this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
愛ある全てのものへのダンジョン
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
■一番近くて遠いひと
愛あるすべての者へ。
愛あるすべての者へ。
これは。
あなたの愛を証明するための冒険です。
恵御納 夏朝
は草原の上に立ちました。
目の前には引き戸がひとつ、ありました。
見覚えのあるそれは、かつて学校の教室にあった扉そのものでした。
これに手を触れることの恐ろしさが。
指に、肌に、首に駆け上がる小虫の群れのように、夏朝を襲いました。
けれど同時に、知ってもいたのです。
こんなとき、自分を助けてくれたのは何だったのかを。
手の中に現われる輝きを、暖かさを。悪夢を切り裂く、あの存在を。
『夏夜ちゃん……』
黄金の片刃の剣が、そして白銀の剣が、二つが交わり、大きな裁ちバサミとなって現われました。
美しくきらめくその姿がなにに由来しているのか、夏朝はもう知っています。
「うん、行こう……夏夜ちゃん」
ハサミを手にして、夏朝は引き戸に手をかけました。
長い石造りの通路でした。
石の向こうから声が聞こえます。
中学生くらいの女の子の声。大人の声。沢山の声。遠い笑い声や、ノイズ。
石の壁を割ってついに現われたのは、人とも思えぬおぞましいミイラでした。
掴みかかり、自らの世界に引きずり込もうとするそれらを、しかし夏朝はもう恐れません。
銀色の持ち手と、金色の持ち手を掴み、相手をばすんと断ち切ったのです。
切断。
それも、二つの存在を掛け合わせた切断。
持ち慣れない武器だったはずなのに、夏朝にはその大きな裁ちバサミがとても手になじんだように思えました。
そしてその理由も、よく分かっていたのです。
突き出る槍や、動く石像や、黄金の虫を、夏朝は裁ちバサミひとつで薙ぎ払いました。
『夏夜』という存在は、夏朝にとってそういうものでした。
恐ろしいことや、酷いことや、耐えられないようなことから夏朝を守る、『強い自分』でした。
けれどそれは、自分であって、自分ではなかったのです。
それを自覚したのは確か、寝子島で高校生になった頃。
自分では無い存在を自分の中に強く感じることへの戸惑いや、恐れや、不安が膨らみました。
階段を駆け上がるたび、無数の幽霊が掴みかかります。
足を掴んで引きずり落とそうとするものや、首へ掴みかかろうとするもの。夏朝を殺して成り代わろうとするものもありました。
その全てを裁ち切り、振り払い、切り捨てました。
「今はね、夏夜ちゃん……一緒に、生きていきたいよ」
これほど、相手が自分でなければよかったのにと思うことはないでしょう。
双子や姉妹や、もしくはもっとべつの友達として、隣にいてくれればよかったのにと。
けれど、生んだのも自分で、生まれたのも自分でした。どちらが先だったのか、それは夏朝自身にもハッキリとはしていないでしょう。
ただひとつ言えることは、夏朝はとっても大きくなって、大きな目標を持って、先に進むことに決めたということです。
「もしこのまま、卒業したら、さよならだけど……」
最後に存在していた大きく禍々しい岩の壁をも切り裂いて、光ある場所へと上り詰めました。
逆光がさし、夏朝は目を細めました。
その先に何があるのか、夏朝は知りません。
けれど小柄なシルエットが見えたとき、なんだか……最初から知っていたような気持ちになりました。
そう。夏朝は、最初から知っていたのです。
どんなことになっても、最後はきっと……。
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
愛ある全てのものへのダンジョン
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月08日
参加申し込みの期限
2018年03月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!