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【球技大会】とびきり熱い空の下(後日談)
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洒落たフランス料理店で人々は一時のランチを楽しんでいた。窓際のテーブル席には
八神 修
と
椿 美咲紀
がインフォーマルの服装で向かい合っていた。
最初に出された精巧な作りのアミューズに美咲紀は感嘆の声を漏らす。繊細な味は二人を共に笑顔にさせた。
「シュー君が推薦するだけのことはあるのです。気軽に本格的な味が楽しめるのです。オードブルは定番のカナッペなのですか?」
「どうだろう。季節によっても違うからね。旬の素材を活かしたブルスケッタも定番のメニューだ」
一度、言葉を切って修は楽しそうに笑う。
「お任せコースは色々と想像を巡らせることができる。頭にも美味しいって感じかな」
「私は何も考えないで楽しみたいのです。頭も体もクタクタになったのです」
「球技大会のことか。新聞部の部員としてよく動いてくれた。美咲紀の頑張りがなければ、時間までに号外を完成させることが出来たかどうか。あの時は本当にありがとう」
「いいのです。今では懐かしい思い出、にはあと少し掛かるのですが、良い体験ができたのです」
「そうだな」
二人は何かを遣り遂げたような表情を浮かべた。
三日間の球技大会は終わりを告げた。
その瞬間、新聞部の部員は一斉に動き出す。その場で生徒達への突撃取材を敢行する。デジタルカメラを持って各競技の功労者を写して回った。既に必要な材料を揃えた者達は部室棟の二階を目指す。
修と美咲紀の二人は部室へと走っていた。
「記事と写真は十分か!」
「もちろんなのです! 目ぼしい人物には事前に話を聞いているのです! 写真は試合にへばりついて撮ったのです! 普通では見られないような表情もたくさんなのです!」
「あとは記事の作成だけだな!」
「大まかには頭で決めているのです! 写真の選択は部長に任せるのです!」
走りながら打ち合わせを終えた。部室棟に飛び込んだ二人は二階に駆け上がり、新聞部の部室に突入した。
すでに何人かは宛がわれた机で作業を始めていた。
修はパソコンを起ち上げた。懸命に手を進める部員達に声を掛ける。
「写真を持っている者は提出してくれ!」
即座に反応した部員はデジタルカメラを持ち寄った。修は手際よくパソコンに写真を撮り込む。その中には美咲紀の物も含まれていた。動きの一瞬を捉え、活き活きとした表情まで収められていた。
「美咲紀、良い出来だ。アングルも考えられていて一枚の写真から個性も窺える」
「ありがとうなのです!」
修は集められた写真を見比べる。その間にも部員が続々と戻ってきた。首からデジタルカメラを下げている者がいた。
「写真を提出してくれ!」
「わかりました!」
新たに取り込んだ写真を含めて再検討を始める。合計で十一枚が選ばれた。美咲紀の写した物は三枚が採用された。
「嬉しいのです! カメラの腕を磨いた甲斐があったのです!」
「見出しとレイアウトは今から俺が考える。写真の並び順は今から決めるので、そのつもりでいてくれ!」
「そのつもりで記事をスパパーンと書くのです!」
美咲紀は背筋を伸ばした。揃えた指をこめかみに当てて駆け足で自身の机に戻る。デジタルカメラの画像で採用された物を見ながら書き始める。
「早い展開が……ドッジボールの激しい攻防を活かすには、そうすですねぇ。もう少し言葉に力を入れて……少し脚色が過ぎるような、ここは控え目で……」
眉根を寄せて頭を掻く。少し仰け反って額を指でトントンと叩いて、急に思い出したように凄まじい勢いで書き始めた。
「あ、あの、先輩、少しいいですか?」
女子部員が遠慮がちに話し掛けてきた。やや遅れて美咲紀が声の方に振り向く。
「どうしたのです!」
「え、そのー、ここの文章が上手く書けなくて。どうしたら、いいでしょうか」
差し出された原稿用紙に目をやる。女子部員が一部の文章を指差した。
「ここですか! これはですね……前の文章に少し主観が入っていて、揺らいでいるせいで繋がりが悪くなっているのです! もっと客観的に書いて、ここの文章をそれに合わせて修正すればいいのです!」
「あ、はい! わかりました!」
美咲紀に釣られて声が大きくなる。問題も見えてきて表情は明るくなった。
少し気に掛けていた修は、一層、表情を引き締める。選んだ写真を加工して仮想の紙面に嵌め込む。見出しの文章を打ち込んで全体のレイアウトを整えた。
修のところに次々と記事が持ち込まれた。
「あとは任せろ!」
猛烈な勢いで文字を打ち込む。適宜、修正を加えた。全ての文章を入れ終えた。印刷担当の部員に任せる。
間もなくして号外の初号が刷り上がった。修は細部にまで目を通した。他の部員達は緊張した面持ちで判断を待つ。
「これでいくぞ! 今から大量に印刷する!」
部員達から歓声が起こった。興奮する者達を手で制して修は話を続ける。
「完成した号外は各教室や掲示板に貼って回るんだ! 学校に残っている生徒達にも積極的に手渡す! 部員一丸となって当たるぞ!」
「わかりました!」
「やりましょう!」
「全力で配るのです!」
美咲紀は笑顔で叫んだ。
新聞部員達は印刷された号外を抱えて走り出した。
球技大会の思い出に浸りつつ、二人はナイフとフォークを動かした。出される品々に目を見張り、その都度、陽気に語り合う。
コース料理は進み、デザートを残すのみとなった。
修は少し頭を下げてナプキンで口元を拭いた。
「美咲紀の写真の腕前はわかった。今度、本土の写真コンクールに出してみないか? 俺も出すし」
「私の腕だと早い気もするのです」
「そんなことはないさ。球技大会の写真は好評だった。記事もよく書けていたし。今度は号外ではなくて大会特集号でもいいな」
二人の前にデザートが運ばれてきた。目にした修は軽く頷いた。
「もぐもぐタイムレポート的な記事も時流に乗って面白いかもね」
「目敏いのです」
「ふふ、これからもイベントは目白押しだ、その時は頼むぞ。スイーツの追加はいる?」
「突撃手当の前払いでいただくのです」
「そんなつもりは、あるかな」
修は笑ってデザートを追加した。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月14日
参加申し込みの期限
2018年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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