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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
携帯戦記カプセルギア 外伝 『ミッドナイト・ダンサーズ』
「こんな現実あってたまるか！」
「た、タイラくん落ち着いて！」
月詠が飄々とした様子でそういえば、タイラは思わず声をあげ、歩夢が嗜める。
それでも樹とゴージャス観音による実況と解説は続いており、竜世たちはそれを聞きながら観戦している！
《なかなかに頑なよのぉ、そこの幼子。おぬしもギアマスターであろう？ おぬしのギアは、どう思っておるかの？》
ゴージャス観音がそう言えばタイラの混乱はさらに深まる。そんな様子に良太は不思議そうに首をかしげた。
「どうしたんだ？ なかなか白熱してるし楽しいぞ！」
「ＡＩＣＯがない分、自分の特性を生かしている気がする。俺ももっとスターライトナイトの事を研究しないといけないな……」
竜世は竜世で自分のギアの動きを見て戦い方を考えているようだ。歩夢はどことなく顔色の悪いタイラが気になったのか、心配そうに彼を見ている。タイラは平静を装い「なんでもない」と首を振った。
「……でも、凄いよね。こうして動くギア達を見ていると、興奮しちゃう」
歩夢の言葉に良太たちは頷く。「だよね！」と笑顔を見せる樹と、大人びた笑顔で「そうだね」と頷く月詠。
彼らの様子に、タイラは、何故だろう、胸の奥に冷たい何かを感じとって表情を曇らせる。
「俺自身もさっきまで半信半疑だったんよ。でも、こういうのって楽しゅうならん？」
まことの問いかけに、タイラは僅かに眉を顰めてそっぽをむいた。
スターライトナイトとイサリビ丸の練習試合を見、触発されたのだろう。雄牛の角が勇ましいブルズ（牛瀬 まことのギア）がきょろきょろと辺りを見渡していた。そして目が合ったのは可憐な印象を持つセラフ（キリエ・オーラティオのギア）に、愛らしい兎ちゃんのラズちゃん（曖浜 瑠樹のギア）、ヘルメットに釘バットという姿のトリプルスリー（岩木 拓磨のギア）である。
《あのさ、オレと練習試合してくれるギアさん、いるか？ あの子たち見てたら身体がうずうずしてきちゃった》
《だったら、私とどうかしら？》
最初に手をあげたのはラズちゃん。兎の耳をぴこっ、と動かしたラズちゃんに、ブルズは両手を上げて歓声を上げる。だが、そこでトリプルスリーがまった、をかけた。
《俺も、戦いたいな。せっかくタクマが色々調整してくれているんだ。試したい》
《それじゃあ、私が審判をするですよ！》
セラフがそう宣言していると、ゆっくりとDiablo Azul（仙藤 蒼のギア）が姿を現す。
《……練習、試合？ ならば、是非、自分も》
《なんかわらわらきちゃったな》
次々にあがる希望者にブルズはうーん、と考える。すると、トリプルスリーが何か閃いたようだ。
《チーム戦はどうだ？ ２対２でチーム分けできるだろう》
《それは良い考えだわ！》
ラズちゃんがぽむっ、と手を打てばセラフがどうだろう、とブルズに問いかける。ブルズはそれに頷く。セラフは両者の準備が整ったのを見届けると、
《それじゃあ、レディー・ファイト！》
と声を上げ、練習試合第二試合目がスタートした。
樹とゴージャス観音の実況に着きっていたまことだったが、何気なく他のギアも気になり視線をそこに移していた。
「こんばんわぁ～。君のギアさんも、ここに来たのかねぇ？」
おっとりとした声に気づき、まことが振り返ると、緑色のパジャマを来た瑠樹がいた。まことがこくり、と頷くと瑠樹はへにゃっ、と笑った。
「瑠樹くんのギアは、どれ？ 俺のはあの、牛の角がある子なんよ。ブルズって名前や」
「へぇ～、角がかっこいいねぇ。オレのはラズちゃんって言ってねぇ、あのうさぎの子だよぉ」
と、手で示した先、シールドで攻撃を防ぐ兎ちゃんがいた。ブルズとタッグを組み、後方からビーム攻撃を仕掛けているようだ。さっきまで自主練していたラズちゃんだったが、こうして集まったギアたちとなかよく練習試合をしている姿を見て瑠樹は嬉しくなっていた。
対戦相手のギアの後衛が、遠方から攻撃する。それを軽いステップとシールドで交わすラズちゃん。一方、ブルズは釘バット持ちのギアの一撃を受け止め、押し合っていた。
「ラズちゃん、なかなかやるなぁ！ ブルズはあの釘バットのギアとぶつかっとう！ 力なら負けへんで！」
「そこだ、トリプルスリーっ！」
夢中になって試合を見ていたまことの側で声が聞こえた。ちらり、と見ると中学生らしき少年が、釘バットを持つギアを応援している。
「後方からの支援はまかせてね。Diablo Azulに隙はないよ。いざって時はビームサーベルで接近戦もできるし」
「た、タイラくん落ち着いて！」
月詠が飄々とした様子でそういえば、タイラは思わず声をあげ、歩夢が嗜める。
それでも樹とゴージャス観音による実況と解説は続いており、竜世たちはそれを聞きながら観戦している！
《なかなかに頑なよのぉ、そこの幼子。おぬしもギアマスターであろう？ おぬしのギアは、どう思っておるかの？》
ゴージャス観音がそう言えばタイラの混乱はさらに深まる。そんな様子に良太は不思議そうに首をかしげた。
「どうしたんだ？ なかなか白熱してるし楽しいぞ！」
「ＡＩＣＯがない分、自分の特性を生かしている気がする。俺ももっとスターライトナイトの事を研究しないといけないな……」
竜世は竜世で自分のギアの動きを見て戦い方を考えているようだ。歩夢はどことなく顔色の悪いタイラが気になったのか、心配そうに彼を見ている。タイラは平静を装い「なんでもない」と首を振った。
「……でも、凄いよね。こうして動くギア達を見ていると、興奮しちゃう」
歩夢の言葉に良太たちは頷く。「だよね！」と笑顔を見せる樹と、大人びた笑顔で「そうだね」と頷く月詠。
彼らの様子に、タイラは、何故だろう、胸の奥に冷たい何かを感じとって表情を曇らせる。
「俺自身もさっきまで半信半疑だったんよ。でも、こういうのって楽しゅうならん？」
まことの問いかけに、タイラは僅かに眉を顰めてそっぽをむいた。
スターライトナイトとイサリビ丸の練習試合を見、触発されたのだろう。雄牛の角が勇ましいブルズ（牛瀬 まことのギア）がきょろきょろと辺りを見渡していた。そして目が合ったのは可憐な印象を持つセラフ（キリエ・オーラティオのギア）に、愛らしい兎ちゃんのラズちゃん（曖浜 瑠樹のギア）、ヘルメットに釘バットという姿のトリプルスリー（岩木 拓磨のギア）である。
《あのさ、オレと練習試合してくれるギアさん、いるか？ あの子たち見てたら身体がうずうずしてきちゃった》
《だったら、私とどうかしら？》
最初に手をあげたのはラズちゃん。兎の耳をぴこっ、と動かしたラズちゃんに、ブルズは両手を上げて歓声を上げる。だが、そこでトリプルスリーがまった、をかけた。
《俺も、戦いたいな。せっかくタクマが色々調整してくれているんだ。試したい》
《それじゃあ、私が審判をするですよ！》
セラフがそう宣言していると、ゆっくりとDiablo Azul（仙藤 蒼のギア）が姿を現す。
《……練習、試合？ ならば、是非、自分も》
《なんかわらわらきちゃったな》
次々にあがる希望者にブルズはうーん、と考える。すると、トリプルスリーが何か閃いたようだ。
《チーム戦はどうだ？ ２対２でチーム分けできるだろう》
《それは良い考えだわ！》
ラズちゃんがぽむっ、と手を打てばセラフがどうだろう、とブルズに問いかける。ブルズはそれに頷く。セラフは両者の準備が整ったのを見届けると、
《それじゃあ、レディー・ファイト！》
と声を上げ、練習試合第二試合目がスタートした。
樹とゴージャス観音の実況に着きっていたまことだったが、何気なく他のギアも気になり視線をそこに移していた。
「こんばんわぁ～。君のギアさんも、ここに来たのかねぇ？」
おっとりとした声に気づき、まことが振り返ると、緑色のパジャマを来た瑠樹がいた。まことがこくり、と頷くと瑠樹はへにゃっ、と笑った。
「瑠樹くんのギアは、どれ？ 俺のはあの、牛の角がある子なんよ。ブルズって名前や」
「へぇ～、角がかっこいいねぇ。オレのはラズちゃんって言ってねぇ、あのうさぎの子だよぉ」
と、手で示した先、シールドで攻撃を防ぐ兎ちゃんがいた。ブルズとタッグを組み、後方からビーム攻撃を仕掛けているようだ。さっきまで自主練していたラズちゃんだったが、こうして集まったギアたちとなかよく練習試合をしている姿を見て瑠樹は嬉しくなっていた。
対戦相手のギアの後衛が、遠方から攻撃する。それを軽いステップとシールドで交わすラズちゃん。一方、ブルズは釘バット持ちのギアの一撃を受け止め、押し合っていた。
「ラズちゃん、なかなかやるなぁ！ ブルズはあの釘バットのギアとぶつかっとう！ 力なら負けへんで！」
「そこだ、トリプルスリーっ！」
夢中になって試合を見ていたまことの側で声が聞こえた。ちらり、と見ると中学生らしき少年が、釘バットを持つギアを応援している。
「後方からの支援はまかせてね。Diablo Azulに隙はないよ。いざって時はビームサーベルで接近戦もできるし」
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年04月13日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年04月20日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2018年04月20日 11時00分
