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授業風景 ~1年2組の場合~
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廊下側。後ろの方の席。
授業に全く集中できない
難波 辰
は、鼻の下にシャープペンシルを挟みながら面倒くさそうに突っ伏していた。
桐島が何を言ってるか全然分からん。赤点取ったらヤバいのに!
普通はここで無理やり集中するものだが、そこは辰である。わからないものはしょうがないとスッパリあきらめて内職に精を出すことに決めた。カバンからごそごそエロ本を出すと教科書に隠して楽しみ始めた。
……そうだ。この水着モデルの顔に桐島の顔をはめれば!
辰は土台になる紙をノリではりつけるとモデルの首から下をハサミで切りぬいた。首から上を桐島先生やクラスメイトにあてはめて遊んでみる。本当は写真でコラージュがやりたかったが切り抜けそうなちょうどいいものが手元に無かった。
「何やってんだー、難波」
同じように授業に飽きていた
握 利平
が話しかける。利平は『因数じゃなくて、淫数だったら興味もわくってのに……』と考えていたところだ。どうしようもない。
「ぷぷっ。見ろよこれ。女子には秘密な?」
「うおっ。なんだこりゃ! いい出来じゃね?」
辰が作ったものを渡すと、利平は思わず爆笑しそうになる。笑いそうになった利平の脇腹を辰が強めに小突いて止めた。
「桐島がエロい……」
「せやろ? くくくくっ」
利平のニヤニヤした表情を見て辰は満足したようだ。そのまま雑談になる。授業への興味は完全に消えた。利平がノートに大きく数字の8を書いて辰に見せる。
「8ってエロいよな。ボンキュッボーンの代名詞だ。でも、漢字の八だとおしり大き目な感じで残念だよな」
「握は胸派なん?」
「それについては話すと長くなる。ただ、でかい胸は……嫌いじゃない。そっちは?」
「俺は尻も好きやで。暇な時間はいつも女子の下着当てしとるしな」
辰は近くの席の
最上 るるか
を見ると、真剣な表情で目を細めた。真剣な表情の辰は格好いい。ただ、考えている内容が格好悪い。
「最上は黒のレースと思うねん」
重々しく伝える。しかし利平は『そうだろうか』と反論を始めた。
「いや。俺は赤と白の縞パンだと思う。黒レースはエインズワースのイメージだ」
「意見が割れたな」
「ああ。第二ラウンド行くか」
続いて
桃川 圭花
の下着当てだ。辰と利平が真剣な表情で圭花を見つめる。おとなしめのツインテールにメガネ、ピアス。清楚とセクシー、どちらの路線か悩ましい。
今度は利平から答えた。利平のターン。
「桃川はドSだからな。間違ってもクマパンはないと思う」
「おう。それは俺も同意や」
辰が応じる。興が乗ってきたためか先ほどから関西弁で喋っていた。
「黒のストライプに、前側にピンクのリボン……ファイナルアンサーだ」
ストライプ……!
それは考えてなかったとばかりに、辰が目を見開く。
「俺はピンクの紐パンやと思うで。桃川だけにな。お約束や」
「答え合わせをしたいが勇気が出ない」
「ああ。桃川はヤバい」
「難波。握。騒がしいぞ」
「やべっ。桐島や!」
辰が慌てて机の制作物を隠す。しかし、桐島先生の目はごまかせなかった。先生はつかつかと近寄るとエロ本と制作物を取り上げ、本の内容を確認すると教卓の下に隠してしまった。
「あっ。俺の秘蔵写真集……!」
「……授業中に見る内容ではない。没収だ」
「ああいっとるけど、絶対今夜のオカズにするんやで」
「ああ。むっつりって噂だからな」
「難波。握。廊下に立っていなさい」
こうして生徒がふたり教室から減った。当然補習である。
中央。後ろの方の席。
なぜか、このエリアには問題児……っていうと偉い人に怒られるかもしれないから……『個性的な生徒』が多く集まっていた。
特に目を引くのは番長ファッションに身を包んだ
大豪寺 騎刃
である。真の漢を目指す騎刃は漢には学力が不要だと考えていた。が、尊敬する両親から高校で留年するようじゃそれ以前だろ。と、至極まっとうなことを言われて考えを改めたらしい。
今まではサボっていたようだが、とりあえず今日は出席している。学校行事には出席していたためクラスの人間くらいは把握しているが、自分の席で静かにしていると言うのが彼にはなかなか苦行のようだ。
そわそわとしている騎刃に、
努努 天才
がどうしたのーと声をかけた。
「つまんなそーな顔してるね~。君も早く帰りたいの?」
「ぬう! 自分の席が! 座り心地悪いというか違和感というかぶっちゃけ居心地悪いけん!」
「そうなのー? でも、僕もはやく新作ゲームをやりたいな。補習になったら帰れなくなっちゃうよ~……」
補習……。
天才の言葉に騎刃は冷や汗を垂らした。そもそも、因数という言葉の意味自体が説明されても分からない。
「補習っちゅーのは、漢になるための試練なんかぁ?」
「うーん。勉強できない人が残るのは知ってるけど……オトコ? とかはわかんない!」
ふたりのやりとりを
最上 るるか
が呆れた目で眺めていた。彼女も授業に退屈しているひとりである。教科書で隠してファッション雑誌を読んだり、メールを打ったりと内職に忙しかった。
「あーあ。るるか、退屈。先生も構ってくれないし~」
先ほどから桐島先生と目が合うたびに、ウィンクや投げキッスをするのだが無視されてばかりらしい。もっと直接的に誘惑しちゃおっかな~と作戦を練っていた。
……そういえば、センセっておっぱい好きなんだよね?
「……授業中に見る内容ではない。没収だ」
辰たちを叱りに先生が来た瞬間、わざと消しゴムを落として屈んで拾う。シャツの襟もとから谷間がちらりと見えた。桐島先生は一瞬確かにるるかの胸元に目をやったが、ちょうど眼鏡が反射してるるかからはどんな表情をしているのかがわかりにくかった。
「センセ。見えちゃった? カワイイでしょ。るるかの勝負下着なの。センセとるるかのヒ・ミ・ツ♪」
「……何を言っているのかわからないな。消しゴムを拾ったのなら、おとなしく授業に集中しなさい」
「ぶー。ばっちり見ていたくせにー」
視線をそらしながらたしなめる桐島先生。るるかはほっぺたを膨らましながら、右手を挙げた。
「センセー。るるか、ここわかんなぁい」
「どの部分だ、最上」
「ここ、ここ!」
「……?」
教科書の適当な部分を指し示するるか。桐島先生は教科書をよく見ようと顔を近づけた。
チャンス!
るるかが桐島先生の耳元にこっそり囁く。
「ねえセンセ。アタシ今日、はいてないの。どういう意味かわかる?」
「……」
「手取り足取り、放課後個人授業してほしいな……なぁんて」
そう言いながら、スカートのすそをツツツとまくり上げる。周囲の男子生徒の視線をひとりじめだ。
「……そのへんにしておきなさい」
るるかの頭に、ポフと教科書がのった。
桐島先生が背中を見せてクールに去っていく。
「もー。つまんないのぉ。ズボン、破けちゃえばいいのに」
軽くあしらわれてしまったるるかは、お花見で撮った写メを見ながらかわいらしく唇を尖らせた。
雑誌にも飽きてしまったので、再び天才と騎刃のやりとりを観察する。このふたりの会話は因数分解の授業よりは面白かった。
「たすきがけってさー。変だよね? だって、いんすうぶんかいって和服も着れないし、ソデもないのにー」
「ワシにもよーわからん! 全部わからんけん! 補習だろうが何だろうが受けてたったるわ!」
「ふふっ。僕は補習受けないよー。数々の歴戦を乗り越えてきた相棒がいるもんねっ」
天才はにやりと笑うと筆箱から鉛筆を取り出した。鉛筆には6つの側面にそれぞれ1から6の数字が刻まれている。
「こいつのおかげで、僕はいままでなんとか点数を手に入れてきたんだ!」
「そいつが、天才の男気ってやつなんか!?」
「そうさ。これでテストだってきっと楽勝だよっ」
10分後、テストで天才が『いっけぇ!! エキセントリックゴージャスデリシャスグレートサイコロえんぴつマッハダッシュアルファ1号!!! 俺に居残りから脱する奇跡をみせてくれぇえええ!!! 』
……と叫んで居残りが決定したのは、また別のお話。ちなみに騎刃も安定の保守ルートであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月16日
参加申し込みの期限
2013年05月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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