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嘘<ユメ>が現実<ホント>になるセカイ。それが、らっかみ!
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【秘子ちゃんのハイパーカプギア大戦N(4)】
道すがら、謎のこぐまのレクチャーでなんとか基本操作を理解したアカリ。愛機となったカプセルギア『
クラースナヤ・サバカ
』の特性をようやくに把握したところで、
「これ……誰かさんを思い出すような。なんてゆーか、ストーカー?」
「…………!」
こぐまが身振り手振り、ぱたぱたぱた。
クラースナヤ・サバカはわりかし特殊な機能を揃えた機体でして、ステルス機能を使って隠れつつ、任意に設定した敵一体をロックオンしてひたすらに追い続けるという、ちょっとこうなんというか、ジメッとした戦いがお得意だったりするのでした。しかもこの赤い犬型という形がなんだか、よくよく見知ったあの人を思い出してしまいます。
まあ要するに、お隣のこぐまさんの中の人のことですけれど。とはいえ純真なアカリくんは彼を思い出しただけで、こぐまさんを疑うことはありませんでした。
「…………凸」
そんなこぐまさんもまた、二足歩行戦車型ギア『
Грозный
』を操り、アカリとともに女王へ挑みます。この名前がまたいかにもなロシア語でして、なんなら気づきそーなものですけれど、
「んふふっ、来島さんとカプセルギアで遊べるだなんて、嬉しいですね♪ エメリヤノフさんもいらっしゃれば良かったですのに、残念」
「…………!?」
子どもたちの手前、着ぐるみを脱ぐに脱げないこぐまさんは、気づいてもらえずちょっぴりがーん。ショックを受けつつも肉球ハンドで器用にスマホをタップし、どかんと大砲発射!
「行きますよ、胡乱路先輩……!」
アカリもベテランマスターばりにスマホをなぞり、ホーミングミサイル発射!
けれど、
「んふふふふ」
秘子の女王型カプセルギア、シークレット・ミストレスは踊るようにくるりと一回転。大砲を避けると、ふわりと広がったロングスカートの下からにょっきり顔を覗かせたマシンガンが火を噴き、ミサイル撃墜!
続けてスカートの中からころころころん、導火線に火のついた古典的な爆弾がいくつも転がり落ちたのを見ると、どうやらスカート内部に搭載された多種多様な武器を使い分けて戦うカプギアであるようです。
「おもしれえじゃん! スターライトナイト、フレイムチャージだ!」
ちゅどどどどんっと炸裂する爆弾を避けて、リュウセーの呼び声に応えたスターライトナイトが突撃! 強靭な尻尾を叩きつけてシークレット・ミストレスの体勢を崩したところへ、必殺のメテオキャノン発射!
吹き飛ばした先には、platのバルティーグルがスタンバイしています。
「ひとりで突っ走るなと言っているのに、バカボスめ……っ、そこだ!」
左前脚を鋭く振るえば、空間を裂いて落とし穴のような罠を作ることができました。
「あら? 落っこちてしまいました。んふふ、これは大ピンチですね♪」
「隙アリッスーーー!」
「正体を現せ、ミミック!」
キリコのトルーパーがローラーダッシュで急接近。マシンガンを乱射して攻め立てます。ノーマルギアの皮をかぶったカスタムギア、ミミックはカメレオンのようなその正体をさらけ出し、クローアームで攻撃!
集中砲火を浴びたシークレット・ミストレスは吹き飛び、がしゃんと地を転がります。
「んふふっ」
むくり。何事もなかったように立ち上がる、女王型カプセルギア!
ぶっちゃけ言いまして、カプギア始めたばっかしな秘子の腕前は、子どもたちに比べたら全然大したことはありません。へたっぴです。けれど本日、彼女の愛機は大ボス補正の恩恵ということで、複数のカプギアを同時に相手取るほどに大幅パワーアップしているのでした。なんかズルイ!
「むー、胡乱路先輩、強いじゃねーか……! ど、どうしよう? このままじゃ……!」
「…………!」
こちらもカプギア初心者なアカリは、力の差に愕然としています。こぐまさんがしゅば、しゅばばばっと身振り手振りでなんとか励まそうとしているものの、いかんせん着ぐるみなので伝わりません。
このままギアマスターたちは、女王の圧政に屈してしまうのでしょうか……?
「なんの、まだまだッスよー!」
いいえ! 子どもたちはもちろん、簡単にあきらめたりはしませんでした。
ピンチにもにかっと笑みを浮かべたキリコ。それにリュウセーが並び立ち、仲間たちを鼓舞するように叫んだのです。
「ウチらは必ず、自由なカプセルギアをこの手に取り戻すッス! それに……こんなバトルも、たまには悪くないッスよねー?」
「おう! 相手はつえーほうが燃えるもんな。それに、俺たちが力を合わせたら、ぜってー負けねえ!」
かたわらのタイラはちょっぴり呆れたように、ため息ひとつ。
「まったく。振り回される身にもなってほしいものだ。だが……」
「こういうのも悪くはねえよな。だろ?」
「ひ、人の心を読むなリュウセー!!」
リュウセーは事もなげに言いました。バトルしたら、みんな友だちじゃん? と。
なんとも前向きな子どもたちには、カラスも肩をすくめて、
「うん、なかなか見どころのある子どもたちだ。楽しいだろう、秘子?」
「はい、とっても♪」
にっこり笑った女王に、邪気は感じられません。彼女もまた、あるいは最初から、こんなふうにカプギアを楽しみたかっただけなのかもしれません。
カプセルギアはみんなを繋げる架け橋のような、実に素敵なオモチャなのでした!
「皆さん、バトルはまだまだこれからですよ。もっともっと、わたくしと遊んでくださいましね?」
「「「おーーー!」」」
スカートのなかからずるうり、トゲトゲ鉄球付きのモーニングスターを取り出して構えたシークレット・ミストレス。強大な敵に立ち向かう子どもたち!
アカリももちろん、負けてはいられません。
「よ、よーし。俺も、やるぞ……!」
「…………☆」
こぐまさんだってもちろん、いっしょに戦ってくれています。
悲壮な決意はどこへやら。宮殿にはすっかり、明るくて楽しい笑い声が響き渡っておりました。
「むっふふふ……」
と、いいハナシでまとめようとしていたら……どなたか忘れちゃあございませんか?
ずごごごごごご!!
「そろそろリーダーが決着を着ける頃かと思ってたら……なんだありゃ?」
「にゃーっ、でででででっかいですにゃー!?」
Wittmannとねこざ みつえはプリティキトゥンを撃破する手を止めて、思わず頭上を見上げました。
ずごんごんごんごん。
「ふふふふ。女王が子どもたちと遊んでる間に、このコロニーは私がいただいたー!!」
メイドさんあらため裏女王・
新田 樹
、参上! 実はラスボスはこっち!
彼女のカプセルギア『
ゴージャス観音
』もラスボス仕様ということで、通常のカプギアとは比較にならない、2メートル越えのサイズに超絶巨大化しております。観音さまがモチーフだけあって、白磁のような人型にキンピカの装飾品をこれでもかと身に着けたそのお姿は、なんだかありがたい感じです。
「私こそがコロニーの主にふさわしい! どんな手を使おうが、最終的に勝てば良かろうなのだァァァ!!」
ゴージャス観音が背負っているのは数十本、無数の腕です。それぞれの手のひらから、強烈ビームを発射! 宮殿前に押し寄せた革命軍も、クラウンギアの構成員たちも、ついでにプリティキトゥンもまとめて、ずぎゃっと薙ぎ払ってしまいました。
MAKIYUKIは相も変わらず無表情に、
「……予想外だったよね、このタイミング。ヤルじゃん」
「冷静に言ってる場合か、アンタってやつは……ファミリーの連中がやられてる、大勢を立て直さなければ。行くぞ、リット!」
敵は女王から、巨大観音さまへとシフト! SHOはセイクビリットを飛翔させ、右腕のミニ大砲を連射し牽制攻撃。MAKIYUKIのボナパルト2も精密狙撃でゴージャス観音の目を狙いますけれど、あえなく弾き返されてしまいました。
予期していなかった展開に、マフィアたちも総崩れです。リョータとCelloは前線に留まりながらも、降りそそぐビームによって次々に撃破されていく仲間たちを尻目に、ぎりと歯ぎしりします。
「くっそー、なんだよあれ!? せっかく女王とのバトルに、カッコよく乱入しようと思ってたのによー」
「あっちは竜世くんとタイラくんに任せて、僕たちはここで頑張るしかないよ! りょーたくん!」
イサリビ丸は砲弾で狙い撃ち、Notturnoは飛行しながら超音波攻撃をしかけますけれど、巨大すぎる相手はびくともしません。
ゴージャス観音は武器も豊富で、左手からは妨害電波を発して動きを止め、右手に握った錫杖は強力な衝撃波を放ち、敵を寄せ付けません。かといって周りには数十の腕から放たれるビームの雨が降りそそぎ、黙って見ていることもできません。
大量破壊を敢行しながらも、樹はけろりとして言いました。
「ま、ホントいうと勝ち負けとか、コロニーの支配とか、どうでもいいんだけどねー。強いて言うなら、楽しんだモン勝ちかな? って」
大軍を蹴散らす巨大ボスに、全員が一丸となって挑むラストバトル! なんて、確かにこれはこれで盛り上がるものはありました。樹の演出もなんだかんだで、ギアマスターたちの戦いに彩りを添えていたとも言えるでしょう。
いつしか革命軍にもマフィアたちにも、それ以外のたくさんのマスターたちの心にも、負けるもんかと立ち向かう意思は連係を産み、ひとつの大きな炎となって燃え上がるのです。
「そうだよ。僕は、僕たちはまだ負けてない。こうしてここに立っているんだから」
しゃららららん。鈴の鳴るような、凛とした声があたりに響きます。虹色の光があたりへ広がり、マスターたちへ勇気をもたらしてくれました。
「天架ける七色、目覚めの朝に誘われて……クラウンギアの虹の守護者、アユム。華麗に参上!」
きらりん! 現れたのは燕尾服に身を包み、きらめく光を帯びた高校生くらいの少年でした。
まるで虹の国からやってきた王子さま……今日のウソで少しばかりオトナに成長した、それはアユムの姿でありました!
リョータとCelloは思わずぽかんとして、
「お、お前……歩夢かー!?」
「大人になったあゆくん、なの……!?」
「ふふっ。それはね……ひ・み・つ♪ さあ、反撃といこうか。僕らの道を、僕らの手で切り開くんだ」
アユムの手から飛び出したのは、より攻撃的に進化した、エイプリルフール仕様のラズエル。トランペットから連射する音符弾は、触れた味方には癒しを与え、そびえるゴージャス観音にはダメージを与えます。左手のブレスレットを掲げれば、無数の光の剣が天から降りそそぎ、ずばばばば! ビームを放つ数十本の手のいくつかをばきんと砕きました。
さらに、
「僕も少し、手伝わせてもらおうか。ふふ……僕はまだ、輝く彗星でありたいからね」
陰に潜んだ早鳴。手のひらから飛び立った青い鳥型カプセルギア、ルリィがリフレクター粒子をゴージャス観音の周囲へ散布し、すかさず電撃弾の乱反射攻撃!
ぐらりとよろめいたゴージャス観音……形勢逆転! 助っ人の登場に、革命を叫ぶ彼らはやがて勢いを取り戻し始めます。
Wittmannが手を掲げ、叫びました。
「革命軍、全軍突撃! リーダーは必ず、女王を倒して戻ってくるさ。俺たちはあの子の帰る場所を作っておくとしよう」
「そうですにゃ……そうなのですにゃ!」
めいっぱいに背伸びをして、みつえ……ミーツェも声を張り上げます。
小さな彼女の言葉は、コロニーの人々全てが胸に抱く、普遍の願いであったことでしょう。
「『もし勝てたら……このコロニーは、第二の地球になるのですにゃ! スペースコロニー・RKM003135は……緑もカプギアも豊かな第二の故郷、がいあ・みーみゃんこ(3135)になるのですにゃ! ねこじまとおなじような、フツウトピアになるのですにゃぁーーー!!』」
「ふっふっふ、そのためには私のゴージャス観音を倒さないとねー。さーっ、かかってこーーーい!!」
……バトルはまだまだ、続きます。すぐに決着をつけてしまうには、みんながみんな、あまりにも楽しんでおりましたもので。
「んふふ、思ったとおりです。皆さんとごいっしょに遊ぶのって、とってもとっても、楽しいですね♪」
なんて、思惑どおり?
いえいえ。女王さまはウソをついて、きっかけを作っただけ。どこか悟ったような顔をして、案外なーんにも考えてないのが彼女ですから。
全てはカプセルギアを愛する子どもたちと、それを受け入れる度量の広いお兄さんにお姉さん、大人たちがあったればこそ!
「まだまだ、遊び足りませんもの。さ、皆さま、もっともっと楽しみましょう? んふふ……んふふふふ!」
お楽しみはまだまだ、これからです!
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
69人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月01日
参加申し込みの期限
2018年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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