this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
白い光を追いかけて ~妖精の森の大冒険!?~
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
26
つぎへ >>
●集めて! 花の蜜(1)
真辺 伸幸
が魔法で生み出したのは、フキや蓮を思わせる葉っぱだ。
「集めても、蜜を入れる器が無いと困っちゃうものねぇ」
「そうですよね。私のは、ほら」
宮祀 智瑜
の魔法が生んだ蜜入れは、ほおずき製だ。
「おお、可愛らしい形なのよー」
「私のも完成なのです! さあ、皆に配りに行くのですよ!」
こちらも魔法で葉っぱの器を用意した
椿 美咲紀
が、元気良く拳を天に突き上げる。
――さあ、蜜集めの始まり始まり、だ。
まるで
レイ・ブライトン
の書くお話の世界だと、
シャロン・ナイトプレッジ
は黒の双眸を煌めかせた。
「ねぇクレア、あのお花の根元まで行ってみましょう?」
早く早く! と導く声に、
丹羽 紅葉
は白薔薇の花冠を被った少女を追いかける。
(なんだか妹のようね)
なんて、シャロンの様子を微笑ましく、好ましく思いながら。
そんな2人を騎士の目をして見守るは、レイと
シグレ・ナイトウォーカー
だ。
「シャロン、はしゃいでるなぁ」
「全く、こちらのお嬢さん方は無邪気なものだが……」
向こうの御令嬢――花達はプライドが高そうだと、シグレは細く息を吐く。
「こういう時こそ男はしっかりしないといけないんだよね? シグレ」
と、レイがにこりとするのに、シグレは青の眼差しで同意の意を示した。
「グレイ!」
シャロンの弾む声が、シグレを呼ぶ。
「どうした?」
「今ならあのお花の棘を階段代わりにして上へ登れないかしら?」
好奇心旺盛なシャロンの元へと「それよりも……」とシグレは歩み寄った。そして。
「わあ、素敵!」
「わ、私まで……シグレ君、ありがとう」
シャロンと紅葉を抱えて、シルフの魔法の加護を得たシグレは危なげなく宙に舞い上がる。
花園の景色を堪能させてから、シグレは2人を、花達に話しかけるのに良さそうな場所へと降ろしてやった。
早速! と、シャロンは黄色い花に「こんにちは」と屈託なくご挨拶。
「貴方の蜜は、きっと格別綺麗でしょうね。勿論、大事な物なのはわかっているけれど……」
事情を話せば、花はふむふむと聞き入って、けれど「頂戴」の言葉には、
「まあ、意地悪なのね!」
ぷいっ、とそっぽを向いてしまったのだった。
ならば、シャロンにだって考えがある。
「そんな意地悪言うと、切っちゃうわよ?」
だってシャロンは、レイピアに変じた自分を安心して預けられる3人の友達と一緒なのだから。
一方、シャロンと紅葉から少しだけ離れたところにて。
「シグレ、比較的話を聞いてくれそうかなって花達の近くに2人を降ろしただろう?」
「特に気難しい御令嬢の相手は、俺とレイでどうにかしたらいい」
そうだろう? とシグレの目が問えば、レイは笑顔で「勿論」と頷く。
一番槍はシグレの方だ。ツンと上を向いた真っ赤な花の前に片膝をつき傅いて、
「レディ、美しい貴女からは大層素晴らしい蜜がとれるでしょうね」
なんて声を掛ければ、興味を引かれたように、花がシグレ達の方を向く。
「どうか自慢の蜜を、少しばかり譲ってはいただけませんか?」
頼み込むも、花は「どうしようかしら」とばかりにゆらゆら。
そこで登場したのがレイと、レイがノームの魔法で生み出したゴーレムだ。
「おっと、困ったなぁ」
苦笑交じりの声を上げれば、花の注意はレイの方へと。
「こいつは花の蜜が好物なんだ。蜜を貰えなければ、まるごと君達を食べてしまうかもしれないなぁ」
ぶるりと震えて、花はシグレに、早く蜜を取ってと訴える。
ゴーレムの中に蜜を落としたあとで、シグレが「見事な脅しだな」と零せば、
「嫌だな、人聞きの悪い」
なんて、レイは殊更ににこにことして肩を竦めた。
シャロン、シグレ、レイが見事に蜜を集めているのを目に、
(私は、怯えている花に話しかけてみようかしら)
と、紅葉は小さくなって震えている薄青の花の元へ。
(私は、シャロンちゃん達みたいな生来の華やかさや気品には欠けるけれど……)
その分親しみを持ってもらえたらと、笑顔で優しく話しかける。
「怖がらせてしまってごめんなさいね」
穏やかな声に、花がそろそろと紅葉の方を向いた。
「私たち、蜜を分けて欲しいだけなのよ。良ければ貴方の蜜、譲って貰えないかしら?」
花は、嫌がるというよりはまだ少し怖々としている。
それを見て取って、紅葉は水の魔法――『慈雨』を使った。
柔らかな雨が、花の上に降り注ぐ――。
「これは、私からのプレゼント。気に入って貰えたら良いのだけれど」
花が控えめに、けれど嬉しげに揺れるのが目に映って、
「わ、綺麗だね。飴と鞭の『飴』……じゃなくて、この場合は『雨』かな」
と、『鞭』を巧みに扱ったレイは口元に弧を描き、ふわりと目を細めた。
シーナ・キュクノス
は、紫色の花との交渉に励んでいた。
「風の魔法で、花粉を遠くに運んであげます。代わりに、蜜をいただけませんか?」
沢山蜜を集めたいと頑張っていたシーナだが――不意に、美しい旋律が耳を揺らして。
それは、
ベルラ・ガーネブラッディ
が、花達の気を引かんと吹き始めたオカリナの音色。
ついつい、シーナの視線は音の方へと引っ張られた。
ウンディーネの魔法が水の結晶を花々の光に煌めかせる中で、
(さて、興味を持ってくれりゃいいんだが……)
なんてことを思いながら、ベルラは胸に懐旧を呼ぶ民族音楽を奏でる。シーナはそれに、
(やっぱりきれいな音だなぁ)
と、しみじみとして聞き入っていた……の、だが。
「……おっ。おめぇさん、気に入ってくれたのか?」
自分の方を向いた青の花へとベルラが優しい笑顔をして話しかけ始めた辺りから、事情が変わった。
「おめぇさん達が持ってる蜜がどうしても必要なんだ。良ければ譲ってくれないかい? 頼むよ」
柔らかな声音が耳に届けば、シーナの胸はちょっぴりもやもや。
蜜を集める為で、相手はお花で……と、自分に言い聞かせてはみるけれど、
(むぅ……なんか、口説いてるみたい)
と、そんなことを思わずにはいられない。
「いい子だ、ありがとう」
なんて、蜜をくれた花の花びらに触れてやったあとで、ベルラは、
「……ん、シー君どうした?」
頭を冷やそうと距離を取っていたシーナの元へとやってきて、その顔を覗き込んだ。
「浮かない顔だな」
「別に……お花さんたちとナカヨクなれたみたいでよかったですね」
ツンとして顔を逸らし、拗ねたような言葉を零したあとで、
「……帰ったらオカリナ吹いてください」
シーナはそっぽを向いたまま、やがて、小さな声でぽそりとそんなおねだりを。その一連の態度に、
(もしかして……いや、まさかな)
と、瞬間頭に浮かんだ考えをすぐに己で打ち消して、ベルラは黙って、シーナの頭をぽんぽんとした。
千歳飴 楓子
は、ピンクの花に壁ドンをしていた。……いや、正確には壁はないのだが、
「その期待に染まった桃色の花びら……ふふ、いやらしいな……」
と、空いている方の手で顎(?)クイをする様子まで何とも様になっていて、ないはずの壁が見える感じ。
「キミの中でくすぶっているトロトロとした欲望の蜜を楓子の手にこぼし……」
まで言ったところでエア壁ドンにときめきすぎた花は、恥じらうように顔(?)を逸らしてしまった。
「……ん? むむむ。難しいな……」
他の人はどうしているのかと楓子が水色の視線を遣った先では、
「お花さん、花びらも葉っぱも綺麗で素敵ですにゃ!」
と、
ミーツェ・M・フェリス
が赤い花を褒め褒めしている最中。
優しい手つきで撫で撫ですれば、花は機嫌良さそうに揺れ、
「嬉しいですにゃ? 良かったですにゃー!」
と、ミーツェもつられて、金の双眸を細めてにっこにっこしてしまう。そのすぐ近くでは
錦織 彩
も、
「あの、よ、よ、よかったら……あなたの蜜と、か、花粉を……は、運ばせて、いた……だけませんか?」
と、しどろもどろになって時々つっかえながらも、一生懸命に青の花にお願いを零していた。
OKのサインが出ればお礼を伝えて、彩は早速、蜜を器へと。
「それと、あの……は、花びらに触れさせてください……ね?」
頷くように花が揺れれば、鮮やかな青へと伸びる彩の指先。
ろっこんが発動して、花びらと同じ色をした柔らかな毛糸が生まれる――。
「ふむふむ、あんな感じか。よし……」
得心したように頷いて、楓子も説得に再チャレンジ。
ろっこんで小銭を甘い蜂蜜に変じさせて、
「そこの花、楓子のこの蜜と花の蜜をトレードしないか? 量が少ないなら……千円までなら出そう」
乗った! とばかりに花の一つが大きく揺れたが、
「……これ、説得か?」
と、自分でやったことながら思わず軽く首を傾ける楓子。
近くにいた
酒浸 朱蘭
が、それを耳に留めて、
「やり方なんて自由だぜ! 集めたもん勝ちってやつだな!」
なんて、口の端をにっと上げた。
かくいう朱蘭は、ウンディーネの魔法で、手のひらに何か液体を生み出しているところ。
「それは何ですにゃ?」
不思議そうな顔をするミーツェへと、朱蘭は機嫌良く応じる。
「花のための栄養たっぷりの水なんだぜ。これをこの容器に入れて、っとぉ……」
入れた水を、一旦外へと逃がす朱蘭。
空になった容器へと、指を十字に這わせれば……、
「ろっこん発動で満タンだぜ! これで、無尽蔵にこの水を生み出して花にやれる!」
頭いいぜあたし! と胸を張る朱蘭を、
「す、すごいですにゃ! 完璧ですにゃ!」
と、ミーツェがきらきらした眼差しで見つめる。
「だろだろ? 完璧だろ? よーし、いっぱい蜜を集めてきてやるんだぜ!」
となれば善は急げだと、朱蘭は意気揚々、花達との交渉に赴くのだった。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
26
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
白い光を追いかけて ~妖精の森の大冒険!?~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月24日
参加申し込みの期限
2018年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!