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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
携帯戦記カプセルギア 外伝 『ミッドナイト・ダンサーズ』
「まるでさ、宿題しなさいっ、ていう時の母さんみたい」
「それって……ボクも母親のようだと言っているのか？」
ギロッ、と竜世を睨みつけるタイラだったが、ここで僅かに顔を引きつらせる。というのも、良太のギアであるイサリビ丸の左腕が、タコ（タイラはタコが嫌いである）を思わせるからだ。
「……まったく、良太の趣味を疑うぞ（意：頼むから近づけさせるな、怖い）」
「？ オレはかっこいいと思うけどなぁ」
《！ やはり、気持ち悪がられるのか……》
少し前までは足も触手だったイサリビ丸は、それが不評だった事を思い出しちょっとしょんぼり。やはり、少し気にしていたらしい。ラズエルが《まあまあ》と落ち着かせようとする姿を見、なんとなく竜世と良太は「歩夢に似ているなぁ」と思った。
「みんなと、みんなのギアってどこか似ているね。ぼく達も似てるかな？」
「「うんっ」」
ラズエルを抱きしめていた歩夢がそう言えば、良太と竜世は笑顔で頷く。と、スターライトナイトが《オレと竜世は？》と楽しげに声を上げ、イサリビ丸は不思議そうに良太を見る。タイラは怒気を抜かれ、やり場の無いもやもやをため息と一緒に吐き捨てた。
歩夢は「よかったね、ラズエル」と相棒に言い、そっとなでる。嬉しそうに目を細めるラズエルにほっこりしつつ彼は優しく言った。
「ラズエルと出会って、友達になって……。皆と遊んだりバトルしたり、ぼく、すっごく楽しいんだ。ありがとう、みんな！」
そして、これからもよろしく、と。歩夢は素直な気持ちを口にする。すると、ラズエルは《お礼を言われました！》と嬉しそうに羽を広げ飛び回り、歩夢の手をとる。
《アユム！ こちらこそ、よろしくおねがいしますね！》
「うんっ」
歩夢はにっこり笑い、ラズエルと額をあわせた。
それで思い出したのだろう。竜世はラズエルに声をかける。
「ラズエル、いつもスターライトナイトを守ってくれてありがとな。バルティーグルも、イサリビ丸も、ありがと！」
礼を述べるマスターの姿を、どことなく誇らしげに見るスターライトナイト。イサリビ丸も、ラズエルも、その言葉に照れているようだった。
「いい友達じゃん」
《言ったであろう？ 口を挟む事ではない、と》
「そうだね」
樹が楽しそうにそういい、ゴージャス観音が穏やかに頷く。月詠が相槌を打てばミミックがこくり、と頷いた。そして、マスターと同じ飄々とした視線をタイラに向ける。
――ギアとの絆、信じるか否かは君しだいだ。
そう言っているかのような、視線。タイラは胸の中にもやもやが広がるのを感じながら、もう１つの視線を感じた。バルティーグルの物だ。
（ふんっ。どうせ夢だ！ 夢なんだ！ 仲良くなるだなんて……）
タイラは、様々な感情が混じる胸のうちを隠すようにそっぽを向いた。
《おとり込み中だし、別のギアと練習しましょ？》
と、ラズちゃんが言えば、ブルズとトリプルスリー、Diablo Azulも頷く。《そうですねー》と相槌を打ったセラフは、ここでマスターたちと触れ合うスターライトナイト達を見、ある事を思い出した。
《はっ？！ マスターと一緒に来たのでした！》
セラフの声に気づいたのだろう。マスターであるキリエ・オーラティオはそっとセラフの側に寄った。そしてセラフをそっと持ち上げ、やんわりと問いかける。
「セラフ、たのしいですか？」
《はいっ！ とっても楽しいです！》
セラフはふよふよと近づき、ちょっと興奮気味に答えた。キリエに釣られたのだろう、曖浜 瑠樹、牛瀬 まことも自分達のカプギアへと駆け寄る。その後から岩木 拓磨と仙藤 蒼も姿を現した。
「さっきの模擬戦も、けっこうリアルファイトな感じがして悪くないなって思ったよ。もしかして、前からこうだったのかな？」
楽しげに言う蒼に、Diablo Azulは少しだけ楽しげに笑う。トリプルスリーはちらり、と皆を見、満足げに頷いた。
「楽しかったのか。俺も見ていてわかったよ。すっごくのびのびしていたしな」
《それもこれも、タクマが俺を調節してくれるお陰だ》
トリプルスリーがそういえば、拓磨の頬が少し赤くなる。まことはそんな拓磨の横顔に、優しい眼差しを向けた。
「拓磨さんのトリプルスリー、真の姿になるのがたのしみやね。俺も、ブルズの足についてちょっと調節しようかな？」
戦場によって足を変えようと考えているらしい。それを聞いたブルズは、《それもありだな》と楽しげに頷いた。
《蒼、私の調節、楽しみにしてますネ！》
「うん。任せてっ！」
「それって……ボクも母親のようだと言っているのか？」
ギロッ、と竜世を睨みつけるタイラだったが、ここで僅かに顔を引きつらせる。というのも、良太のギアであるイサリビ丸の左腕が、タコ（タイラはタコが嫌いである）を思わせるからだ。
「……まったく、良太の趣味を疑うぞ（意：頼むから近づけさせるな、怖い）」
「？ オレはかっこいいと思うけどなぁ」
《！ やはり、気持ち悪がられるのか……》
少し前までは足も触手だったイサリビ丸は、それが不評だった事を思い出しちょっとしょんぼり。やはり、少し気にしていたらしい。ラズエルが《まあまあ》と落ち着かせようとする姿を見、なんとなく竜世と良太は「歩夢に似ているなぁ」と思った。
「みんなと、みんなのギアってどこか似ているね。ぼく達も似てるかな？」
「「うんっ」」
ラズエルを抱きしめていた歩夢がそう言えば、良太と竜世は笑顔で頷く。と、スターライトナイトが《オレと竜世は？》と楽しげに声を上げ、イサリビ丸は不思議そうに良太を見る。タイラは怒気を抜かれ、やり場の無いもやもやをため息と一緒に吐き捨てた。
歩夢は「よかったね、ラズエル」と相棒に言い、そっとなでる。嬉しそうに目を細めるラズエルにほっこりしつつ彼は優しく言った。
「ラズエルと出会って、友達になって……。皆と遊んだりバトルしたり、ぼく、すっごく楽しいんだ。ありがとう、みんな！」
そして、これからもよろしく、と。歩夢は素直な気持ちを口にする。すると、ラズエルは《お礼を言われました！》と嬉しそうに羽を広げ飛び回り、歩夢の手をとる。
《アユム！ こちらこそ、よろしくおねがいしますね！》
「うんっ」
歩夢はにっこり笑い、ラズエルと額をあわせた。
それで思い出したのだろう。竜世はラズエルに声をかける。
「ラズエル、いつもスターライトナイトを守ってくれてありがとな。バルティーグルも、イサリビ丸も、ありがと！」
礼を述べるマスターの姿を、どことなく誇らしげに見るスターライトナイト。イサリビ丸も、ラズエルも、その言葉に照れているようだった。
「いい友達じゃん」
《言ったであろう？ 口を挟む事ではない、と》
「そうだね」
樹が楽しそうにそういい、ゴージャス観音が穏やかに頷く。月詠が相槌を打てばミミックがこくり、と頷いた。そして、マスターと同じ飄々とした視線をタイラに向ける。
――ギアとの絆、信じるか否かは君しだいだ。
そう言っているかのような、視線。タイラは胸の中にもやもやが広がるのを感じながら、もう１つの視線を感じた。バルティーグルの物だ。
（ふんっ。どうせ夢だ！ 夢なんだ！ 仲良くなるだなんて……）
タイラは、様々な感情が混じる胸のうちを隠すようにそっぽを向いた。
《おとり込み中だし、別のギアと練習しましょ？》
と、ラズちゃんが言えば、ブルズとトリプルスリー、Diablo Azulも頷く。《そうですねー》と相槌を打ったセラフは、ここでマスターたちと触れ合うスターライトナイト達を見、ある事を思い出した。
《はっ？！ マスターと一緒に来たのでした！》
セラフの声に気づいたのだろう。マスターであるキリエ・オーラティオはそっとセラフの側に寄った。そしてセラフをそっと持ち上げ、やんわりと問いかける。
「セラフ、たのしいですか？」
《はいっ！ とっても楽しいです！》
セラフはふよふよと近づき、ちょっと興奮気味に答えた。キリエに釣られたのだろう、曖浜 瑠樹、牛瀬 まことも自分達のカプギアへと駆け寄る。その後から岩木 拓磨と仙藤 蒼も姿を現した。
「さっきの模擬戦も、けっこうリアルファイトな感じがして悪くないなって思ったよ。もしかして、前からこうだったのかな？」
楽しげに言う蒼に、Diablo Azulは少しだけ楽しげに笑う。トリプルスリーはちらり、と皆を見、満足げに頷いた。
「楽しかったのか。俺も見ていてわかったよ。すっごくのびのびしていたしな」
《それもこれも、タクマが俺を調節してくれるお陰だ》
トリプルスリーがそういえば、拓磨の頬が少し赤くなる。まことはそんな拓磨の横顔に、優しい眼差しを向けた。
「拓磨さんのトリプルスリー、真の姿になるのがたのしみやね。俺も、ブルズの足についてちょっと調節しようかな？」
戦場によって足を変えようと考えているらしい。それを聞いたブルズは、《それもありだな》と楽しげに頷いた。
《蒼、私の調節、楽しみにしてますネ！》
「うん。任せてっ！」
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年04月13日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年04月20日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2018年04月20日 11時00分
