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嘘<ユメ>が現実<ホント>になるセカイ。それが、らっかみ!
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【秘子ちゃんのハイパーカプギア大戦N(2)】
『争いやいさかいも、日々のあれこれは全て、ギアバトルで決着をつければ良いのです。んふふ、なんて平和で楽しい世界でしょう♪』
「う、胡乱路先輩……!?」
宝石みたいなピンクの瞳をぱっちり見開いて、
来島 アカリ
は街頭の巨大モニタのなかでにこにこ顔の秘子を見上げました。
アカリにとってなにかと縁のある先輩ですけれど、気づくと周囲には彼女に抵抗する革命運動が巻き起こっていたりして、なんだか不穏な空気が渦巻いております。
「カプギアの強さで全部決まるって……そ、そんなのダメですってば先輩……!」
生真面目な彼としては、友人が誤った道へ進もうというのなら、正してやるのが正義というわけでして。拳をきゅっと握り締めて、決意するのでした。
「なんとかして、胡乱路先輩を止めないと!」
……とはいえ、凛々しくも可愛らしく眉をツンとさせては見たものの。ひとつのっぴきならない、重要な課題がありました。
「って言っても俺、カプセルギア持ってねーんだよな……」
そう、このスペースコロニー『RKM003135』は泣いても笑っても全てがカプセルギアで決定される、カプギア至上主義であります。女王にひと言物申すとしても、まずはカプセルギアが無ければお話になりません。
結局のところ、力なき正義は正義にあらず! 目には目を、力には力を、カプギアにはカプギアを! それが今やこの世の真理なのであります、なんたる世知辛いこと!
「むー。どうすっかな……」
などと泣き言を言っていても始まりません。
まずはどこかでカプギアを手に入れなければなりません。幸いにしてコロニーはカプギアを中心として回っているわけでして、探せばなにかしら見つかることでしょう……と、
「……うん?」
「…………☆」
きょろきょろとあたりを見回したアカリの前に、ずざっと立ちはだかる人影がありました。
丸っこい茶色のシルエット。くりくりのつぶらな瞳。胸にはチェック模様の赤いリボンがきゅっと結ばれています。
「くま……?」
こくり。
現れたのは確かに、
くま
でした。なんとも愛らしい、こぐまの着ぐるみでありました!
こぐまは物言わず、アカリへすっとなにかを差し出します。
「え、これ……くれるのか?」
「…………!」
こくこく!
ほかでもありません。こぐまがアカリにくれたのは、カプセルギア!
「えと……ありがと、な?」
「…………♪」
なんだかよく分かりませんけれど、ともかくカプギアさえあれば、準備万端! 女王のもとへ向かうことができるはず……。
「ところで、これ……どうやって動かすんだ?」
「…………!?」
まずは基本操作から覚えなければならないようです。
こぐまは親切にも、しゅばっしゅばばばっと身振り手振りで、アカリへカプギアの操縦をレクチャーしてくれるのでした。
ちなみに、ご参考までに。こぐまの
中の人
のここまでの心境を、ざざざっとダイジェストでご覧ください。
(な、なにやってるの胡乱路ーーー!? 女王だって!? ど、どうして……どうしてこんなことになってしまったんだ! どうにかして胡乱路を止めないと……でも僕、今着ぐるみだしなぁ。バイトの衣装とはいえ、こんなところで脱いで子どもたちの夢を壊すわけにはいかないよ。さてどうしたものかな……あっ、来島!? ちょうどいいところに! 来島にカプセルギアを渡して、いっしょに戦えばいいんだ! よーし、来島には僕のとっておきをプレゼントしてあげよう。ふっふっふ……)
女王の無慈悲な圧制に抵抗する勢力は、なにも革命軍ばかりではありません。
ここにもうひとつ、人々のために立ち上がる勇敢な者たちがありました……といって彼らは、単なる正義の味方ではないのです。
「カプギアファミリー『クラウンギア』の海の守護者! 『リョータ』さんじょー!」
びしりとスーツを着込んだ
漁 良太
がぺもっと画面をタップすると、どかん! 愛機『
イサリビ丸
』の大砲が火を噴き、大挙して押し寄せるプリティキトゥンをまとめて吹き飛ばしました。
「女王なんてやっつけてやるぜ! なんたってオレたち、マフィアだもんな!」
彼らは、マフィア! スペースコロニー『RKM003135』を裏で牛耳る、闇社会の住人たちです。
マフィアは自らのナワバリ……すなわち、シマを守るのです。体制に染まるを良しとせず、反社会的であっても自らを貫き、大切な者たちを守り抜く。
それが彼ら、クラウンギアファミリー!
「クラウンギアの構成員は、コロニーじゅうにたくさんいるのですっ。女王の好きにはさせませんよー!」
リョータのイサリビ丸をバックアップするのは、
神嶋 星志郎
です。
「クラウンギアの月の守護者、『Cello(セロ)』! いきますッ!」
言うが早いか、カプセルギア『
Notturno
(ノットゥルノ)』は左腕から超音波を発して広範囲を攻撃、敵の目を惹きつけます。
彼はファミリーのなかでも、いわば参謀的な立ち位置にありました。リョータや周囲にたくさんいる構成員たちへ、逐次作戦を伝達していきます。
「ボスたちが女王のところにたどりつけるように、僕たちが精鋭カプギア軍を引き離して、足止めしましょう! りょーたくん、協力お願いします!」
「おうっ、まかせろー!」
イサリビ丸はプリティキトゥンの振るうごっつい棍棒をがきんと弾き返すと、右腕の触手でぐるりと絡め取り、巨大ザメの頭部でがぶり!
イサリビ丸の隙にはもちろんNotturnoが滑り込み、白獅子の咆哮が敵を麻痺させて、動きを止めました。
「よーしいー調子だぜ……うわっ、たくさんきた!? 星志郎、気をつけろー!」
「わわわ、ちょっとまずいかも……!?」
それでも敵の数は数え切れないほどで、たちまち囲まれ孤立してしまうふたり。大ピンチ!
と。
「おっ、なんだ!?」
あたりへきらきら、不意にきらめく粒子が散ったかと思うと……ずばばばばん! 電撃があたりを乱反射しながら走り抜けて、カプギア軍団のプリティキトゥンの包囲が崩れたことで、ふたりはなんとか脱出することができました。
「今の、だれがやったんだー? 助っ人かな?」
「わからないけど、チャンスです! 反撃ですよー、りょーたくん!」
「よっしゃー!!」
大砲を乱射するイサリビ丸に続いて、Notturnoも右手に装備した傘型兵装を展開して敵の攻撃を弾きつつ、強行突破! カプギア軍団を誘導していきます。
その頭上をひらりと、青い鳥型カプセルギアが旋回しつつ見守っているのを、彼らは知るよしもありませんでした。
「ど、どうしよう……!?」
最前線からは少し離れた、物陰にて。
工藤 歩夢
は思わず焦り、立ち尽くしておりました。
「『
ラズエル
』の装備が、いつもと違うなんて……これじゃ、使いこなせないよ。これじゃ、戦えないよ……」
ギアマスター『アユム』の操る天使型カプセルギア、ラズエルの本来の持ち味は、味方の回復を始めとしたサポート能力です。これまでにもその能力を駆使して、仲間たちを助けてきました。
そう、アユムもまた、クラウンギアファミリーの一員なのです……けれど。
「……ぼく……いつも、守られてばかりだ」
ぽつり、つぶやきがこぼれます。
なぜだか今日のラズエルは、アユムの意に反してサポート能力のほとんどを捨て、強力なアタッカー仕様に生まれ変わっていたのです。
どんなにすごいギアマスターであっても、その強さにはやっぱり、長い時をいっしょに過ごした愛機との連携、そして経験があってこそ。突然に使い慣れない装備を持たされたのでは、もちろん本領を発揮することはできません。
「ボスみたいに……みんなを守れるようになりたいな。頼れる大人になれたらいいのに……」
「だったら、なればいいさ」
うなだれるアユムの後ろに、いつの間にか、人影が静かに佇んでいました。
「だ、誰!?」
「さあ……今は、君たちファミリーの下についてる者だとだけ言っておこうかな」
アユムよりも少し年上の、少年でしょうか? けれどその顔は、目深にかぶったうさ耳フードの陰に隠れて見えません。
ちらりと見える口が開いて、彼は言いました。
「カプセルギアに抱く想いは、人によって様々だよね。僕はそれでいいと思うんだ。強さが全てだなんて、そんな無機質に塗り潰されるのは御免かな……」
「ぼ、ぼくもそう思うけど、でも……!」
「だったら、自分を信じて行動すればいい。君には仲間だっているじゃないか」
はっとして、アユムは耳に届く音を聞きました。激しいギアバトルは今も続いていて、そのなかではもちろん、彼の仲間だって頑張っているはずなのです。
「そ……そうだ。ぼくはこんなところで、くよくよしてるわけにはいかないんだ」
仲間たち……友だちのことを思ったなら、彼らを助けたいと思ったなら。なんだか、勇気が湧いてくるのです。
意を決して、
「そうだよ。『ぼくは、頼れるおとなになるんだ!』」
彼はそう叫び、大切な愛機を手に、駆け出していきました。
残された少年……
宿里 早鳴
のもとへ、青い鳥型カプセルギア『
ルリィ
』が飛んできて、その指に止まります。
「ファミリー、か。自分のファミリーを失った以上、その肩書きは捨てたはずだったんだけど……」
クラウンギアは懐が広く、志を同じくするなら、広く仲間を受け入れてくれました。早鳴もまた、そんなひとりなのです。
「主役のちびっこたちの後ろで、ちょっとだけお兄さんが支えてるなんて、あるあるでしょ?」
仲間たちを守り、サポートし、陰から手を差し伸べて導く。それが早鳴のやり方なのです……彼の正体を、仲間たちさえ知らないとしても。
「『彗星』はまた輝く、ってね。ルリィ、もうひと仕事といこうか」
青い鳥は再び羽ばたき、彼が仲間と信じる子どもたちのもとへ向かって、鋭く飛んでいきました。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
69人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月01日
参加申し込みの期限
2018年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月08日 11時00分
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