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月下の雫
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マリエッタは、展望台からの景色とは違う、
眼前に広がる月虹花の群生の華やかさに息を飲んだ。
できればこのまま、ここでずっと見ていたいと思ってしまうほどに
その花畑は神秘的で、はっとするほど美しかった。
この花が、『月下の雫』の香りの素になるのかと、
夢幻のような浪漫溢れる光景に思わず見とれてしまったが、
いつまでも立ち尽くしているわけにはいかない。
この美しさを完璧に残すのは無理だと思いつつも
一応はデジカメで撮影しておくことにし、
そのあとは咲き誇る花々のなかから一番美しいものを一輪選んで
見事ガラスの瓶に収めることに成功したのだった。
白露と冴来、そして朱蘭は三人揃って、目の前の光景に見とれていた。
「この時期にしか咲かない、ここでしか見られない花、か」
「話に聞いていたよりもずっと綺麗な花ね。
まるで月の光が、花に姿を変えたみたい」
ねえ朱蘭、と冴来は朱蘭に水を向けるが当の朱蘭はそれどころではない。
いかに自然に白露と会話するか。先ほどからそればかりを考えている。
もちろん、そんな朱蘭の胸中を知ってか知らずか、白露はいたってマイペースだ。
「この綺麗さはなかなかお目にかかることはできないだろうね。
いやあ、役得役得」
そう言って笑うばかりで全く動く気配のない白露と
花の美しさをいまだ堪能している冴来を余所に、
朱蘭はさっさと群生の中から、
より酒の材料になりそうなものを吟味し始めていた。
そんな朱蘭に数歩遅れて、白露と冴来も花を選び始める。
朱蘭は、花弁が肉厚で良い香りがしそうな一輪をほとんど勘で選びとった。
その花がほんとうに他の花より香りが優れているかどうかはわからない。
冴来は最初に目に留まった一輪を丁寧に摘んで瓶の中へ。
白露は一番輝きが強いものを選んで瓶の中へと落とし込んだ。
三人で一輪ずつ、それぞれ三輪の花を採取することに成功したのだ。
「本当に、お酒にするのとは別に一輪摘んで帰りたいぐらいだわ」
「今夜だけというのはもったいないね、
まだ咲いてる時期にもう一度出かけて来てみるのもいいんじゃないかな。
三人で夜のピクニックなんて楽しそうだ」
冗談を言う冴来と、そんな冴来を眩しそうな笑顔で見守る白露。
そんな二人を、朱蘭が花を収めたガラス瓶ごしにじっと見ていた。
満月に照らされながら、微笑みあうふたり。
その姿は本当に楽しそうで、月の光さえも妙に眩しく感じられる。
そんな二人の背中を眺めていた朱蘭は、
急に白露を警戒していた自分が馬鹿馬鹿しくなってきた。
冴来が今まで見たどんな時よりも楽しそうに笑っていて、
白露の性格はまだよくわからないが、
冴来を大切に思っていることはきちんと伝わってくる。
それ以上に何を望むことがあるのだろうと思い直して、
朱蘭は、おーい二人とも―、と声を上げて二人のもとへと駆け寄っていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
白丸 あこ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月03日
参加申し込みの期限
2018年03月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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