良いといったところで、一人で真っ向から向かえば斧の錆。
ひとまずは、他の面子が準備を整えるまでの時間稼ぎに徹するべきだろう。
「あら、準備しなくていいの?」
動く気配を感じ取り、声をかけた先に居るのは
白 真白
と
朝鳥 さゆる
。見たところ、ふたりとも丸腰のようだが。
「私にはこれがあるから」
そう言って、真白が取り出すのはリボンだった。力を流し込むイメージを描き、ろっこん『鋼の如く』を発動する。
伸ばしたリボンが、たちまち硬質ブレードのように硬化した。硬化したリボンを二刀流のように構える真白。
「あたしも、ろっこんがある」
さゆるの方はと言えば、ただそれだけを返してコロッサスへと向かっていく。
◆
コロッサスの歩みは、ソプターと交戦を開始した面々のもとへと向けられていた。
戦うということは、すなわり抗戦の意志があるということ。ならばそれは、彼らが抹殺すべき「敵」だ。
彼らの意識が――それが意識と呼ぶべきものかは別として――そちらへ傾けられるのは、必然だった。
歩道を踏み砕いて進む一体の足元へ、真白が駆けていく。あの巨体なら、一度潜り込めば攻撃もままならないはず。
そうしてコロッサスがもたついている隙に、足の関節をまず潰す。
息を潜め、足音を消して一気に踏み込む――
「え」
直後、目の前にはコロッサスの足の裏があった。
真白の小さな身体をまるごと蹴り潰すのには、充分すぎるサイズと質量の鋼鉄塊。
その直撃の寸前、真白の身体を蛇那伊が突き飛ばした。
アスファルトの表面が身体を撫で、摩擦の熱と痛みが遅れてやってくる。
無事かと問う蛇那伊の声に、真白はうなずいて礼を言う。
視線を戻せば、後ろへと足を振り上げたコロッサスの姿が見えた。歩行中から、接近を感知して即座に行動を切り替えたのだろう。
「後ろから忍び寄っても、バッチリ捕捉ってわけね」
君のおかげね、とつぶやく蛇那伊。それは皮肉の類ではなく、図らずとも敵のセンサー系の優秀さを教えてくれたことへの感謝だ。
なにせ、蛇那伊がアレを受けていた可能性だってあったのだから。
◆
別の通りを進む一体に、さゆるは足元の小石を拾い上げて投げつけた。
鈍い音ともに石は弾かれ、コロッサスの頭がぐるりと回る。感情のない無機的な瞳が、彼女を捉えた。
斧が、振り下ろされる。
まるで呼吸をするように、当たり前のような静かさで。
それでもコロッサスは「敵」で、ならばそこには敵意と悪意はあったのだろう。
『Stella cadente』、発動。
斧が振り下ろされ、轟音とともにアスファルトが裂けたその時。さゆるは、そこから身体一つぶん離れた場所に立っていた。
文字通り、一歩間違えれば死に繋がっていただろう。しかし、さゆるは顔色ひとつ変えやしない。
そのまま、コロッサスから少しずつ距離を取っていく。
こっちよ、という呟きが通じたものかは知らないが、巨像は一歩、さゆるへと向かって足を踏み出した。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ザ・ポータル・ウォー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月04日
参加申し込みの期限
2018年04月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!