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嘘<ユメ>が現実<ホント>になるセカイ。それが、らっかみ!
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【白沢先生のおかしな寝子島計画(1)】
彼女といっしょに過ごす時のなかで、
八神 修
は幾度か不思議現象にも見舞われてきました。それがたとえどんなに奇妙なことであろうと、どんなにアレやソレなことになろうと、そのたびに
七夜 あおい
は違った魅力を修に見せてくれるのでした。
「修くーん、これも食べられるみたい! 食べてみようよ♪」
「ああ、今行くよ」
あけっぴろげな笑顔を眺めて、彼は思います。
(お菓子の国のあおい。いいじゃないか)
そう、どうやら本日のシーサイドタウンは、お菓子の国へと変貌を遂げてしまったようなのです。周りを見回せば、並ぶ家々はまるで形もさまざまなケーキのショーウィンドウですし、塀は板チョコやウェハースでできています。ビスケットが敷き詰められた道路の脇には点々と、電灯代わりの棒キャンディーが突き立っています。まるで空まで水あめかなにかでできているんじゃないかというくらい、青々として見えました。
そんななかで、あおいは実に楽しそうに、くるくるぱたぱたと動き回っています。
「うわぁ、この家シュークリームみたい! 美味しそう~。あっ、なかにはマシュマロのベッドもあるよ! あ、でも……」
「ん? どうしたんだ、あおい」
ふと、あおいは困ったように眉尻を下げて、修を見つめます。
修はもちろん、ピンと来ました。いくら美味しくたって、お菓子には女の子が気にしがちな、アレの問題があるのです。ましてやほかならぬあおいのことですから、修にはすぐに察することができました。
「なるほどね。それじゃ、こうしよう。『お菓子の国の食べ物は、食べても太らない! むしろ食べるほど健康に、美しくなれるんだ!』」
「!! そ、それだよ修くん!」
今日はウソがホントになる日です。ウソをつけば、すべて解決!
あおいはクリームのついたシュークリームハウスの壁を手に取ると、マシュマロベッドにぽよんと寝ころびながら、はむっ。ひと口……ちょっぴりお行儀は悪いですけれど、今日くらいはきっと許されるはず。
「んん~、美味しい♪ なんの心配もなく甘いものが食べられるって、幸せ~」
「はは、存分に食べるといいさ」
「修くんは? 食べないの?」
「ああ、俺は……」
悪戯っぽく笑って、修はあおいの鼻先へ手を伸ばすと、そこに乗っかっているクリームを指ですくって、ぺろりと舐めました。
「うん。美味いな」
「もうっ、修くん! クリームついてるならついてるって言ってよ~!」
「はははは」
ぽわっと顔を赤くしたあおいとそんな他愛のないやりとりを交わすだけで、修はお腹も胸も満たされてしまうのでした。
これも性、というものでしょうか。現実にも童話の本と雑貨の店を営む
弓立 招
は、お菓子の国でもやっぱり店を構えておりました。
「誰かの見る胡蝶の夢、といったところでしょうか。せっかくですから、僕もその末席に紛れさせていただくとしましょう」
そんなわけで本日の招は、『お菓子の国で店をやっている住人』です。
「おや? 店の商品もお菓子になっているのですね。これは面白い」
お店の構造は寝子島にあるそれとよく似ているものの、売り物はまるで違います。ふと手に取ったのは綿菓子でできた本ですし、向こうにはチョコ革の本も並んでいます。綺麗なネックレスは琥珀糖でできていて、指輪はシロップを固めたもの……レターセットはキャラメリゼです。
「こんにちは~!」
「おや。いらっしゃいませ」
さっそくやってきたお客さまは、子どもたち。ただし彼らは、いずれも犬や猫、狐にタヌキにヒョウライオン、ゾウなどなど、愛らしい動物の顔をしています。お菓子のお店にそんな愛嬌たっぷりなお客たちが詰めかけるのは、なんともファンシーでメルヘンな光景でありました。
「これっ、くださいな!」
「はいはい。っと、お代は……どうしましょうかね?」
招が小首をひねっておりますと、犬の顔をした子どもがカウンターにぱちんとなにかを置きました。
銀紙に包まれた、コインチョコでした。なるほど、ここではお金もお菓子であるようです。
「はい、まいどどうも」
「わーい!」
子どもたちはコインチョコで思い思いのお菓子を買うと、元気に外へ飛び出していきました。
と、
「おや?」
なにげなく飴でできた窓から外を覗くと、向こうからビスケットでできた車が走ってきて、店先へきゅっと止まるのが見えました。
降りてきたのは、修とあおいのふたり組です。
「この店で、燃料のハチミツを補給しておこうか」
「うんっ。すみませーん!」
「はいはい。今行きますよ~」
仲睦まじく楽しそうなふたりの車へ、招はガソリン代わりのハチミツをとくとくと補給しながら、ふと尋ねます。
「楽しいお菓子の日ですね。車でどちらへ行かれるんです?」
「あそこに見える、お城に行ってみようかと思って」
「ほう、お城」
修が示した方向を見てみますと……でーん! と自己主張も激しい、焼きプリンパフェのお城がそびえているではありませんか。
「お菓子のお姫さまが住んでいるそうですよ。お茶会にご一緒させてもらうのも楽しいかと思ってね」
なんてことを言い置いて、修とあおいはお菓子の車に乗り込み、お城へ向けて走っていきました。
それを見送りつつ、手渡されたコインチョコとお城のある風景をしげしげと見比べて、
「お菓子な国のお姫さま、ですか。まるで童謡のようですね」
ちょっと会いにいってみようか? なんて、こう見えて三十七歳の招は、年甲斐もなくわくわくとしてしまうのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
69人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月01日
参加申し込みの期限
2018年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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