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●夢で接触を試みる者
そこへ、
六月一日宮 檸檬
と
吾妻 優
がやってきた。
「おー、ここだ。この樹の下だ。さて、寝ようぜ」
タッパーと上着を持った檸檬が言う。
「ゆっくり寝てぇだけなのに、んだよこのメンドくせぇ状況は……何でここで一緒に寝ようとか……」
昨日見たあの夢のことが気になった檸檬は、もう一度同じ夢を見るべく同じ寮の優を引き連れてきたのだ。
「どうせ寝るならどこでも一緒だろ、一人で寝るのも何だしつきあえよ」
『秘密ばらされたくねえんだろ?』
最後の一言はニヤリと耳元で囁く。
「……クソが……」
しぶしぶ優は檸檬とともに木の下に座り、耳栓代わりのヘッドフォンをつけた。
文句を言ったものの趣味が寝ることだけあって、眠りについたのはあっという間だった。
一面の白い雪の中に、檸檬と優はいた。
「雪山で遭難でもしちまったのか?」
「おかあさん……」
前と同じように泣いている女の子に、檸檬は持ってきた上着を着せる。
そして優しく頭を撫でた。
「俺は
六月一日宮 檸檬
。おかあさんとはぐれたのか? どこではぐれたんだ?」
「夢、だよな、これ……。俺は
吾妻 優
」
女の子は不思議そうに二人を見る。
『おかあさん、ここにいたの。でももどってこない。なまえ?』
「ここじゃ寒いから、洞窟でも探して……」
言いかけて、檸檬は目を覚ました。
「妙な夢を……ったく……」
隣で優が悪態をついていた。
「このまま寝て、また変な夢でも見ちゃたまんねぇからな。何とかするしかねぇだろ……メンドくせぇ……
……いいか? 俺の安眠の為だからな? わかってんだろうな」
「わかってるって」
予想通りの展開に、檸檬はニヤっとした。
折口 ゆづき
は、噂を聞いて夢の少女のことが気になった。
(昔話にもよくある「夢の知らせ」というものでしょうか?)
子供好きなゆづきは、母を病気で亡くしている。
(たとえ夢や幻でも、小さい子が雪の中、お母さんを呼んで……)
身につまされて、放っておけない。
ゆづきは一冊の文庫本を片手に噂の樹の下へやってきた。
ポケットには、メモ帳とペン、それから飴を忍ばせて。
「すでに先客がいましたか……」
眠っていた檸檬と優を見つけて、周りをきょろきょろ見まわす。
毎朝早い起床なのでうたた寝くらいは出来ると思うが、女の子が屋外で無防備に、というのも不安がある。
出来れば同じく噂を聞いて来た女子生徒さんに声をかけてから、と考えたのだが。
「どうした、折口」
刀に声をかけられた。
「刀君……ここで寝てみたいと思ったのだけど、その……」
「いいんじゃないか? ……ああ、見張っててやるよ」
目覚めた檸檬と優はゆづきに場所を譲り、みんなに今見た夢の話をした。
「助け求める為に皆の夢の中に出てきてSOS出してたり? 寝る前に気になってた鳥の巣だけど、もしかしてその巣にいる鳥が怪我でもしてんのかな」
檸檬は言う。
「母親を呼ぶ……って事はヒナだろう。巣の中か……落ちてるのか? そこを中心に、当たって見るしかねぇな」
優も言いながら辺りを見回す。
「まったく、普通ならこんな馬鹿げた考えも浮かばねぇんだろうが……この島に来てから、フツウじゃねー事ばっかだ。
これも、ろっこんとか言うものの所為か? ……メンドくせぇ」
全部片付いたら、今度はゆっくり寝てやる、と心に誓う優である。
ゆづきは、夢を見ていた。
(泣き声……?)
長い髪の女の子が泣いている。
転ばないように、雪を踏んで確実に迅速に女の子の元へと走った。
彼女の髪や肩に積もった雪を払い、ギュ……と抱きしめる。
「大丈夫……お母さん、一緒に探しましょ?」
と女の子の顔を優しく見つめて。
ポケットから取り出した飴玉を左手に握って、祈るように精神集中して。
女の子の口に飴を含ませた。
『おいしい……』
女の子がにっこりする。
そこで目が覚めた。
忘れないうちに見聞した夢の中の様子や気がついたことをメモする。
みんなにメモを見せて、相談するためだ。
「凍傷になっている感じではありませんでしたが……」
女の子の服装を思い出そうとする。
「何か白っぽい、羽毛のような感じでした……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月22日
参加申し込みの期限
2013年06月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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