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【中間テスト】馬鹿には見えないテストペーパー!?
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●物理パート4●
【渡り廊下】
さて、こうして
宮祀 智瑜
の巨乳に吸い寄せられ、身動きがとれなくなってしまった
普堂 しおり
、
空ノ音 ノエル
、
溝口 竜馬
の3人+猫1匹の面々。
「あっ、ごめんな。悪気は無いんや」
とすぐさま謝り、弾力のある智瑜のバストから、紳士的に手をどけようとする
空ノ音 ノエル
だったが、
「ウン? この……(ぐぐぐ)……あかん、離れへんなぁ」
クールな彼もさすがに困ってちょっと照れ、ともかくその魅力的な胸からは、なるべく目を離して、
「そっちのおっさんも、同じか?」
間に挟まったテオにさっきから顔面を引っ掻かれている、やたらと濃い顔の
溝口 竜馬
に訊ねる。
「イテ、イテテ……おっさんとは失礼な! わしゃあこう見えてもまだ17歳じゃ!」
「その顔で……俺と同い年なんか」
「まあ、わしゃあまだ、……1年生じゃがの……」
この溝口、あまりに頭が悪すぎて、すでに2回も留年しているのだ。とくに苦手な物理のテストも、今年こそ……と猛勉強してきたのに、案の定テストが見えずにこの世界にいる次第。
「おっぱいで誰かを引き寄せたり、引き寄せられたり……。
中間テストの教科はおっぱいなんですね(ほわわ〜ん)」
一方、その3人と猫にまでくっつかれた
宮祀 智瑜
の方は、その件にはあまり取り乱さずに……と言うかまだ、夢見ごこちのまま。昨夜は遅くまで
相原 まゆ
先生の家で勉強していたらしく、どうやら彼女も、かなり寝ぼけている模様。
「万有引力は……林檎じゃなくておっぱいを見て思いついたんでしたっけ?」
とか何とかぽけ〜と言っていたのだが、そのうち、
「おっぱい……おっぱい好き……おっぱいが沢山……?(ぶつぶつ)」
何だかうわ言のようなことを口走り始め、様子がおかしくなってきた。
「うおっ、どうしたんじゃ、お嬢ちゃん。しっかりするぜよ」
くっついたまま溝口が慌てふためくが、空ノ音の方は落ち着いて(空いたもう片方の手で)サングラスを外すと、
「ちょっと、俺を見てくれるか」
黒い瞳で、じっと智瑜の目をみつめる。たっぷり7秒が経過したのち、
「はっ」
彼女の脳裏におだやかな青色のイメージが送り込まれ、智瑜が少し落ち着きを取り戻した。これが空ノ音ノエルのろっこん、【色彩自在・千変万化】の効果なのだ。
「おっぱい……そう、
おっぱい好きと言えば、
義弘先生
……!」
その思い出し方はどうかと思うが、智瑜にとっては教師以上の好意を抱く先生だ。空ノ音のろっこんのおかげで、ようやく大切な先生のことを思い出せた智瑜。
「義弘先生の為にもテスト頑張らなくちゃ!」
とみるみるしゃっきりして、やる気が出てきたみたい。
一方、くっついちゃったもう1人の女子、
普堂 しおり
の方はといえば、
「テストを受けられるチャンスがあるって幸せな事なんだね……
眠くてもう無理〜……Zzz……」
途中でトラブルに巻き込まれたおかげで、そろそろギブアップ寸前のよう。
「うおっ、こっちのお嬢ちゃんも、寝たらいかんチ。
寝たらテストを見つけられんぞい、目を覚ますんじゃー」
幸福そうに、テオのモフモフお腹に顔を埋めて眠りに落ちるしおりを、必死でゆさぶる溝口竜馬。
「キュー……キュー……」
その時だった。4人のいる渡り廊下の先から、可愛らしい鳴き声が聞こえてきた。顔を見合わせた空ノ音たちは、もう一度その方向を振り向く。体育館の方からだ。
「あの声は……ウワサの付喪紙かいな?」
「キュ〜キュ〜」
「(むにゃ)……えーえー?」
その鳴き声に、口からよだれを垂らしながら、しおりがむにゃむにゃと答える。
「キュ〜キュ〜(QQ)」
「えー……えー……(AA)」
「あれ……? この方、何かお持ちですね」
ようやくそこで智瑜が気が付き、密着したままモゾモゾと、大事そうにしおりが抱えていたものを手に取った。
出てきたのは、小麦粉とザルとポリ袋。どれも、しおりが食堂から調達してきた物だ。
「ウン? 何じゃ、こりゃあ……?」
溝口の方はしきりに首をひねっているが、
「あっ、そうか、なるほどな」
「この小麦粉を使えば、付喪紙さんも……」
眠気が取れた空ノ音と智瑜の方は、これらの品物を使って、しおりが何をやりたかったのか、すぐに理解できたようだ。眠るしおりのセミロングの髪を、空ノ音がぽん、と優しく叩く。
2人から、問題用紙の回収手順を聞いた溝口の方は、
「……フム、よう分からんかったが、ともかくおぬしらを体育館まで運べばいいんじゃな?
力仕事なら、ワシに任せとき! ガッハッハッハ!!」
万乳引力の源たる宮祀智瑜をヒョイと抱きかかえ、絡まり合った残りの2人(+1匹)を引きずるようにして、溝口は体育館へと向かう。
【体育館】
あらかじめ普堂しおりが、扉や窓を閉めきっておいた、ここ体育館。
その扉の一つを開き、静かにそのフロアの中に入る
溝口 竜馬
たち4人。
「ふむ。こうして見回しても、何もいてへんように見えるけどな……」
空ノ音 ノエル
が呟くが、さきほどの鳴き声は、確かにこの中から聞こえたのだ。
「竜馬さん、ではこちらをお願いしますね」
宮祀 智瑜
が小分けした小麦粉を、フロアに撒き始める3人……すると、
「くえっしょん! くえっしょん!」
ファサーと散布された小麦粉を吸って……何者かがあちこちで、クシャミを始めた!
「お・お・お……?」
溝口が目を凝らすその方向に、やがてぽわわ〜んと姿を現す、手足の生えた問題用紙。
「おうおう、見える! ワシにもテストが見えるようになったぞ!」
そう──これまでにも何度か聞こえたように、付喪紙はキューキューと「鳴く」。
鳴き声が出せるということは、つまり
彼らにも口がある
ということだ。
それを見破り、強制的にクシャミをさせることで、問題用紙の居場所を割り出そうとした生徒たち。そのナイスな慧眼に反応し、フロアのあちこちで、付喪紙がいっせいに姿を現し始める。
「おっ、粉の上に足跡が……こっちにもおるで!」
空ノ音ノエルの指さす方向、点々と足跡の伸びていく先にもやがて付喪紙が現れ、わたわた。
また、付喪紙自体にも粉が付着するので、それで所在を見分けることもできる。
「えっと妖怪? 付喪紙って可愛いですね(なでなで)」
しゃがんだ智瑜に頭を撫でられ、くすぐったそうにキュウ、と鳴くテストペーパー。
「っっ・くしゅんっ!!」
また、撒かれた小麦粉を吸い込んだことで、このアイデアを思い付いたご本人、
普堂 しおり
もようやくクシャミと共に目を覚ました。
「むにゃ……あっ、付喪紙だ! ザルで捕まえてポリ袋に入れよう!
そして頭の良さをアピール……あ〜徹夜で勉強しちゃったー寝てないわ〜(チラッチラッ)」
何処とも知れぬ方向に棒読みで視線を送る、しおりにテオも少し苦笑し、
『いや……もう充分だ』
ザルで捕獲までする必要はなかったようだ。ここまでの彼女たちの行動で、目視観測された付喪紙たちは、互いにキュウキュウと鳴き交わしながら、1匹、また1匹と現実世界へと返っていく。この体育館にいた付喪紙は、合計4枚。溝口、空ノ音、智瑜、しおりたちのちょうど人数分が、これで回収されたことになる。
「あっ、それに一眠りしたら、ちょっと頭がスッキリしたかも!」
しおりの場合は、さらに寝不足が解消されたことで、万全の体調でテストに臨むことができそうである。
こうして、普堂しおり、宮祀智瑜、溝口竜馬、空ノ音ノエルの4人もまた、テスト開始直後の試験会場に、無事ミッションを果たして、帰還していくのであった。
【講堂(現実世界)】
さて、ここでちょっと視点を転じて、そのテスト開始直後の(現実世界での)試験会場の様子をのぞいてみることにしよう。
「物理のテストか……ん? 問題用紙がない!?
なるほど、バカには見えないからか!」
テストが見えないなどという不思議現象が、同じ会場で起こっていようとは全く知らない、大多数の一般生徒たちに混じって。
「……ってバカって言われたほうがバカって、
おばあちゃんが言ってたよテオ!!」
あからさまに問題用紙が見えていない生徒が1人、まだこの講堂に居残っていた。まだ幼さの抜けない童顔の頬をふくらませて憤る1年生、
努努 天才
である。
『──「言われた方がバカ」なら、つまりてめえはバカってことだろ?(呆れ)』
「……あれ? そうなの?(きょとん)」
馬鹿だ。馬鹿である。でも、お婆ちゃんの教えたことを素直に信じる、良い子でもある。
けれどもしかし、テストが見えない彼が、どうしてまだこの試験会場にいるのだろう?
「ま、まあいいよテオ、僕は異世界に送らなくていいよ」
『ん? 何だと?』
「テストが見えようが見えまいが問題用紙はそこにある! つまり回答は書ける!
受けてたとうじゃないか! 僕には秘策があるしね!!」
おお、何ということだろう! この努努天才は、テストを見えるようにすることなど、ハナから眼中にない。異世界には行かずに、このまま試験を続行しようというのだ!
なんという無謀、なんという勇気! 正真正銘の馬鹿、ゴッドオブバカがここにいた!
「僕がただのバカじゃないって証明してあげるよ!!!(キリッ)」
見えないテオに向かって宣言する努努。机の上を手探りして、問題用紙がまだそこにあることを確認すると、
「
この前の抜き打ちテスト
は補習コースだったけど、この強化型があれば!
……ん? なんのことかって? これのことだよ!」
ババンッ!
努努が筆箱から取り出したのは、側面に0〜9の数字が刻まれた鉛筆だ!
普通の鉛筆は6面だが、これはさらにそれを10面に削って作った、特別製なのである。
「これで以前の6面サイコロ鉛筆以上に正答率があがるはず!」
この秘密兵器で正答が出る確率は1/10。単純に正答率は落ちるのだけど……、そこに気付かない、いや気付いてたまるものかという気迫が、メラメラとこの少年からは感じられる!(適当)
「いっけぇ!! スマイリーデリシャスエンジェルデビルエンドドラゴンブレスデリシャス12号!
僕を赤点の危機から救ってくれえええええ!」
そうやって、サイコロえんぴつを転がして出した数字を、見えない問題用紙のあてずっぽうの場所に、恐ろしいスピードで書き込んでいく努努天才。
「よし、できたぞぉ!」
あっという間に回答を終わらせ、そして後は堂々と昼寝に入るゴッドオブバカ。
『…………(テオ呆れ)』
馬鹿、ここに極まれり。ある意味、馬鹿の天才である。
この後の他教科も、彼が全部同じ感じで片付けたことは、無論言うまでもない。
……無人の野を往くこの勇者に、いつか幸運の女神が微笑むことを、そっと願っておこう。
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
49人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月29日
参加申し込みの期限
2013年07月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月06日 11時00分
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