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【ホームルーム】委員決定っ! 普通科篇
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「では次に、各種委員を選出する。こういうものはやる気がある者がやるのが一番だ。1年間責任をもってやり遂げようという意志のある者は是非、立候補して欲しい」
学級委員が決まるとすぐに、桐島は他の委員の選出に取りかかった。
「風紀委員を希望する者は手を挙げるように」
桐島が呼びかけるのを聞いて、
獅子尾 優華
はさっと手を挙げた。
風紀委員を希望した理由や抱負は、出来る限り短くまとめる。長々とした演説は聴いているほうが疲れるし、他にもたくさん委員を選ばなければならないのだから、時間を取りすぎるのも迷惑だろう。
「私のモットーは不良撲滅。清く正しい学生生活といったところかしら。トラブルは早期解決を目指すわ」
笑顔ではきはきと話すと、優華はよろしくねと挨拶して演説を終えた。
保健委員の選出が始まると、
御巫 時子
は控えめに手を挙げた。
「私は保健委員に立候補しようかと思うのですが……あまり忙しくて鳥さんと一緒にいられる時間が削られてしまうのは困ります……。保健委員の仕事内容はどのようなものなのでしょうか……」
誰かの役に立てれば嬉しいから委員はやってみたいのだけれど、どのくらい時間が取られるかが分からないと判断が出来ないと時子は迷っていた。
「一番の仕事は朝の健康観察だな。それからその日の欠席者を保健室に報告すること。手洗い石けんの補充やポスターや保健便りの作成、クラスの者が保健室に行くときの付き添い等、細かい仕事は色々あるが、それほど忙しいことはないと思う」
桐島の答えを聞いて時子は少し考え、それなら出来そうだと判断した。
「では保健委員に立候補します……。学校生活を送る上で、健康はとても大切なものですから……保健室での治療や体調不良による欠席などが、去年より下回るのを目標に頑張っていきますので、宜しくお願いします……」
保健委員として手当の補助をしたり、怪我や病気の予防を呼びかけたり、そういう活動を通して皆が健康に学校生活を送る手助けが出来たら、時子自身嬉しい。
「その意気込み通り、クラスの健康を守ってくれ。他に希望者はないか?」
桐島は時子に軽く頷くと、選出を進めていった。
「最後に図書委員だな。やろうという者はいるか?」
桐島の言葉を聞いて、
浅山 小淋
は静かに手を挙げた。
「浅山か。抱負は……」
言いかけて桐島は言葉を切る。
小淋は喉の異常の為に声を発することが出来ない。どう抱負を述べてもらおうかと考える桐島に、小淋は前にある黒板を指さした。
「ああそうだな。黒板を使ってくれ」
こくりと頷くと、小淋はいつも筆談に使っているペンとスケッチブックを机の上に置いて、前に出た。
チョークを手に取ると、いつもより少し大きめの文字を黒板に書く。大きめに書いた方がインパクトが伝わるかと想ってのことだ。
『私が図書委員になった際は、本の管理や図書館の利用など、図書委員として皆さんの読書のサポートをしたいと思ってます』
整った文字でそう書くと、小淋は皆の方を向いて一礼し、席に戻った。
次に手を挙げたのは、
天禰 薫
だ。
「じぶんは、図書委員に立候補します。理由は、図書委員の仕事が大好きだからです。みんなからみたら漠然とした理由かもしれませんが、どうか、聞いて下さい」
人見知りで引っ込み思案な薫だから、こういうことは苦手だ。けれど図書委員になりたいという思いをこめて、懸命に皆に気持ちを伝えようと口を開く。
「じぶんは中学生の頃から、放課後の図書室で、本の貸し出し手続きをすることが大好きでした。その仕事をすることで、色んな学年の人と交流できるからです。それに、放課後の図書室の静かな雰囲気が大好きで……じぶんの大切な居場所のようにも感じたからです」
薫にとって図書室の貸し出しカウンターは、落ち着ける場所であり、交流できる場所でもある。できれば寝子島高校でも同じように貸し出しカウンターでの仕事をしたい。
「じぶんが図書委員になったら、微力ながら、みんなが図書室をもっと楽しく、快適に利用できるようにしようと思っています! だから……じぶんに図書委員をやらせてください! よろしくお願いします!」
「なるほど。確かに図書館は静寂に満ちた良い場所だからな」
桐島が納得して言った、その時。
「フルルルルルルルリヤッヒィー」
急に放送から聞こえた声に、桐島は眉を寄せてスピーカーを見上げた。
が、放送はすぐにぶちっと切れた為、桐島は何事もなかったかのように委員選出に戻る。
「まあいい。当番の先生が向かってくれるだろう。他に誰かいないか?」
「あ、あの……やります……! と、図書委員、やりたい、です……」
それまでずっと俯いていた
勅使河原 悠
は、思い切って手を挙げた。人前で挙手して立候補するだなんて、悠にとっては恥ずかしすぎる行為だ。
けれどそれでも頑張って手を挙げたのは、図書委員をやってみたいという気持ちの方が勝ったからだ。
引っ込み思案で大人しい悠は、中学生の頃、余った委員を押しつけられたりしてたこともあった。けれど本が好きだから、今回は自分から図書委員をやってみようと思ったのだ。
興味のある占いの梅花心易に関する本はさすがに図書室にはないだろうけれど、他の本が読めるだけでも嬉しい。それにもしかしたら、好きな本を図書室に入れることが出来るかも知れない。そう思うと余計にやりたい。
「何か抱負はあるか?」
けれど桐島にそう聞かれると、そんな気持ちをうまくまとめて話すことが出来なくて、
「えっと、そ、その……ほ、本が、好きなんです……」
と小声で言うのが精一杯だった。
「そうか。がんばれよ。他に希望者はいないか? 他の委員に立候補し損ねた者も、もしいたら今ここで名乗り出るように」
桐島はもう誰も手を挙げないことを確認すると、
「ではこれで本日の委員選出は終了する」
と、告げた。
ほっとした雰囲気が教室に流れた、その時。
教室のドアがいきなり開けられた。
「待たせたな! 先輩の登場だぜー! おっ、新しい委員会に入った生徒たちか! おめでとう! 寝子島高校の未来ある委員たちに祝砲だ!」
「よう! 新しく委員に入った1年生諸君はおめでとう! それだけだ!」
秋風 透
、
クロウディア・W
が相次いで顔を出すと、持っていたクラッカーを派手に鳴らす。
2組の生徒が面食らっているうちに、透とクロウディアは教室にまで入り込み、クラッカーを鳴らしながら駆け回る。
「こら、何をする!」
我に返った桐島が怒鳴ると、透とクロウディアは教室から脱出した。
「待て!」
追おうとする桐島に、透は振り返りざまこんな言葉を投げる。
「はははっ! 桐島先生、ズボンに穴開いてるぜ!」
「うっ……」
桐島は思わず足を止め、手でズボンの後ろを探った……が、穴は開いていない。
「しまった……!」
身に覚えのあることを言われ、つい反応しているうちに透とクロウディアは既に廊下に出ている。
が、その後を素速く追う者はいた。
「待ちなさーい!」
愛用のマイ竹刀を手にした伊藤佳奈、そして
獅子尾 優華
も風紀を乱す先輩を追う。
「せっかくの飛翔のチャンスを自らの非行で逃すなんて、勿体ないわ。今すぐ悔い改めれば、有意義な学生生活が送れるのよ」
こんなことをしてはいけないと優華は説くが、それで止まるような2人ではない。
「はははは! 悪いことをして逃げている瞬間ってなんだか楽しいよなぁ!」
クロウディア・W
は笑いながら、後ろめがけてクラッカーを飛ばしてくる。
「……仕方ないわね。これも将来的に先輩のため……」
風紀委員として必ず2人を正す。そう心に決めて、優華は脚を急がせるのだった。
その頃放送室では。
「あわ、マキちゃんじゃんー。授業さぼりなんて珍しいね」
ぜいぜいと息を切らして放送室に入ってきた
春巻 空太
に、
霧下 蕎麦人
がのんびりと声をかけた。
「仲間に入りに来たのか? 歓迎だぜッ。まずはこの放送機材を直してくれるとありがてーんだがな」」
入れ入れと手招くアントニオンを空太は睨みつける。
「この馬鹿どもが……っ、さっき一瞬流れた放送、なんだあれは」
肩で息をしながら空太が言うと、蕎麦人はうははと笑った。
「何? わざわざ放送室まで怒鳴り込みにくるとか……ちっこいクセに度胸だけはあるんだ。まぁちっさすぎて、一瞬存在に気付かなかったけど」
「お前また身長のことを……!」
空太の身長は168cm。特に低いというのではないけれど、放送室内に今いる蕎麦人もアントニオンも空太より10cmほど背が高い。しょっちゅうからかわれる為、この身長は空太のコンプレックスになっている。
「マキちゃんが来たってことは、他にも邪魔が来る可能性があるってことー? 鍵かけとこ、っとー」
蕎麦人は放送室のドアに鍵を掛けた。
と、それからすぐに外が騒がしくなり、どんどんとドアが叩かれる。
「アンちゃん、外から開けろって怒鳴り声してるけどどうするー? 開けたほうがいいのかなー」
蕎麦人に聞かれ、アントニオンはそこらにある椅子をドアのところに運び始めた。
「我々はこの放送室を死守することをここに宣言する! バリケードを作れー!」
「待て、俺は籠城する理由なんてないんだからな。先に出せ」
このままここにいたら共犯になってしまうと空太は慌てたが、そんなことを聞き入れてくれる2人ではない。
「とっ捕まって反省文書かされたくなきゃ、協力するんだなァ」
「反省文? 何それ不良みたい。面白そう」
アントニオンには威嚇され、蕎麦人には取り合ってもらえず。
「俺は違うってのに!」
文句を言いつつも成り行き上空太は籠城を手伝う羽目になり……そしてバリケードが破られた後は、アントニオン、蕎麦人と共にこってりと教師に絞られることとなったのだった。
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1000人
参加キャラクター数
83人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年11月23日
参加申し込みの期限
2012年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年11月30日 11時00分
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