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嘘<ユメ>が現実<ホント>になるセカイ。それが、らっかみ!
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【ガラウルガレン神秘大学・東館三階実験棟】
今やこの学び舎には死が満ちている。
学徒らが終わりなき思索に耽り、魔術における深淵の探究に明け暮れた素晴らしきガラウルガレン神秘大学は、もはや失われたと断じて違いない。
私は特筆すべき才もなく他愛ない学徒の一人ではあれど、ここに書き記すこととする。せめてその行いが、この終わりなき闘争に終止符を打つことを願って。
とある異国の少年と、かの悪名高き魔女。
レッドヒル・マリー
との邂逅を。
少年は、魔女と同郷であると名乗った。
名は
サキリ・デイジーカッター
。渦巻く炎にあおられ揺らめく白銀の髪に、赤い瞳が良く映えていた。
「噂に聞いた程度だよ。君のことはね。赤坂 真理子」
「……私の真名を。言霊を諳んじるようには見えないけれどね。学長マッケランの回し者かしら、それとも忌々しいデュボアかしら?」
夢想域の編纂は現実を歪め、奇怪な者どもを生み出した。時を置かずして魔女が何らかの魔術的パンデミックを引き起こすのはもはや明確であり、研究の即刻中止を通達した学長の判断は語るに及ばず、正鵠を得ていたと言えよう。
それ故に引き起こされたマリー派、デュボア派の抗争が、こうして神秘大学の秩序を尽くに破壊しようとしているわけだが……しかして少年は口元を緩め、私には分からぬ道理を口にした。
「酷いじゃないか。僕はこういうのが大好きだっていうのにさ。僕の仲間ばかり招待して、僕は除け者だなんて」
「貴方が誰かなんて、問う気はないわ。今さらあのくだらない島に戻るつもりもね。何が望み? シモーヌ・デュボアにもそろそろ、私の手の内は覗かれているはず……今に決定的な一打を打ってきてもおかしくはない。学長も手練れのハンターを雇い入れたのだと聞くわ。用件は手短にお願いしたいものね」
「何。簡単さ」
少年は大小の刀剣を手に、稀代の魔女を目の前にしながら、臆することもない。信じがたいが、当然にして、彼は学徒ではないのだろう。なればハンターであろうか。
「君は人を怪物に変える邪法を使うそうだね。ぜひ見せてくれよ」
「見て、どうするつもり?」
「その上で、君を断罪する。僕の仲間たちを散々に傷つけ苦しめた怪物や、何より君を、僕は許さない」
魔女が手を翻すのが目に入る。特段それが合図というわけではない。処置は全て終わっている。
「へえ……? 実験にご協力いただけるというわけ。くふふ、願ってもないわ」
私は変わり始める。編纂された私の夢想域が、私の肉体を変えてゆく。
あたりには私と同様にして歪められた者たちがひしめいている。我々が歪な腕を振るわずにいられるのは、魔女だけだ。
「OK。楽しもう」
まず二体の異形が、美しい断面を覗かせながら両断された。異形は奇怪で醜かったが、私はそれを不覚にも美しいと思った。
少年が投擲する短剣は、赤い尾を引いて飛翔し幾体もを貫いてゆく。右手には幅広の長剣が握られ、振るえば扇を描いて我々を斬り裂いた。
彼もまた術士であったらしい。それもえらく手練れだ。少年はごく短距離の瞬間移動術を断続して敢行し、背後から脇から、死角から、あらゆる角度から異形と化した我々の肉へ刃を滑り込ませてゆく。
仲間、と呼ぶほどに親しくは無かったにしろ、異形らが屠られるたび、私の内には憎悪の炎が灯る。不思議なことだ。
少年はただの少年ではなかった。私にとっては彼こそが、怪物に思えた。
少年は最後に残った私を斬り開き、投げ放ち、抉り、断ち落とした。私に残されたのは、異形へと変化しなかったが故に斬り落とされず残ったわずかな手指と、物思う余地を残す脳の残滓のみ。
「……あんた、一体……何を……どこから」
魔女の首へめがけ振り抜かれた刃が鈍く閃き、彼女の頭部が血濡れた床へ転がり落ちて跳ねるのを、私は見た。
「魔術の深淵とは、更に深い闇へと繋がっているように見える……再び悪夢の物語が語られるなら、その時は僕も招待されることを願うよ。ぜひにね」
これは……現実なのだろうか?
まるで、そう。誰かの漏らした虚言や妄言が、今この時のみを切り取り、現実化したような……。
思考する力も失われつつある。やがて私も血に沈んだ同胞らと同じくして、物言わぬ肉塊の一つとなり下がるだろう。
それまでにせめて、書き留めよう。これを証としよう。
私はここに、生きたのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
69人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月01日
参加申し込みの期限
2018年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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