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寝子島高校
ジャガイモ畑でつかまえて(精神)
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「鶏飯もバッチリなのだー!」
ご飯に、錦糸卵に甘辛く煮付けたしいたけ、上から刻み海苔と、ネギ、陳皮を添えて。
真央は熱々の鶏がらスープを、たっぷりと注ぐ。
「これは、思いがけず豪華な夕餉になったねぃ」
「食べ物って、あるところには、あるんだねぇ……」
「……寂しい事言うなよ」
瓢、優、士も、自治会長戦以来のマトモなディナーを、掬って口に運んで。後は夢中で平らげる。
「じゃがいもは蒸かして、輪切りにして上に練りうに載せると旨いのだ♪
薄い輪切りにして、ピザの土台にしても良いのだ♪」
食べたかった鶏飯をお腹にしっかりと収めて、真央もご満悦。
「はーい、そふと君。シチューだよ♪
皆が作ってくれたシチューを食べて、一緒に大きくなろうよ! 牛乳入りのカルシウム入りなのだ!」
空音がシチューのたっぷり入った器を、そふとに手渡した。
礼を述べる そふとに、空音は同情的な目を向ける。
「身長小さいと嫌だよねー……高いところにあるもの取れないし、黒板も上の方書けないし消せないし。
つり革だって捕まれないし、年下に見られるし……」
「そうですねぇ。でも空音先輩は、そのままでもかわいいので、オッケーだと思いますよ?」
「……うそん! そふと君、天然ジゴロだー」
「じごろって何ですか?」
きょとんと聞き返され、揶揄ってた空音に衝撃が駆け抜ける。
「ピュアな心に触れると、実感出来るだろう? 空音ちゃん。自分がいかに穢れているか」
望月が背後から、しみじみと諭す。
「ううん、でもっ! あたしまだ、そふと君に聞きたい事があるんだよー。
前に触手に襲われた時の話を……むふふ……!」
「桃原ァ……」
天野にジト目を向けられながらも、空音がへこたれない。
この程度で引っ込んでは、腐女子として生き抜けない。
「ぐへへ……本人の体験談……薄い本のネタ……!
神魂が発生した時の状況を聞いたりして、うまく転用できるなら、
地下帝国
に拷問室を作るのだ……!
触手もやし……ふふ、ぐへへへへ……! 食用も可!」
「おい、脳内駄々漏れだぞ」
煩悩で胸を膨らませる空音。くねくね身を捩じらせながら、幸せそうに舌なめずりしている。
そふとが形容した「かわいい」お嬢さんじゃなかったら、とっくに通報されているだろう。
「あっしも、いつぞやの触手植物はどうやって発生したのか、聞いてみたいねぇ。
そして、地下でも育てられる植物についても、何か心当たりあったら」
瓢、そして天野も地下は別としても、もれいびキャベツについては興味があったようだ。
「そういえば僕も触手キャベツ、何時からもれいびになったのか等聞きたいんだけど……平気かな?」
「逆巻、まさかジャガイモまで保護するつもりじゃ……」
刀の懸念を、天野は否定した。
「芋まで保護はしないから、安心してよ。ただ、僕は“生物”に少し思い入れが強いだけ」
「えーと……、あのキャベツの事だったら、俺にも正直よくわかんないです。
収穫しようとしたら、いきなりタコ足生えてきたんで」
そふとが言うには、それまではいつもと全く変わらなかったらしい。
「4月に落神がきて、ばら撒いた神魂を、作付けされていたキャベツがダイレクトに得たと考えるのが、一番理屈としては合ってるか?」
修が思案する。
神魂はあの日世界中にばら撒かれたのであるが、やはり得る確率は、寝子島高校の周辺にいた、或いはあったものの方が必然的に高かった。
そう考えれば、耕作のキャベツ畑は九夜山のふもとで、神魂を得るには好条件を揃えていたと言える。
「なるほど、ありがとう! ところで、触手に吊り上げられた時って、どんなだった?」
空音がぶり寄り。
「ちょっと鶏の気持ちが分かったかも?」
鶏、絞める時、吊り下げるから。
真顔で答える そふとに、空音はこの辺は妄想で補うしかないと悟った。
「で、地下でしたっけ? つまりは暗所で、温度湿度が一定に保てる場所、という事ですよね?」
「ここの下は、防空壕の跡があるんだよぃ」
「なるほど、それで地下ですか。正直、うちは手を出していないので、詳しくわかりませんが……。
ウドやホワイトアスパラは、そういう場所で育てるケースもあるそうです」
アスパラガスは収穫出来るようになるまで、3年程かかるがその後は10年は収穫が望めるとか。
「でも3年もかかるんじゃ……」
「卒業しちゃうねぇ」
「ウドの白いのは、軟化ウドって呼ぶんですけど……これは繊細で、かなり手がかかります」
なんでも10度以下になると、だめになってしまうのだとか。
しかもウドを地下へ持って行くまでは、普通に作付けして育てるが、それも容易ではないらしい。
「も、もやしはどうかなっ?」
「それなら簡単じゃないかなぁ? 温度と湿度に注意して、不潔にならないようにしてあげれば」
そふとの答えに、空音は握りこぶしを作って、こくこくと頷いた。
「しかし、そふと。農家継ぐの嫌そうな割には、くわしいな」
十一が指摘する。
「なんだかんだで家業だからね。でもうちもこのままじゃ、立ち行かなくなる。
前に真央ちゃん先輩が言ってた、六次産業化もそうだけど、農業の株式化とか……何か手を打たないと。
爺ちゃんみたいに、考えナシではダメなんだ。
うちの父ちゃんは農家は絶対継がないって約束で、母ちゃんと結婚したから。
お盆に返って来た時くらいしか、手伝ってくれないし。それに伺った落神の話、ちょっと気になります。
神様が帰るまでは、またキャベツの時みたいな、ハプニングが起こらないとも限らないって事ですよね?
他にも天候が荒れたりしたら、作物は育たないし、大打撃を受けてしまう」
「そっか……そふとも考えてんだなー」
「おうちの問題は、色々難しいのだ。でも、結論を急ぐ必要ないのだ。
とりあえず そふとちゃん、お腹いっぱいになったのだ? 優しい気持ちになったのだ?」
お姉さんモードの真央に、そふとは少し俯いた。
それでも真央は、にんまりと何時も通りだ。
「心に余裕が出来たら、一度おうちに帰って、おじーちゃんとお話ししてくると良いと思うのだ。
それで駄目なら、また猫鳴館に戻ってくればいいのだ。
猫鳴館は新しい寮生を歓迎するのだ! あ、また鶏をさばいて持って来てくれるのも、大歓迎なのだ♪」
頷く そふとを、真央は目を細め、大らかに受け止めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月28日
参加申し込みの期限
2013年07月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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