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嘘<ユメ>が現実<ホント>になるセカイ。それが、らっかみ!
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【BLボール選手権】
「またかよ!!!!」
己の魂までも振り絞るかのように、
響 蒼留人
は叫びました。いえまあちょっと大げさかもしれませんけれど、彼にとってはそりゃあ一大事なのです。
「なんで
またバニー
なんだ……!」
気付くとどっかの野球場らしきところで、蒼留人はピチピチのバニーガール姿で、手には馴染んだ竹刀を構えておりました。
いやはや、事あるごとにバニーになる島ですね!
「なーにを恥ずかしがってんだ?」
彼の前方、ピッチャーマウンドに立ってボールを弄んでいるのは、野球大好き
高杉 かよう
。言わずもがなかもしれませんが、もちろんバニースーツを着込んでおります。
そしてかようもまた、バニー姿は初めてではありません。いやそれってどうなんだ? と思わなくもありませんけれど、ともかく彼はニヤリと笑って言ってのけました。
「身体のラインがくっきり出て、いいじゃん。お前の腕のラインとか、引き締まった腿とか、俺は好きだぜ?(筋肉が)」
「お前なんでそうやってさらっとBLっぽい発言すんの? わざとなの!?」
「俺もほら、キマってんだろ。もっとよく見てもいいんだぜ(筋肉を)」
「見ねええええええわっ!!」
なんて仲良くじゃれあってたら、どこからかウグイス嬢の場内アナウンスが聞こえてきます。
『ピッチャー、背番号82。高杉くん』
「82? ああ、バニーってことか。悪くないぜ」
『バッター、背番号801。響くん』
「だからやめろよそういうのもおおおおおお!!」
「なんということ……おふたりとも、気を付けて。これはおそらく、『BLボール』!!」
蒼留人にとっては超・不穏なワードをさらりと漏らしたのは、いつの間にか審判として蒼留人の後ろにスタンバっております、
マーガレット・ライカー
です。もちろんきっちりとバニースーツを着込み、ウサミミの立ち具合をくいくいと調整してから、彼女は真面目くさって言いました。
「プレイボール!」
「いやまて。プレイボールじゃない、ちょっと待て! なんだその、BLボール? って。イヤな予感しかしないんだが!」
「では説明しましょう。BLボールとは、寝子島研究所で秘密裏に開発された新型ウィルスを充填した、カプセル型特殊兵器のこと……!」
「な、なんだって! そのウィルスとやらが漏れ出したら、一体どうなるんだ?」
「ウィルスにさらされた者を同性愛者に目覚めさせ、やがて人類を衰退にまで導いてしまうという、ある意味人食いウィルスとも呼ぶべき恐ろしい兵器……という小説の設定を考えてたら、そのまま寝オチしてしまったんですよね。さすがにこれは没かなぁと思ってたんですが、まさかこんなことになるとは」
「原因お前じゃんーーー!!」
「ちなみにカプセルに触れただけでもウィルスに感染するって設定なんですが、高杉くんはもう投球フォームに入ってますよ。いいんですか?」
「うっ、うおおおお!? やめろ高杉ィィィィィィ!!」
さすがは寝子島高校野球部で常日頃、青春の汗を流しまくっているかようです。美しいフォームから放たれたストレートは真っすぐに飛び、ずばん!! キャッチャーミットの真芯を射抜きました。
「……ん? キャッチャーいたのか?」
「俺の投球を受け止めるとは、やるじゃねーか島岡先生! つーか相変わらず胸でけーなー」
「て、手がいたいです……」
これまたいつの間にやら、キャッチャーを務めるのは剣道部顧問の巨乳女教師
島岡 雪乃
! もちろんバニーガール!
蒼留人がそろりと後ろを向くと、雪乃のたわわな胸元がたぷんと揺れて、彼は慌てて視線を戻しました。
「な……なぜ島岡先生がキャッチャーを」
「えっと、なんででしょう? あの、これなんですか? どうして私、こんな格好を?」
聞かれたってもちろん、蒼留人には分かりません。なんなら自分が教えてほしいくらいです。BLボールってなんだよ! ほんとになんだよ……!
それより背後にバニー女子2名、どちらも見目麗しい美女の存在を大いに意識してしまって、蒼留人はカチカチにキンチョーしてしまいます。
「ふっ、青いな。いや蒼留人だけに、蒼いな」
「今そういうのいいから」
「響、お前の弱点見切ったぜ!」
なにやら作戦を思いついたらしく、かようはどう見ても野球ボールにしか見えないBLボールを握り込み、自信たっぷり。思わず身構える蒼留人を見据えて、叫びました。
「おーい、ライカー! 島岡先生! ちょっとそこで跳ねてみてくれ。ほれ、ジャーンプ」
「え、ジャンプ?」
「わ、私もですか?」
疑いもなく、ぽいんぽいんと跳ねるバニーガールズ。
「ま、まさか……これは!?」
そう……蒼留人にも分かりました。振り返らずとも、まるで耳に聞こえてくるかのようです。
たゆん、たゆんと跳ね回る、弾む双丘の奏でるやわらかいメロディが……!
「おっぱい星人のお前のこと、この状態で集中力は保てまい!」
「だだだだだ、だぁーーーれがおっぱい星人か!! 誤解も甚だしいッ」
「と響が動揺したところでかよう選手、振りかぶって投げましたァーーー!!」
かようは自分で言いつつ、強烈なカーブをずばしゅん! っと投球。
蒼留人は慌てて竹刀を構えて、
「くっ、高杉はすでにBLボールに触れている! ということは、俺があれに触れてしまったら……冗談じゃない!!」
負けじと竹刀でフルスイング!
かっきーーーん! ジャストミートしたBLボールはスタジアムに張られたビーチバレーのネットを飛び越え、サッカーゴールのポストにぶち当たり……ってよくみたらいろいろ混ざってる! つーかそもそもバットじゃなくて竹刀持って打席に立つのはどうなんだ!?
「打てばいいんだろ、打てば!!」
なにはともあれ、スリーベースヒット! ずざざっとスライディングを決めて、蒼留人は三塁へ。
「ふっ。BL展開だけは俺が許さない。必ずこの試合に勝って、この世のBLを全て駆逐してやる……!」
あ、これそういう話だったんだ?
「ま、俺は対戦モノならなんでも楽しめるからいいけどな。で、次のバッターは誰だ?」
打たれても余裕の表情なかようが、手元に戻ってきたBLボールを握り込んだところで、場内に再びアナウンスが流れます。
『バッター、背番号1番。ライカーくん』
「……私は審判だったのでは?」
審判から選手交代、バッターボックスに立つのはマーガレット! もうなんでもアリだ!
「まあ、我ながらよく分からない設定というか夢ですが……どうせなら、結末まで見届けてみたいですしね。今後の参考にも」
参考にしなくていい! と三塁側から悲鳴のような叫びが聞こえますけれど、マーガレットはこれを無視。
ずびし! バットを掲げて、
「やるからには全力でいきますよ!」
「いい気合だぜ、ライカー! 勝負ッ!!」
とかなんとか、試合はなんだかんだで白熱してゆくのでした。
ちなみにほかのポジションは、あたりさわりのないモブ選手(バニー男女)が埋めてると思いねぃ。
そんな感じで9回ウラ。
ルールだとか得点だとかはなんだかもうよく分かんないけど、とにかく打てばマーガレットと蒼留人の勝ち。さもなくばかようの勝ち、といった局面であります。
運動が苦手というマーガレットも神魂やらウソやらの効果もあって、見事出塁。バッターボックスに立つのは再び、蒼留人!
「響さん、がんばってください! 私としてはBL展開バッチコイですけど、がんばってください!」
「くっ、味方が全く頼りにならない……! だが負けられるか! 絶対に、絶対に俺は勝つ!」
蒼留人とかよう、最終決戦!
「お前にこの球が……打てるかなーっ!?」
投げ放つ決め球は、ストレート! 剛速球が蒼留人めがけて襲いかかり、
「なんの! どんな球だろうと、打ち返すのみへぶぅっ!?」
ずどん!!
「あっ」
「あ」
デッドボールでした。
脇腹に食い込んだ剛速球はぐりぐりと回転しつつめり込んで……というのはこの際、どうでもいいんです。
「うぐぐぐぐ……お、俺は、BLなんて……」
「ああっ、ついに響さんがBLボールに触れてしまいました! いったいどうなってしまうんでしょうか? カップル成立ですか? 801ですか?」
ちょっぴり興奮気味なマーガレットはさておき、たちまちウィルスに侵されてしまった蒼留人!
湧き上がるBL衝動を理性で抑え込み、なんとか抵抗しておりますけれど。
「BLなんて……腐女子なんて……」
「さあどうなるんですか? ここぞとばかり、高杉さんを襲っちゃうんですか?」
「俺は、BLなんて……大っ嫌いだああああああ!!」
天へと声を轟かせた蒼留人は、しゅばっと大ジャンプ! かようめがけて竹刀を振り上げるその様は、道を究めた熟練の剣士に見えました……バニーじゃなければ。
どうやらストイックな剣道少年である蒼留人の理性が、ウィルスをわずかに凌駕したモヨウです。リクツはさっぱりわかんないけど、ともかくそーいうことなのです!
「おっ、なんだ。ここからは対戦格闘モードってか? いいぜ……胸を貸してやるよ」
「言い方ァ!!」
嵐のように閃く蒼留人の竹刀。かようはそれを見事なグローブさばきで凌ぎます。
いっぽう、ベースボールから格ゲーモードに移行したふたりをよそに、マーガレットはある重大なことに気づいてしまいました。
「ていうか、さんざん守備とかでボール触ってましたよね、私たち。ということは……」
「はぁはぁ」
「もうみんな感染して……し、島岡先生?」
「よく見たら、ライカーさんって……とっても可愛らしいですね。先生、もう我慢できません……はぁはぁはぁ」
「…………!?」
やがて試合は、延長戦(意味深)へと突入してゆくのでした……うん、上手いこと言った。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
69人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月01日
参加申し込みの期限
2018年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月08日 11時00分
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