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ライブラリ・ラビリンス2
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■左の部屋
陽太、樹、モニカの三名は東館左の部屋の調査に赴いた。
「んー、部屋にあるものからして、キッズルームみたいな雰囲気がするよねぃ」
「そうね。図書館だから、色々な子供のために用意されていたのか、
それとも、あの写真の子のためかしら」
「両方兼ねてる、ってセンもあるよね。調べてみればわかるかな」
そういって、それぞれに探索ポイントを絞り、
手がかりを求めて室内の探索を開始した。
「んー、さてさて……」
陽太は、探索開始と同時にポケットから取り出した相棒たちを指でつつく。
陽太の指先によって命を吹き込まれた彼らは、
たちまち動き出して部屋の探索を開始した。
「あら、それ……」
自我を持って動き出した小さな動物たちに、
興味を引かれたのはモニカだった。
「かわいーでしょ? オレの相棒ですよぅ。
もうちょーっとパワーがあってくれてもいいんですけどねぃ」
「へえ。じゃあ、私が少しお手伝いしてもいいかしら」
そのまま、モニカは陽太の肩に触れ、静かに呟いた。
「求めよ、さらば与えられん」
モニカがその名を口にした途端、
太陽のように暖かな力がモニカから陽太に流れ込み、
陽太の足元にいた動物たちが、パワーアップ! と言わんばかりに
ムキムキマッチョなポーズを決めた。
そして、先ほどまでとは打って変わったハンターの目つきで
室内へと散っていく。
陽太は驚いた表情でそれを見ていた。
「へー、そんなこともできるんですねぃ。
どーも、ありがとうございます」
「いえいえ、では、私達も調査を開始しましょうか」
そうして、陽太とモニカも室内へと足を踏み入れた。
室内を探索していた陽太の目が、
ふと、部屋の中央に転がった知育玩具に止まった。
「知育玩具も置いてあるのかー」
興味を引かれた陽太は、知育玩具をチェックしてみることにした。
玩具は黴に覆われていて、触れるのに少し勇気がいる。
それは、ありがちな箱型の玩具だ。
三角、四角、円など単純な図形の穴が開いた蓋に、
同じ形の積み木を落とすようになっている。
落とした積み木は、箱の側面の扉を開けて取り出してまた何度でも遊べるものだ。
元は柔らかな白木でできた玩具だったらしく、そのぶん傷みも激しいようだ。
市販のものではなく、誰かが作った手作り品らしい。
社名はおろか、寄贈者の名前も、持ち主の名前も書いていなかった。
「んー、壊れてる所とかないかなぁ?」
角度を変え、向きを変え、玩具を矯めつ眇めつ。
扉以外の部分は同じく白木の棒でかごのようにデザインされており、
中の積み木がころころと転がるのが見えた。
転がる積み木を見ているうちに、陽太は箱の中に、
明らかに積み木とは違う何かが入っていることに気が付いた。
箱側面の扉を開けて中身を全部出してみる。
三角の積み木、四角の積み木、円の積み木がそれぞれふたつずつ。
そしてもうひとつ、手のひらサイズの鍵が入っていた。
この鍵だけは他の積み木とは違い白木ではなく、黒っぽく堅い木でできている。
とりあえず皆に報告しようと、陽太は鍵を回収、
調査結果のメモをその場に残した。
モニカは、本棚に並んだ子供向けの本を調べていた。
子供サイズの、背の低い本棚は腰を屈めないとなんとも見えにくい。
並んでいたのは、童話や寓話、詩や伝記など、
ごくごく一般の図書館の子供向けコーナーでもよく見るタイプの選書だ。
年代には特に連続性はなく、目についた面白そうなものをとりあえず並べました、
というような、よく言えば多彩な、悪く言えば乱雑な印象を抱く。
それから、写真の多い各種図鑑も並んでいる。
基本的な草花、虫、魚などは言うに及ばず、
星座や天気、きのこなど的を絞ったものまである。
「あら?」
何かに気づいたモニカは、
図鑑の棚を端から端までじっくりと観察し直した。
やはり、何か違和感がある。
「……そうか、鳥の図鑑がないのね」
ずいぶんとターゲットを絞った図鑑もある中で、
なぜか鳥の図鑑だけがすっぽりと抜け落ちている。
「そういえば前回大天使さんが、
右の部屋で鳥の図鑑を見つけたと言っていたわね」
あとで右の部屋に探索に行ったふたりに相談してみよう、と。
モニカは曲げていた腰を戻し、立ち上がった。
樹は、室内全体を見て回っていた。
この部屋が子供が過ごすために作られた部屋だと仮定して、
子供のエリアに相応しくなかったり、
目的がわからないようなものがないかどうかを入念に調べて歩いた。
「う~ん、特に変わったものはないかなあ……」
全体的に背の低い椅子や机はもちろん、
本棚も子供の高さに合わせられていて、
樹の目線の高さにちょうど本棚の天板が来るサイズ感は、
なんだか小人の国に迷い込んだような、不思議なくすぐったさを感じる。
ざっと見まわした室内には特に気になる部分はなく、
これはハズしたかな、と心の中で舌打ちをした樹だったが、
詳細に調べながら歩き回っているうちに、
ふと、部屋の床の右手前の隅に、
一か所だけ妙にがたつく床があることに気が付いた。
ちょうど右の部屋との境目、廊下側の角に当たる。
どうやら、絨毯の下に何かあるらしい。
「なんだろ……?」
どこか絨毯を捲れるところはないかと探したが、
絨毯敷きの範囲が広く、一部分だけ捲るというのは難しそうだ。
ならば絨毯を切り裂こうかと思ったが、生憎と装備を持ち合わせていない。
一度戻って誰か刃物を持っていないかと聞こうかと思った、その時だった。
「うわっ! な、なに?」
「大丈夫ぅ?」
「なにかあったの?」
樹の慌てた声に、他の場所を調査していた陽太とモニカも駆けつける。
そこでは、陽太の動物たちが、絨毯の下に潜り込んで探索を開始していた。
「扉……かなぁ」
動物たちと視界を共有した陽太には、絨毯の下の光景が見えている。
モニカが能力を強化してくれていたこともあり、
見えにくいながらもだいたいの様子は把握できる。
「うん、古い木製の扉だねぃ。とはいっても、絨毯の下だから
外気に晒されていた周りより損傷は少ないかな?」
「ばん! ってぶち破ったりできないかな」
樹の問いかけに、陽太は扉の様子を入念にチェックする。
「うーん、ダメそう。結構頑丈みたいだよ」
「鍵かなにかがついているのかしら?」
モニカが尋ねると、陽太はまた少し扉の様子を確認した。
「よく見えないな…でも、どっちにしろ絨毯をなんとかしないと
扉をどうこうは難しいんじゃないかな」
探索を終えた動物たちを手元にもどし、
樹、陽太、モニカの三人は今発見したことを皆と共有すべく、
一度部屋を後にした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
白丸 あこ
前回シナリオ
ライブラリ・ラビリンス
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月31日
参加申し込みの期限
2018年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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