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【ホームルーム】委員決定っ! 普通科篇
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●3組のホームルーム●
「あらあらまあまあ、ちょうど4人なのね」
と
白沢 絢子
先生が、うれしそうに両手を合わせた。
・
神城 凛
・
鈴居 鷹雪
・
三ヶ島 葵
・
宮野 雷子
1年3組の学級委員は、立候補者がちょうど定員ぴったりだったのである。
「他に立候補したい子はいるかしら? ……いないわね。
じゃあクラスの学級委員は、この4人のみなさんにお願いしちゃいましょう。
1年間、どうぞよろしくね。さっそく一人ひとりに、自己紹介をしてもらおうかしら」
というわけで立候補順に、新学級委員の4人が、それぞれ抱負を述べることになった。
「ふん、まぁ当然の結果だな」
黒髪を掻き上げながら満足そうに、まず教壇に登ったのは
神城 凛
である。
「聞け。愚民どもよ。この一年学級委員をする事になった」
いきなり愚民呼ばわりされたクラスメイトが、唖然として凛を見る。
「理由はいう通り指図されるのが嫌だったからだ。
それと環境のいい居場所を作りたかったからだ。
ちなみにボクは腐女子だ。腐っている。
ゆえに腐女子の居心地がいい環境を提供したいと思っている。
嬉しいだろ? 男子共は覚悟しておけ」
「ハハッ、こりゃまた斬新じゃないかい、新しい学級委員さんの所信表明は」
水を打ったように静まり返った教室の中で、ただ1人、
桜崎 巴
だけがわざとらしい拍手を贈った。
「けど、あたしは愚民じゃないんで指図はよしておくれよ?」
そのリアクションを受けて凛が、
「勿論キミらはボクに逆らってもいい。それがクラスにとってもいい選択になるのかもしれない。
恨み言をいってもらっても構わない。元から学級委員なんていうのは汚れ仕事……」
まだ何か言いかけようとした凛の手を、いつの間にか教壇に登っていた白沢先生が、うるうると涙ぐみながら、そっと両手で包み込んでいる。
「大丈夫よ、神城さん。あなたは腐ってなんかないわ。安心なさい?」
お母さんがするように、なぜかよしよしと全身で神城凛を抱きしめるのだ。
「先生が、もう誰にもそんなことは言わせません……あなたが腐ったミカンだなんて……!」
「い、いや、違うぞ。そういう意味では」
どうにも調子を狂わされた凛がしぶしぶと壇上を降り、次は
鈴居 鷹雪
の番になった。
「わたしの父も……母も……お医者さん……です。
患者さんの為に……自分の持てる技術を……つぎ込みます」
のんびりでたどたどしい言葉ながら、自分の気持ちを一所懸命に伝えようとする鈴居。
「お父さんは……か弱い子供たちの為……お母さんは……心の病気に苦しむ人のため……。
そんな両親を見て……育ってきた……わたし……。
わたしも……誰かの為になりたい……。
みんなに楽しく学校生活を送ってほしい……だから……学級委員になりました」
「鷹ちゃん、がんばってね。ボクも応援するよっ!」
従弟の
安田 恵
に声援を送られて、たれ気味の鈴居の糸目が、にっこりとさらに細くなった。
3人目の学級委員は、
三ヶ島 葵
。
「立候補したら学級委員になっちゃったんだよー。ありがとーっ!
えっと、このクラスを楽しく面白くー。
そのためなら出来る範囲内でならなんでもするつもりだよー?」
この赤い目をしたクラスメイトは、どうも気まぐれで立候補したみたい。
(然し乍ら、ここで決まった者達は最低でも一年間、世話になる可能性のある者だからな。
皆、仕草・言動の一つ一つまで観察させてもらうよ)
へらへら~っとした葵の一挙一動を、自分の席からじっと観察しているのは
相楽 茉莉花
。
しかしなぜだろう、この三ヶ島葵からだけは、他の立候補者たちには無い不穏な雰囲気を、どうも感じてしまう……その理由については、まったく見当もつかないのだが。
一方、そんなことはまったく気にも止めずに、葵にもぱちぱちと信任の拍手を送っているのは、
普堂 しおり
である。
(おお、なんかすごい! かっこいい!)
続いて壇上に上がった、
宮野 雷子
のスピーチにも、素直に感動するしおりなのだったが。
(それにしても……あの人いったい、誰なのかなぁ? 3組の生徒さんじゃないよね……)
さっきから教室の後方のドアに身を折るように挟まっている、奇妙な人物のことも気になるのだ。
(学年上の人? 歓迎会とかかなあ……)
視線をちらちらさせながら、妄想がどんどんふくらんでいくしおり。
(あ、もしかして宮野さんの父兄さんなのかも? うふふ~面白そう!)
しおりがそう誤解するのも無理はなくって、何しろこの人物、とにかくやたらと背が高いのである。
「ああ、お嬢様! シャンとした姿が麗しい……!」
「あの……あなた、1年4組の
ラム・M・シャーフ
さんよね?」
次第にざわつき始める教室に、さすがに見過ごせなくなったのか、白沢先生が呼びかけた。
「ここは隣りの3組ですよ。教室をお間違えではありませんか?」
「おや、もしや私見つかってしまったでしょうか……」
ドアに挟まりながら、きょろきょろと周囲を見回すラム。
自分があっけなく見つかってしまったことが、どうも本人は得心がいかないご様子。クリーム色のふわふわとした羊っ毛をひねって、おやおやこれはと首をかしげる。
「ならばお嬢様に一言応援している旨をお伝えしてから自分のクラスに戻りましょう。
お嬢様っ! この駄羊、お嬢様が必ず学級委員に当選なさいますことを信じております……っ!!」
「やかましい! 僕の学級委員就任は、もうとっくに決まったの」
途中からスピーチを全くクラスメイトに聞いちゃもらえなかった宮野雷子が、つかつかと肩をふるわせながら近付き、ラムを廊下の外に蹴り跳ばす。
「……あ痛っ!
そんなっ、私はただお嬢様を応援したいだけでして!」
びたーーんとドアの窓に貼り付いてドンドンと、その忠誠をお嬢様に訴える駄執事。
「ねぇ、さっきから何してるの?」
伊達メガネを神経質そうに直しながら、
逆巻 天野
も近寄ってきた。
「ここは3組。4組じゃないよ」
そう言いながらため息をつき、ラムのためにドアをもう一度開けてやる。何も疑わずにうれしそうに教室に入ってこようとする執事を、
ガラピシャーーン。
「ギャーーーーーーー!!?」
ドアでサンドイッチにしてすみやかに撃退した。
「僕、うるさいの嫌いだから」
「……でも、イイ!!」
くるりと踵を返して席に戻ろうとする逆巻の足首を、しかしぴくぴくとつかむ手が……?
「この考えの至らぬ駄羊めにもっとお仕置きを」
「……ここはマゾがくるべき場所でもないよ?」
「ああっ。その蔑むような冷たい目も素敵でございます……!!」
ええい鬱陶しい、と再び宮野雷子が、げしげしとマイ執事を廊下に蹴り出す。
「僕の執事が迷惑をかけたね。……ほら、ラムはクラスへお帰り。しっしっ」
さて、引き続き白沢先生が、その他の委員決めに移ろうとしていた時のこと。
「フルルルルルルルリヤッヒィー」
突然校内放送で、なぞの雄叫びが聞こえたかと思うと、雑音とともにすぐブツッと途切れた。
「また放送部が、何かやってるな……」
数人のクラスメイトに見られて、
「メグ、知らないよお」
と
安田 恵
がぷるぷる首を振るという一件もあったが、その後はとくに何事もなく、順調にその他の委員も決まっていくのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ねこの珠水
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
推理・サスペンス
定員
1000人
参加キャラクター数
83人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年11月23日
参加申し込みの期限
2012年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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