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ヴァルキリーたちの本拠地の外で、光はイライラと待っていた。
「光くん、ここはいったん落ち着こう」
「落ち着いてなんかいらんない! たっくんが酷い目に遭っていたらどうするの!?」
自分の経験から言えば、酷い目に遭わせるのは明らかにこっち側なんだけどなあ、とロベルトは思った。が、そこは飲み込み、
「ヴァルキリーたちが巧くんを人質にしてるなら、無闇に危害を加えたりしないよ」
「人質じゃなかったら!?」
「おーそーか。リリーがいるんだから、あいつが大将の味方だってこと知ってるもんな。大将を苛めるためだけに……」
最後まで聞かずに、光は飛び出しそうになった。ロベルトは慌てて羽交い絞めにする。ケラケラ笑う柘榴を睨みつけながら、ロベルトは言った。
「だからこそ! 情報が大事! 戦争するなら、今起こっていることを正確に知って解決して自陣を整えてから攻めた方が確実だし、何も分からないまま攻めたら、却って危ないし!」
何より今、美咲紀たちが巧を雲母の毒から救いに行っているのだ。それにどれだけの時間を要するか分からない。そして巧の件が済めば、ついでに情報も得られるかもしれないのだ。
「巧くんを救った後に攻めるなら、その時は雲母のことを――」
だがロベルトは、最後まで言うことが出来なかった。
突然、頭上で光が炸裂したかと思うと、轟音と共に三人の足元が吹き飛んだ。
「うわ!」
ロベルトは頭を庇いながら地面に伏せた。バラバラと土が降ってくる。
光は受け身を取り、キッと空を睨む。そこに、雲母がいた。
「てめえ!!」
柘榴が大きく腕を振った。炎が雲母へ向かって迸る。
だが、大きな風が炎をかき消す。
「風……!? 藍玉の能力かよ!?」
柘榴は小さな炎をいくつも放つが、全て風で消されてしまう。
更に逆の手で雷撃を放つため、光は狙いを定めることが出来ない。
ロベルトがハラハラしながら見守っていると、ヒュッと音を立て、小石が飛んできた。
修だ。彼が【分解】し、飛ばした石を遥斗が【風の籠手】で更に加速させているのだ。
「雲母!」
修が怒鳴った。
「なぜこんなことをする!? 完全体とやらになるのが目的か!? なってどうする!? 花たちも喰らうつもりか!?」
「使命……」
雲母は、ぼそりと答えた。
「うわ、本当に喋った!!」
柘榴が目を丸くする。そこかよ、とロベルトは思わず内心ツッコんだ。
「なぜ今だ!? なぜ光が戻ってくる前にやらなかった!?」
だが、今度の答えはなかった。その暇もなく、雲母が雷撃を放ったからだ。
近づくことも出来ず、遠くからの攻撃は風で遮られる。そして接触すれば、毒にやられる……。
膠着した戦況を打破したのは、翡翠だった。
三十センチほどの薄い氷の刃を、次から次へ飛ばす。無数のそれは、まるで氷の花のように雲母の周囲に突き刺さった。
「くっ……」
「あぶなっ……何をするんだ!」
比較的近くにいた遥斗と修の手足にも、刃は掠めていった。修は非難の声を上げたが、ちっ、と舌打ちしたところを見ると、翡翠としては二人が巻き込まれても別にいい――というより、それを望んでいたのかもしれない。
しかし、炎の渦が氷の花を一飲みにしてしまう。
「小賢しい……」
翡翠は呟き、再び頭上に氷の刃を作り上げた。今度は、倍の大きさで、倍の数を。
炎は草花に燃え移り、広がっていく。
「ふんっ!!」
遥斗が木刀を振り下ろすと炎が割れ、道が出来る。そこを修が走った。
「炎には炎だ!」
柘榴が雲母に向けて、拳大の火の玉を放った。雲母はそれを風で防いだ。
その隙に、翡翠が氷を飛ばす。
雲母は逆の手で炎を操り、氷の刃を溶かした――かに見えた。
氷の刃の後ろから、修が【分解】した石が現れ、雲母に降り注ぐ。
雲母は地面を蹴り、後方に飛んだ。
――そこに、光がいた。
「壊れろ!!」
光の手が真っ直ぐに伸ばされていた。握った拳を突きつけ、力いっぱい広げる。
その時初めて、――柘榴も初めて見たと言った――雲母の表情が微かに歪んだ。
雲母の体と周囲の空間が歪み、大きな音を立てて爆発したのだった――。
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担当ゲームマスター
泉 楽
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月20日
参加申し込みの期限
2018年03月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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