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●家族ロールプレイング
「さて、皆さんテスト前でご多忙の中、大変恐縮ですが。少しお時間よろしいでしょうか?」
森 蓮
がルーズリーフを手に、立ちあがった。
「これから私と、そふとさんとで家出のきっかけと思われる、昨日の夜から、今朝にかけての耕作さんと、そふとさんのやりとりを演じてみようと思います。皆さんには、その中で何か気になる点があれば、どんな小さなことでも構いませんので、ご指摘いただければ嬉しく思います……あと、それと。どなたかにナレーションをお願いしてもよろしいでしょうか?」
台詞だけでは、状況がうまく説明出来そうもなくて。
蓮が困り顔で、ぐるりと一同を見回す。
「おや、今日はまた随分賑わっているな」
そこへ
旅鴉 月詠
が惣菜や漬物、干肉などの入った袋を提げて、現れた。
「多分そふとがここにいると思ったのでな、様子見がてら差し入れだ。良かったらこれも食べてくれ」
細腕には重すぎた荷物が下ろされ、店を梯子して閉店間際の参道商店街で買い上げたと思われる、豊富なレパートリーのお惣菜が、所狭しと食卓に並べられた。
何だかんだで地域の住民に対し、並々ならぬ関心を注ぐ月詠らしい。
「で、君らは集まって何をしているんだ?」
「実は、かくかくしかじかで……」
「なるほど。しかしそれでは、情報源はあくまでも そふとで、一方的である事には変わりない。
耕作さんにとっては、プライバシーを無断で暴かれている結果にも繋がるが……」
指を軽く顎に当て、月詠は蓮を見上げる。
「その辺りは、大丈夫だろうか?」
「人は社会的存在、社会の本質は人々の関係性だと私は考えます。
家族の不和が将来、重大な事件に繋がるかもしれません。
私はこれまでにも、交流不足が発端と考えられる事件を目にしてきました。
勿論、そふとさんや耕作さんの感情は、ないがしろにして良いものではありませんし、それを踏み越えてまでこれを実行しようとする意志は、私にはありません」
「そうか……まあ試み自体は興味深いな、お坊さん。承知した、ナレーションは私がやろう。
第三者の方が、より役目にふさわしいだろう? それで構わないか? そふと」
蓮からルーズリーフを受け取り、月詠は そふとに問う。
そふとが承諾し、寸劇が皆の前で行われる事になった。
「まずは昨晩からだな。そふとが学校から帰宅。
収穫の手伝いと、野菜の選別作業を終え、夕食後に自室で勉強をしている所からスタートだ」
月詠に促され、蓮が演技を開始する。
部屋の入り口を意識しているのか、蓮は扉を開くような動作をし、仁王立ちした。
「そふと、何時だと思っとるんじゃ! 明日も朝から畑があるんじゃから、もう寝なさい」
普段は決して見せない蓮の形相に、周囲はちょっとぎょっとするが、迫真の演技に注目する。
対する そふとは、振り返ると、しどろもどろになりながらも答えた。
「俺、明日が提出のレポートがあるんだよ……爺ちゃん、気にしないで先に寝なよ」
「なんじゃその態度は!」
蓮が何か叩きつける仕草をした。
ルーズリーフに目を落とした、月詠の補足が入る。
「ここで耕作氏、強制的に そふとの部屋の明かりを切る」
月乃から、えー? と声が漏れた。
「ちょっと、何で邪魔すんだよ!
もうすぐテストだって言ってるだろ、畑仕事は手伝ってんだから、夜くらい好きにさせてよ」
「勉強なんて、無駄じゃ無駄じゃ! 畑家の人間に、頭のいい奴など一人もおらん!」
「か、勝手に決め付けんな! やりもしないうちから、わかんないだろ」
「どうせやっても無駄じゃ! お前は、うちの跡取りになると決まっとるんじゃから」
耕作役の蓮が、高笑いをする。
なかなか演技派だ。
「だから、勝手に決めんなってば!」
「ここで耕作氏と そふとは、明かりのスイッチをつけたり消したりの、いたちごっこになる」
体育座りで眺めていた伸幸が、膝に顎を乗せて、ふぅとため息をついた。
「そして今朝だな。
そふとが学校に行くギリギリの時間まで農作業を手伝って、切り上げて自宅に戻ったら、通学鞄等が耕作氏の手によって隠されており、探している間に休みの連絡を学校に入れられていた、と」
間違いないか? と月詠は念を押す。
「はい。あったま来たので、ジジイが謝るまでは、家に帰るまいと飛び出して来ました。
今日に限らず、爺ちゃんはよくふざけて人が風呂やトイレ行くと、勝手に外から電気消してからかったりするんで、ストレスも溜まってたんです……」
「耕作さんとは、きちんと話し合いはされなかった、ということでよろしいでしょうか?」
素に戻った蓮が、穏やかに聞く。
「そうですね。こういう時、話をすると逆にこじれるんで」
「ありがとうございます。では、以上ですね。
月詠さんに、そふとさん。そして皆さん、ご清聴ありがとうございました。
よろしければ自由な立場から、ご意見を伺えますでしょうか?」
見回せば、異口同音返ってきた答えがあった。
「「「耕作さんが悪い!!!!」」」
「この時期の農家の忙しさは、私も親戚が農家だからわかっているけど、テスト間近に無理矢理休ませるのはひどいよ……!」
普段、温和で滅多な事では負の感情など表に出さない月乃が、手を握り締めた。
「……俺、やっぱ我慢出来ないや。もう遅い時間だけど、耕作さんに会って来るぜ」
博美が立ち上がり、同意した月乃がその後に従った。
刀も決意を秘めた表情で、移動を開始する。
「勝手に学校休ませたり……酷いよ酷いよ! 自分のことは自分で決めたいよね! うんうん!
でも安心して、そふと君。あたしのお友達が説得してくれるから、彼等に任せてみて!」
空音が言い、顔を見合わせた士と瓢も、ゾロゾロくっついて行った。
「皆さん、ちょっとお待ち下さい!」
耕作に直談判しに行ったメンバーを、引きとめられなかった蓮は、肩を落とした。
皆の目から見れば、自分の考えに固執して子供っぽい妨害をしてくる耕作の方が、売り言葉に買い言葉で反発してしまう孫よりも、圧倒的に問題と映ったようだ。
「浮かない顔だね、森」
伸幸と共に食器を片付けながら、天野が声をかける。
「私は周囲がやいのやいの言わなくても、そふとさんが自分で、家出の問題を解決出来ると考えています。
耕作さんが変わらなくても、そふとさんは変われます。寛容さを持って、お爺さんと向き合えます」
「変わらない人間なんて、いないよ、森。
それに僕には、君がどうして そふとだけに寛容さを求めるのか、理解できない。
家出の直接の原因を作ったのは、耕作さんの方だし。そふとが素直になれないのは無理ないよ」
「あ、いえ、申し訳ありません……言葉が足りなくて。そうではなくて。
私は そふとさんに、冷静に自身の態度を見つめ直してもらって、耕作さんに歩み寄り、互いに話し合いの機会を持って欲しいと思ったのです」
「……そうは言うけど、当事者同士って、案外感情的になってしまうものだよ。
君はさっき、人は社会的存在だと言ったよね。
人って弱いものだよ。こんな時こそ、周りの人間が間に入ってあげるべきじゃないかな?
僕も人の事言えないけど、孤立する人間は、独自の考えに陥り勝ちだから」
天野は静かに目を伏せる。
「……確かに、そういうケースもあるかもしれません」
天野の意見を謙虚に受け止めた蓮は、
美崎 岬
たちに囲まれている、そふとに目を向けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月28日
参加申し込みの期限
2013年07月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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