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五月病は恋の始まり
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「テレビ観ていいかな?」
と聞いておきながら、返事を待たず桜月はリモコンのスイッチを押していた。
「昨日の夜録画した動物番組があるんだ」
革張りのソファーに月は座る。
テレビに映し出したのは、他愛のない動物番組だった。小動物が身を寄せ合って眠っている光景から始まる。声優業もたしなむ芸能人による、「冬の間動物たちは……」というお定まりのナレーションが流れていた。
「冬華も一緒に観よう? 早く早く」
「待って下さいね。行きますから」
まもなく北条冬華は、盆に載せたティーカップ、クッキーとともに姿を見せた。
「どうぞ」
「気が利くう」
冬華も月にならび、ソファーに腰を下ろした。わざわざ海外から取り寄せたというだけあって、ソファーの肌触りはつきたての餅のようだ。体ごと沈み込みそうなほどやわらかい。
映像は、可愛い子犬たちが遊んでいる様子に切り替わっていた。例のナレーターが、「とても楽しそうですね」と一目瞭然のことを言う。
「見た? あの子ジャンプしたね」
画面を月が指さした。このとき肘が、冬華の胸に触れている。実はこれはわざとだ。こうやって冬華の体にふれることで月は、彼女がそこにいることを確認しているのだった。幸福な確認方法といえよう。
映像がスタジオに移り、ゲスト芸能人同士が感想を交換する段になったので、月は紅茶を口に含んだ
「紅茶、朝食の葉と違うね」
「ええ、ベルガモットにしてみました」
「うーん、やっぱり冬華のお茶は美味しい」
「恐縮です」
と冬華は微笑んだ。葉を替えたこと、ちゃんとわかってもらえて嬉しかった。
「紅茶を淹れるのって、難しいのだな……前に私も手伝おうとしたことがあるが、やっぱり上手くいかなくて」
「そうでしたね。でも、いつかできるようになりますよ」
「そうかなあ」
けど、という言葉の先を月は言わない。
失敗ししょげこむ自分を見た冬華に撫でられたのがちょっと悔しかった――。
ネガティブな感情が漏れそうになったのだ。
せっかくの二人きりの休日、そんなことを口にして台無しにしたくなかった。
だから、
「そうだ、クッキーも食べよう」
と月は冬華にクッキーを差し出す。直接食べてほしい、ということだ。もちろん冬華は承知済みなので、ひな鳥のようにこれを口に含んだ。
「冬華、私も」
月はせがんだ。ええ、と冬華はうなずいて、クッキーを二本の指で挟んで月の口元に出した。
ぱくっ、と冬華はこれを口にした。
クッキーだけではなく、冬華の指先まで。舐めるように。
「んっ」
冬華が甘い声を出す。敏感な部分なのだ。これを聞き逃す月ではなかった。
左手で冬華の手首をつかみ、桃色の舌を出すと月は冬華の指を口に含んだのだった。何度も味わうようにしてしゃぶると、胸の中で焔が猛るのがわかった。手を引き寄せて冬華の手のひら、続いて手首にキスをする。
キスをするたびにもやもやは溶け、かわりに温かいものが胸を満たしてゆく。
「冬華……いい?」
上気した声で問う。
「えっ、でも……」
「返事は求めてない」
冬華を黙らせるべく、月は彼女の唇を塞いだ。唇で。
「だめ……だめです……」
冬華は抗おうとしたのだがそれは言葉だけだ。次に唇を重ねたときには、彼女のほうから舌を絡めてきた。
とっくに肩の力は抜けている。優しく月が押し倒すと、冬華は素直にソファに実を横たえた。長い銀の髪がふぁさりと広がった。
月のキスは止まらない。冬華の顎へ、首筋へ、胸元へ。
そうして月は、冬華の胸に顔を埋めた。
これを抱きとめると冬華は、月のプラチナの髪を撫でるのである。
「冬華ぁ、大好き」
まるで今見ていた子犬のようだ――。
子犬のように無邪気に、月は冬華のブラウスに手をかけていた。
結局ふたりは、お風呂に入りなおすことになったのである。
「月さんったら……まったく……!」
「あうっ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年02月18日
参加申し込みの期限
2018年02月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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