this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ライブラリ・ラビリンス2
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
12
つぎへ >>
■赤い部屋
美咲紀と楓は赤い絨毯の敷かれたサロン風の一室に足を踏み入れた。
「前回の探索品がご丁寧に木箱に入れられちゃいたが、
俺ら、前にそんなことしたっけか」
「少なくとも、私はしなかったですね。
していた人も、しようと言った人もいなかったです」
「だよなぁ。むしろ、見つけたモンを手放した覚えもねえ。
外には持ち出せない仕様なのか……?」
そう呟きながら、楓は肉球の絵のついた印章を掌で転がした。
前回、大事に持ち帰ったはずのそれは
しかし帰宅して探してみるとどこにも姿がなく、
今回になって訪れた図書館の木箱の中に当然のように収まっていた。
図書館から外への行き来には人も物も関係なく制限があるのかもしれない。
「まあ、それならそれで、個人で持っていない分安心!
ってことじゃだめですかね?」
うっかりお醤油こぼしちゃうようなこともないし、と話す美咲紀に、
楓は脱力して笑った。
「ま、それもそうだな。今回は今回で、また変わるかもしれねーし」
「そうそう! 今はまず、この部屋の探索からですよ!」
頑張りましょう、と頷き合って、美咲紀と楓は赤い部屋の探索に乗り出した。
美咲紀は、今いる部屋と隣の部屋との関係性が気になっていた。
音楽を聴きたいのなら、赤い部屋の方にピアノを置けばよかったはず。
ましてピアノのクリアなサウンドを楽しみたければ
なおさらこの一枚の壁は障害物でしかないはずだ。
なのにわざわざ壁一枚を隔ててピアノを置いた理由がわからなかった。
「例えば、部屋の壁に扉があった痕があるとか。通風孔があるとか……?」
壁の前に合った大量のテーブルや椅子を退けて
時間をかけて丁寧に壁を調べたものの、特に隣の部屋との壁の間に
変わったところは見受けられなかった。
メモ帳に部屋の見取り図や気が付いたことをメモしていく。
しかし、壁を調べるためにテーブルや椅子を避けていて、
美咲紀はふと、あることに気が付いた。
テーブルと椅子は、並べてみれば
だいたい部屋いっぱいくらいの数が置いてあったが
そのうち三分の一ほどと三分の二ほどでは、
よく似てはいるものの違うデザインのものが使われていた。
傷みが激しく、どちらが新しいものかはわからないが、
もしかしたら図書館ができて初めのうちは、
こちらの部屋にピアノがあったのかもしれない。
それが、必要に迫られてテーブルと椅子を増やさねばならなくなり
そのためにピアノを隣の部屋に移した……という可能性もなくはない。
ここが資産家の私設図書館だと思われている背景を考えれば
おそらく、たくさんの人をもてなさねばならないこともあったのだろう。
「つまり、この図書館に、かつては大量の人が来ていた時期があった、
ということです……?」
商談か、会合か、はたまた別の何かか。
詳細はわからないままに、美咲紀は一度探索を終えた。
楓は、美咲紀とは別行動をとって簡易キッチン周辺を調べていた。
ブレッドケースの中、ワインラックの中、シュガーポットの中。
中身は空で、特に変わったところも見当たらない。
数本残ったワインは、栓が開いていなくともわかる。これは飲めない。
「まあ、飲んでる場合でもねえけどな」
ラベルは黒く汚れており、判読不能。
中身も、赤か白かさえわからないくらいに黒く淀んでいた。
食器棚に残っていたカトラリーは、調理台に放置されていたのと同じもの。
おそらく、サロンで使用するためにまとめて買ったのだろう。
「……食料を保存する場所がねえな」
ワインやピクルス瓶があることを思えば、
おそらく軽いつまみもあったはずだ。
保管せずこまめに買ってきていたのか、
もしかしたら保管場所を見落としているのか。
考えながら歩み出したつま先が、不意に小さな段差を捉えた。
よく見れば、絨毯敷きの床に一か所、
蓋のような切れ込みが入った箇所がある。
そこらにあったカトラリーで隙間に詰まった苔や泥を取り除くと
そこに現れたのは扉だった。
開けてみれば、どうやら食料を入れておいた床下収納らしい。
腕が底に届くか届かないかといった程度の深さの木製の床が見える。
しかし、ざっと見た感じではそれだけだ。
もう少し探したかったが、他にも調べたい箇所もある。
前回の経験を踏まえるなら、
そう長くひとところを調べているような時間もないはずだ。
楓は考えた結果、カウンターの調査に手を付けることにした。
自身が図書館の利用者になったつもりで、動線を考える。
お気に入りの本を片手に優雅なティータイム、と洒落込もうと思うなら
楓ならカウンターやテーブル周辺に本を持ち込むだろう。
飲み物を頼むなら、できるだけキッチンに近い方がいい。
調べてみたものの、特にこれといってめぼしいものはない。
どうやら、床下収納の件を共有する必要がありそうだ。
楓は一旦部屋を出て一同の元に戻ることにした。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ライブラリ・ラビリンス2
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
白丸 あこ
前回シナリオ
ライブラリ・ラビリンス
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月31日
参加申し込みの期限
2018年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!