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白い光を追いかけて ~妖精の森の大冒険!?~
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●森のスイーツ・タイム!(2)
巨大なケーキやお菓子に囲まれた中で、
アリシア・エーゼルベルク
はぐっと両の拳を握る。
「スイーツをたくさん食べるのが、白い光を探すことになるのね。頑張らないとだわ」
「張り切り過ぎると、菓子を喉に詰まらせるぜ?」
やれやれとばかりに肩を竦めてみせるのは、アリシアの護衛たる
ルネ・ルージュ・ルルー
だ。
アリシアが、けろりとした顔でルネを見遣る。
「あら? その時はルネが助けてくれるでしょう?」
「そりゃまあ、放ってはおかないが……」
「だったら、問題ないじゃない。さ、お茶会の時間よ」
「お茶会?」
ルネが繰り返すのに、アリシアは当然とばかりに頷きを一つ。
「スイーツといえば、お茶会だわ」
「なら……こういう物がいるんじゃないか?」
言うや、ルネは口元に弧を描いてピクシーの魔法を発動させる。
植物の蔓がしゅるしゅると動き、絡まり合っていき――、
「ほら、完成だ」
見る間に、そこには植物製のテーブルや椅子が生まれていた。
テーブルの上には、カップや皿まで抜かりなく用意されている。
アリシアが、緑の瞳を煌めかせて笑み零した。
「素敵ね。これは、私も負けていられないわ」
アリシアが使うのは、ウンディーネの魔法。
薫り高い紅茶が生まれて、カップの中へと綺麗に注ぎ込まれた。
「どう? 悪くはないでしょう?」
「ああ、重畳だな。菓子に合いそうだ」
皿の上へとケーキの欠片を飾れば、お茶会の準備は万端。と、その時。
「わああ、妖精サイズのお茶会セット!」
素敵だねぇ、と黄色の双眸を輝かせるのは、
結城 日和
だ。
「妖精のお茶会、って物語みたいだよね。しかもお菓子は人間サイズ……ちょっと憧れる状況だよ~」
「うん、本当にすごい! それに、このケーキもすごくおいしいし……!」
幸せ笑顔でチョコレートとオレンジのケーキの欠片を頬張っている
環 的子
も、日和と一緒。
偶然この近くで出会って、アリシアとルネの声を耳にここへと誘われてきた2人である。
「ね、そのケーキすごく美味しいよね、的子ちゃん」
「でも、お腹も空いてたし、おいしすぎて止まらなくなっちゃいそうで……いいのかなぁ、こんなに……」
「いいよいいよ、だって、妖精のお茶会だよ?」
ちょっぴりだけ不安の色を覗かせた的子へと、手近なケーキを千切りながら力説する日和。
日和の言葉に、アリシアとルネも同感の意を示さんと頷く。
「言わば、ミッションだもの。たくさん食べても、罰は当たらないわ」
「むしろ、白い光を見つけるにはたくさん食べられるほど都合がいい」
3人の言葉にほっとしたように息を吐いて、的子は改めてルネが作ったテーブルを見た。
「あれは……魔法、だよね? 私にも使えるかなぁ?」
「試してみればいいんじゃないか?」
ルネの言葉に、「そっか!」と的子は目を晴れさせる。
「ええっと、こんな感じかな……やー!」
ぽわん! と愛らしい音がして――次の瞬間には、日和の衣装が変じていた。
「へ? ……わ、可愛い! これ、フルーツケーキのドレスかな?」
「丁度、あんたが食べているケーキがモチーフだな」
「食べているスイーツをモチーフにした衣装に服を変化させる魔法? 面白いわ」
日和が声を弾ませ、ルネが顎に手を宛がい、アリシアがぽんと手を叩く。
「ご、ごめん! こういう魔法だったんだね」
と、的子があわあわとした。
「ごめんじゃないよ、素敵素敵♪ 益々楽しいティータイムになりそうな感じがするもん」
「そ、そうかな……じゃあ、自分にも! やー!」
的子が自分の服をオレンジショコラのドレスに変化させれば、
「的子ちゃん、似合ってるよ~」
と、日和がにっこりとした。
「んへへー、本物の妖精さんに見えるかなぁ?」
「じゃあ、ドレスの準備もできたところで本格的にお茶会とするか」
ルネの言葉に、日和はハッとして手を挙げる。
「じゃあ私、ヴァイオリンを奏でるよ! 音楽のあるお茶会も、いいでしょ?」
一つ息を吐いて、日和は静かにヴァイオリンを弾き始めた。
弓が弦を滑れば、穏やかな、それでいて朗らかな旋律が辺りを満たす。
「素晴らしいお茶会になりそうね」
と、アリシアが微笑み、的子は湧き出す想いに胸元をきゅっと握った。
(……
ネオム
にも見せたかったなぁ)
本や映画の中にしかないと思っていた別の世界を、大切なパートナーにも……なんて。
早坂 恩
は、目の前に広がる光景を前に、瞳をぱああと輝かせた。
「あらあら、妖精さんになってお茶会、素敵ね!」
きらきらしいようなスイーツ達に誘われて、恩は、苺のショートケーキの生クリームをそっと指で掬った。
「みんな妖精さん……ってことはこれって夢よね? だったら……」
――たーくさん食べちゃってもいいわよね☆
生クリームが口の中で解ければ、恩の手も口ももう止まらない! と、その時。
「そんな食べ方したら、喉に詰まっても知らないから」
かかった声に顔を上げれば、そこには
弥逢 遊琳
の姿があった。
互いの顔を、かつて生まれた
『ウソが現実になる日』
の中でしか知らない2人……なのだが、
(見つけた時、知らない筈なのに知ってる気がした……)
と、恩の姿を目にすれば、遊琳は、彼の方へと歩を進めずにはいられなかった。
(それになんていうか……知っててくれなきゃ許せない、って気がする)
だから、敢えて名乗りは上げない。そんな遊琳の、少しむすっとした顔を見て、
「……遊琳ちゃん?」
恩は、緩く首を傾けた。そうして、淡く微笑む。
「不思議ね、なぜかしらあなたの名前がふと思い浮かんだのよ。……洋菓子は嫌い?」
「甘味処の息子だからね。嫌いじゃなくとも反抗心はあるんだよ」
肩を竦めながらの遊琳の返事に「うーん」とばかりに少し考え込んだあとで、
「だけど、美味しいわよ? これなんか、クリームがあんまりくどくなくて……」
なんて、恩は手近のシュークリームを千切ってぱくりとした。
「ちょっと、だから、そういう食べ方は……」
と苦言を呈しながら、遊琳はそんな自分を不思議に感じる。
(知らない人の筈なのに、何で世話焼いてるの僕。それにこの既視感は何……?)
思案に沈む遊琳へと、恩が言った。
「あ、私、ジュースも出せちゃうの。これと一緒にどうかしら?」
はい、あーん♪ とシュークリームの欠片を差し出されれば、
「もう、お兄様!」
なんて呼び名が、遊琳の口をついたのだった。
髪から服装まで純白に染まった
ナスティ・クローヴァ
の姿に、
夏神 零
は「ふむ」と顎に手を宛がった。
「まるで、白い光のようだな。美しいその姿、まさに妖精でござる」
「零さんも、その純白のドレス。とてもよく似合っておいでです」
にこり、ナスティが柔らかく灰色の双眸を細める。
零の風の力を借りる魔法で、スイーツだらけのテーブルの上へと2人で着陸(?)して。
ナスティと零は、2人で甘味を味わっているのだった。
「それにしても、果物は大きすぎて食べるのが大変ですね」
ナスティがマスカットを前に頬を押さえ仄かに眉を下げれば、
「ここは、拙者に任されよ」
と、零はふっと微笑して、月明かりの下、舞うようにして手刀を振るった。
1撃、2撃と、切断の力を持つろっこんが発動する。
零が舞を終える頃には、マスカットは綺麗に切り分けられていた。
「これなら食べやすいですね。そうだ、冷凍みかんや冷凍マスカットはどうでしょう?」
思いつきに目を晴らして、ナスティは手近なみかんに向かって「えい!」と魔法を使う。
霧吹きを使ったように、細かな水滴が、みかんを淡く覆った。
「これで……」
足の先を床(テーブル)に付けて、ぱちん、と指を鳴らす。
付近の床が見る間に凍って、それに面しているみかんも、濡れた表面部分が薄い氷に包まれて白く曇った。
「冷凍フルーツの完成です!」
「おお、これは見事な」
「一緒に食べましょうね、零さん。……あ、あっちのお皿には蒟蒻ゼリーも!」
あれもカットできますか? ときらきらの期待の眼差しが零に向けられるが、
――ひゅんっ。
再び舞い、手刀を振るっても、蒟蒻ゼリーはぷるんっ! と零の力を真正面から受け止めて。
「……切れ目は、入りましたが……」
「これは……分厚くて切れん……」
それもまた、一つの思い出。2人のスイーツ・タイムは、まだまだ続く。
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担当ゲームマスター
巴めろ
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ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月24日
参加申し込みの期限
2018年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月31日 11時00分
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