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白い光を追いかけて ~妖精の森の大冒険!?~
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●悪者ガエルをやっつけろ!(1)
イダス・アグリオス
は、沼地の泥に衣服が汚れるのにも構わずに笑い転げていた。
「コル兄さん!! ヤベエ!! 似合わな過ぎて!! 死ぬ!!」
十二支団
の団長たる
ティクス・ソル
は、そんなイダスを横目に、
「こうやって見るとカエルというのは結構肉があるんだな」
と、イダスの言う『コル兄さん』――
コル・ティグリス
へと黒の眼差しを遣る。
「食えるのか、と一瞬考えたが……」
「またの機会に、だな。さっさと終わらせないとイダスの奴が笑い死にそうだ」
コルの言葉にティクスが頷いた、その時。
「――団長様」
落ち着いた声音でティクスへと声をかけたのは、
プリムローズ・ブライト
だ。
「どうした」
「このプリムに、一番槍をお任せいただけないでしょうか」
機械仕掛けの翼(と、今は妖精の翼も得ている)を持つプリムローズの言葉を受けて、
「ああ、任せたぞ、プリム」
と、ティクスはプリムローズにGOサインを出した。
一つ頷いたプリムローズは、そのまま、あっという間に沼地の上空へと舞い上がる。
「1匹、2匹……プリム達にかかれば、大した数ではないのです」
呟いて、プリムローズは沼地すれすれへと一気に急降下した。
ひゅん! と早速伸びたガマガエルの舌は、虚しく宙を捉えるばかり。
「遅いのです」
風の魔法の加護を得たプリムローズは、ガマガエル達の攻撃を掻い潜り、くるくると戦場を舞う。
勢いの付いた機械の翼が、ガマガエルの肌を、反撃する暇すら与えずに傷つけていく――。
団員達の士気を益々高めるように、コルの虎の咆哮が、辺りの空気をぐわと揺らした。
「剣がないからな、最初から全力で行くぞ」
ノームの魔法が発動し、コルの手足に砂を纏わせていく。
「痛い目に合いたくなければ、今の内に逃げ出すんだな」
その忠告を挑発と取ったのか、1匹のガマガエルの舌が、コルへと伸びる。
しゅるっ、と迫ったそれを、コルは砂でコーティングされた手でぐいと掴んだ。
ガマガエルが焦るのもお構いなしで、コルは掴んだ舌を全力で引っ張る。
ぐん! と成す術もなくコルの元へと引き寄せられるガマガエルの身体。
「この大きさなら、弱いものいじめにならずに済みそうだな」
口の端を上げ、叩き込むは渾身の拳。
ぐえ、とひしゃげた声を出して、ガマガエルは、そのままきゅうと動かなくなった。
「あっ! チビもコル兄さんもずりい!!」
目前の戦いに血湧き肉躍り、笑いの波から立ち直ったイダスの双眸は爛々と。
拳にサラマンダーの炎を纏わせて、イダスは敵陣へとごく楽しげに突っ込んでいく。
「丸焼きにしてやるぜ!」
殴り飛ばしたのは、プリムローズが相手取っていたうちの1匹だ。
プリムローズが、ふっ飛ばされたガマガエルからイダスへと眼差しを移す。
「イダス様、あれはプリムの獲物でした」
「あ? 早いモン勝ちだろ!」
その時、2人の元へとガマガエルの舌がしゅるりと迫った。
「っとぉ! ……アツいか? 猫舌じゃねえことを祈るんだな!」
プリムローズを捉えんとした舌を、イダスが炎を纏った手でがしと掴む。
じゅう、と、舌の焼ける音がした。
麻痺の効果も、炎の前に焼き切れたようだ。が、しかし。
「っ、イダス様!」
別の1匹が、今が機だとばかりにイダスへと舌を放った。その瞬間。
――ひゅんっ。
風を切る、軽い音。
けれどそれは、奏でる音の軽やかさとは裏腹に、鋭さを持ってガマガエルの足元を貫いた。
ぎょっとしたガマガエルが、思わず舌を引っ込める。
「俺のことも、忘れてほしくないな」
クーノ・ヤスピス
の声は、彼が魔法で生み出した風の足場の上から聞こえた。
クーノの手の中には、愛用の銃。
尤も、それは殺傷力を持たぬ、言わば妖精仕様に変じてしまっているのだが――、
「まぁ、威力はいいよ。元々俺が得意なのは……」
――こーいうことだし!
クーノの得意とするのは、速射。
風の足場を跳び、撃ち出した弾は過たず、コルの背後に迫っていたガマガエルを怯ませる。
「俺は俺に出来る事を、っと。ティクスさん、今の立ち回りどうだった?」
「上々だ、クーノ」
クーノの声を耳に、ティクスはふっと口の端を上げた。
そうして、短剣代わりの枝を手に――遂に、本格的に動き出す。
仲間の動きを読んで、ティクスは辺りに、魔法の蔦を生やしていっていた。
それは、ガマガエル達の動きを封じる枷となると同時に、
(――俺には、具合のいい『道』だ)
自らが生み出した『道』の上を、ティクスは駆ける、駆ける、駆ける。
それに気付いた1匹――ティクスがこの付近の纏め役だと踏んだ相手だ――が、ひゅんと舌を伸ばしたが、
「っと、残念だったな」
ティクスはその舌を足場にして、くるりと宙を舞うと、その個体の背後へと着地した。
手にした枝の鋭い切っ先が、ガマガエルの背に突き付けられる。
ガマガエルは、もう、動けない。
「いくらリーチが長かろうが、懐に飛び込まれたら関係ねえだろう?」
言って――ティクスは、少し笑った。
戦場から、仲間達の声が聞こえる。
戦況は、目を瞑っていてもわかるくらいだ。
「どうだ? うちの連中は手ごわいだろう?」
こっちにも敵くれ! と叫ぶ、イダスの賑やかな声。
コルがそれに応じるのが、ぶん、と何か(ガマガエルだろう)が宙を飛んだ音でわかる。
クーノが風の足場から的確に銃を唸らせるのは、ティクスの位置からでも見えた。
「ぬめぬめカエルさんなんて、プリムの敵ではありません」
「おらおら! もっと強い敵はいねえのか!」
プリムローズとイダスの、事実上の勝利宣言。
それらを耳に、ティクスはガマガエルへと低い声で告げた。
「こっちも弱いものいじめをしたいわけじゃない。――退くなら見逃してやるぞ」
十二支団の活躍を前に、
プニ・ポヨ
は青の双眸をきらきらさせる。
「みんなが頑張ってるのは、困ってるひとがいるからなんだよね?」
「どうやら、そのようだね」
応じる
ロウシュカ・ヤナーチェク
の声は、少しだけ苦い。何故なら、
「だったら、僕もお手伝いしたい!」
と、純粋なプニが言い出すのが、目に見えていたからだ。
(正直、可愛いプニを危ないことには巻き込みたくないんだけどね……)
しかし、プニの気持ちを蔑ろにはしたくない。
頑張っているプニを応援したい、という思いがロウシュカの胸にはあった。
(なら、やることは一つ)
――『プニや他の皆と一緒に、騒動を解決するため頑張る』だ。
ロウシュカが決意し、胸の内に頷く前で、
「ガマガエルさんたち! いじめなんてかっこ悪いよ!」
と、プニは真っ直ぐに、懸命に訴える。
けれどそんなプニへと、意地の悪いガマガエルは、険呑な舌をひゅん! と伸ばして。
「ひゃ……!」
思わず口元を両手で覆うプニだったが、ガマガエルの舌はプニまでは届かない。
プニを庇うように前に立ったロウシュカが、ウンディーネの氷の矢で、ガマガエルの舌を撃ち抜いたからだ。
「どうだい、ひんやりしただろう? 冬眠したくならないかい?」
軽口めいた言葉とは対照的に、紫の双眸はどこまでも鋭い。
プニを大切に思うが故の気迫に、ガマガエル達は幾らかたじろいだ。
一方、プニの方は益々士気を高めて――正確には怒りを露わにして――いた。
下手をすればロウシュカに舌が届いていたかと思えば、常は柔和な表情が、きゅっと引き締まる。
「もー怒った! 魔法、かけちゃうからね!」
宣言して、プニが使うのはパックのいたずら魔法。
発動すれば、ガマガエル達はひっく! としゃっくりを連発させる。
「しゃっくり止まらないのって大変なんだから!」
しゃっくりの拍子に舌を噛む個体も続出で、ガマガエル達は大混乱だ。
よくもやったなとばかりにプニへと舌が伸ばされれば、
「頑張りやさんのプニを邪魔するいじめっ子にはお仕置きが必要だね!」
と、ロウシュカの氷の矢が容赦なく飛ぶ。
「うちの子の邪魔はさせないよ!」
戦場に、声が朗々と響く。どうやら、ロウシュカに睨まれたガマガエル達に勝ち目はなさそうだ。
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ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月24日
参加申し込みの期限
2018年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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